世界最大級の環境イベント「アースアワー」とは?|明かりを消して地球を救おう

世界最大級の環境イベント「アースアワー」とは?|明かりを消して地球を救おう
SOCIETY

北半球と南半球を「消灯リレー」でつなぎ地球温暖化・生物多様性に関心を寄せ、行動を起こすきっかけとなることを目指す「アースアワー」を知っていますか?

気候変動が加速する中、地球の未来を守ることが急務となっています。

この記事ではわたしたちができるアクションのひとつとしてグローバルに展開されるアースアワーについて解説します。

EARTH HOUR(アースアワー)とは?

地球を囲む人々

アースアワーとは、地球温暖化防止と生物多様性への連帯の意思を示すことを目的に毎年3月の最終土曜日の20時30分から21時30分までの1時間、世界中で明かりを消すことが呼びかけられる環境イベントのことです。

世界100カ国以上で活動する環境保全団体WWFが先導し、グローバルに展開されています。

アースアワーの歴史と目的

シドニーの街並み

アースアワーは、2007年にオーストラリアのシドニーで始まり、多くの市民と企業を巻き込む1大ムーブメントとなりました。

日本でも東日本大震災後、被災地支援の機運もきっかけに全国へ広がりを見せ、現在では東京・横浜・広島を中心に各地でイベントが開かれています。

今日、190カ国以上、7000以上の都市で開催されているグローバルな催しとなっています。

アースアワーの目的や意義は、地球温暖化や生物多様性の危機に対する意識を高め、世界の人々に環境保護のための行動を促すこと。

地球温暖化問題は、もはや地球沸騰化と呼ばれるようになり、人類に残されたリミットは刻一刻と迫っています。

また、近年生物多様性は急速に失われつつあり保護の重要性が叫ばれています。合わせてネイチャーポジティブを目指すこともアースアワーの目的です。

アースアワーに参加するメリット

スケッチブックに描かれたMeritと7色の色鉛筆

アースアワーに参加するとどのようなメリットを得られるのでしょうか。

 自分のエネルギー消費や環境への影響について考える機会になる

日本に住むわたしたちは、スイッチひとつで電気がつく生活を送っています。

エネルギー問題がどこか遠くのことと思っている方ほど、アースアワーへの参加を通して自らのエネルギー消費のあり方を考えるとともに、参加する仲間のことを想うことでより一層の連帯感が生まれるはずです。

 地球の仲間としてのつながりや責任感を感じることができる

消灯リレーが世界をぐるりと一周するアースアワー。

多くの人々が参加する一大イベントに参画することで、自身も国や地域を超えたグローバルな一員であることを再認識できるのではないでしょうか。

暗闇の中で、星空や自然の音に耳を傾けることができる

テレビやスマートフォンを消せば、おのずと自然の声が聞きたくなるはずです。

普段は明かりをつけて生活していると気がつくことのできない風の音を感じたり、星空を見上げてゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

アースアワーに参加する方法

スイッチを押す人

自宅や職場などで、電気や電子機器のスイッチを切る

あなたが行うアクションは簡単。電気を利用する照明器具や電子機器のスイッチをオフにしてみましょう。

ソーラーランタンやキャンドルを用意しておくと、アースアワーをロマンチックな気分で過ごせるでしょう。

SNSやブログなどで、アースアワーについて発信する

SNSなどでアースアワーに参加する意思を投稿してみましょう。

「#EarthHour」「#アースアワー」のタグをつけてあなたの思う未来の地球像やエネルギー問題について思うことなど、普段は話しづらいこともアースアワーをきっかけにシェアしてみたら、新たな発見があるかもしれません。

アースアワーのイベントやキャンペーンに参加する

毎年、全国各地でアースアワー関連の催しが予定されています。

まずはお住まいの自治体でアースアワーのイベントが行われているか検索してみてはいかがでしょうか。

企業・団体だけではなく個人も環境保全団体WWFのサイトより参加の意思表明を行うことができます。

意思表明を行うことで、サイト上の日本地図表示される全国からの参加者一覧にあなたも加わることが可能ですよ。

アースアワーの効果

木々の中に光が差す様子

ここからは、アースアワーによる具体的な効果を見ていきます。

 一時的にCO2の排出量を減らすことができる

「アースアワーのたった1時間、電気を消すだけで起こるインパクトは小さいものなのでは」と考えているかもしれません。

しかし、世界中でこのムーブメントが実行されたらどれだけのエネルギー消費が抑えられるでしょう。

人々が一斉に電気を消すアースアワーでは、CO2の排出量を一時的ですが減らす効果があります。

光害による生態系への影響を減らすことができる

光害(ひかりがい)とは、街のネオンなど人間による過剰な明かりを原因として引き起こされる問題の総称です。

本来見えるはずの星空が見えない、睡眠のさまたげになるなどの悪影響が懸念されています。

不自然な光は、生物たちの生活リズムが大幅に崩れてしまうこともあり巡り巡って地球全体の生態系へ深刻な影響がもたらされてしまうのです。

アースアワーへ参加することは、生態系への影響を最小限に抑えることにもつながりますよ。

環境問題に対する関心や行動を持続させるきっかけになる

忙しい日々を過ごしていると、環境問題に関心があっても一人でアクションを起こし続けることへのハードルが高く感じてしまう人も多いと思います。

アースアワーへの参加を通し、環境問題へアクションを起こし続けることの大切さを改めて認識するとともに、モチベーション維持にもつながりますよ。

また、これらはSDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」や目標15「陸の豊かさも守ろう」にも貢献するものです。

アースアワーだけでなく、日常生活でできる環境保護のための行動

ペットボトルの入ったリサイクルの箱

省エネや節水などのエコライフを実践する

基本に立ち返り、省エネや節水など日常生活で取り組めることはないか見直してみましょう。

家電を買い替えるタイミングで省エネタイプにする、お菓子は個包装ではなく大袋のものを選ぶなどできることは多くあります。

再エネの電力プランに切り替える「パワーシフト」を行う

パワーシフトとは、再生可能エネルギーを中心とした電力へ移行していくことです。

今、世界は従来普及してきた化石燃料からの脱却に向かって進んでいます。

そこで太陽光、地熱、水力など自然由来の電力プランを供給している電力会社・プランへ切り替えることで環境に優しい電力を利用できます。

リサイクルやリユースなどの資源の有効活用をする

不用品が出たとき、すぐに捨ててしまっていませんか?

普段から近所のリユースショップをチェックするようにしておくと、いざ不用品が出たとき頼れる存在に。

またモバイルバッテリーなど小型電化製品は行政が回収窓口を設けていることもあります。

環境団体やNGOなどの活動に参加したり、寄付したりする

環境団体のパレードやビーチクリーン、街中のゴミ拾いなどが各地域で開催されています。

実際に足を運んでみることはもちろん、参加が難しい場合は寄付を利用してみてはいかがでしょうか。

いきなり寄付をすることにハードルの高さを感じる人は寄付付きの商品の購入やクレジットカードのポイントを提携団体へ寄付するなどからスタートしましょう。

まとめ

明かりの多い夜景

アースアワーの概要や、参加すると期待できるポジティブなインパクトや具体的な参加方法などを紹介しました。

環境イベントであるアースアワーをきっかけに、「環境問題にアクションを起こそう」と周囲の友人や家族に声をかけるきっかけにしてみませんか。

関連記事:アースデイとは?4月22日は地球環境について考えてみよう

関連記事:1年で1番長い夜「冬至」をキャンドルナイトでスローに過ごそう

公式サイト:EARTH HOUR

この記事をシェアする

TAGS

この記事書いた人

Check more...

ラベルレスボトル
SOCIETY

 ラベルレスボトルとは?|環境に優しい新しい飲み方を解説します

ブルーカーボンとは|企業・行政、海外での取り組みも紹介します
SOCIETY

ブルーカーボンとは|企業・行政、海外での取り組みも紹介します

リジェネラティブ農業|海外と日本の導入状況を比較
SOCIETY

リジェネラティブ農業|海外と日本の導入状況を比較

【2024年度版】おすすめのSDGsイベントをご紹介
SOCIETY

【2024年度版】おすすめのSDGsイベントをご紹介