アースデイとは?4月22日は地球環境について考えてみよう
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「アースデイ(Earth Day)」という記念日をご存じでしょうか。聞いたことがある人もいれば、初めて耳にしたという人もいるかもしれません。アースデイは「地球環境について考える日」として、毎年4月22日に制定されています。
今回はアースデイや、日本で開催されているアースデイにちなんだイベントなどをご紹介します。
アースデイとは
アースデイは1969年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって初めて提起されました。その翌年にアメリカのG・ネルソン上院議員は「環境問題についての討論集会」を開催し、この集会が開かれた4月22日を地球のことを考える日、アースデイにすることを宣言しました。こうしてアメリカで生まれたアースデイですが、現在では世界各地でさまざまな活動やイベントが行なわれています。
アースデイの取り組みは?
例えば母の日ならカーネーションの花を贈る、バレンタインにはチョコレートをプレゼントするのが通例となっていますが、アースデイには決まったルールはありません。
「誰もが環境のために行動を起こせる」というのがアースデイのコンセプトなので、一人ひとりができることを実践すればアースデイに参加したことになります。ポイ捨てされたゴミをひとつ拾ってみる、節電を心がけてみるなど、自由な発想で考えて行動してみましょう。
日本で行なわれているアースデイのイベント
世界的な記念日となったアースデイは、日本でもさまざまなイベントが開催されているのでここでは4つのイベント、フェスティバルをご紹介します。
アースデイ東京2023
日程:2023年3月11日(土)~5月30日(火)
場所:代々木公園、宮下公園など
※代々木公園は4月15日(土)・16日(日)、宮下公園は4月22日(土)・23日(日)
2001年から毎年開催されている「アースデイ東京」は、2022年には約4万9,000人の来場者があった大きなフェスティバルです。メイン会場は代々木公園と宮下公園になっていめ、代々木公園では約170のNPO・NGOや自然に根ざしたブランドのブースが並び、コンサートも開催予定です。宮下公園では若手アーティストやクリエイターの作品の展示・販売や、フリーマーケットなどが予定されています。その他にも期間中にさまざまな場所でイベントが行なわれます。
アースデイin京都2023
日程:2023年4月15日(土)~23日(日)
場所:岡崎公園、京都府下全域
※岡崎公園は4月22日(土)・23日(日)
「アースデイin京都2023」は京都市にある岡崎公園をメイン会場として、京都府下全域をキャンパスに見立てて、さまざまな催しが企画されています。マルシェや青空ヨガ、ワークショップ、トークイベント、映画上映会などに参加することで、自分にとって「本当の豊かさ」や「幸せに生きる」とはどういうことかを振り返ることもできます。
アースデイ神戸
日程:2023年5月4日(土)・5日(日)
場所:みなとのもり公園
2007年に始まり、今年で17回目を迎えるのが「アースデイ神戸」です。毎年屋外で開催され、マーケットでの買い物を楽しんだり、購入したフードを芝生の上で食べたりと、広い空の下でのんびりと過ごすことができます。アースデイ神戸は「ゴミ0」を目指しているイベントのため、My食器の持参が推奨されています。お気に入りの食器を持ってエコなイベント参加を楽しんでください。
ハッピーアースデイ大阪
日程:2023年3月25日(土)・26日(日)
場所:久宝寺緑地
「ハッピーアースデイ大阪」は近畿大学の学生達が主体となり2010年にスタートしたイベントです。今では近畿大学だけではなくさまざまな大学の学生たちが集まり企画・運営を行なっています。今年のイベントはすでに終了しましたが、来年の参考にサイトやインスタグラムをチェックしてみてはいかがでしょうか。
この他にも日本各地でアースデイのイベントは開催されています。また、近年はオンラインでのイベントも開催されているので、興味があるものが見つかったら参加してみてください。
アースデイに個人ができること
イベントに足を運ぶ以外にも私たち一人ひとりにできることは沢山あります。気軽にできる身近なアクションの例をご紹介します。
- ポイ捨てされたゴミをひとつ拾う
- 環境問題について調べる
- 車を使わず、自転車や徒歩で移動する
- 洗濯物は乾燥機を使わずに外干しする
- 冷蔵庫の中をチェックし、廃棄になりそうな食材・食品を使って料理する
上記に挙げた例以外にも、普段の生活をほんの少し見直すだけで、それぞれのライフスタイルに合ったアクションがきっと見つかります。
まとめ
今回はアースデイについてご紹介しました。日々の生活が忙しいと環境や地球に配慮する余裕がなくなってしまいますが、アースデイをきっかけに日々の生活を振り返ってみたり、あらためて環境問題について考えてみてはいかがでしょうか。