サステナブルなハロウィンの過ごし方!新しい時代の楽しみ方を紹介

サステナブルなハロウィンの過ごし方!新しい時代の楽しみ方を紹介
LIFESTYLE

ハロウィンといえば、仮装やお菓子が楽しみの1つ。とはいえ、一方で大量のゴミやフードロスなど、環境への負荷も心配です。近年では特にSDGsに力が入れられており、またエシカルな生活に対する興味関心も高まってきています。

そこで、今年は「サステナブルなハロウィン」を過ごしてみませんか?

本記事ではサステナブルなハロウィンの楽しみ方について、具体例を交えながら楽しく過ごせるアイデアを紹介します。ぜひ本記事の内容を活用して、今まで以上に楽しい気持ちになれるイベントにしてみてください。

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王道なハロウィンの楽しみ方を工夫したアイデア2選

机に向かう人

まずは、お菓子作りやイベント参加などといった部分からサステナブルというキーワードをプラスしたアイデアを紹介します。

エコフレンドリーなお菓子選びをする

ハロウィンと言えば、お菓子は欠かせない要素です。しかし、個別包装の多用は環境負荷の増大につながります。今年は少し工夫を凝らし、環境にも配慮したお菓子選びを心がけてみましょう。

大容量パッケージの活用

個別包装された小袋のお菓子ではなく、大袋や箱入りのお菓子を選びましょう。これらを環境に優しい素材の小袋や、再利用可能な小容器に小分けすることで、プラスチックごみの削減につながります。

手作りお菓子へのチャレンジ

市販のお菓子に頼らず、自家製のお菓子を作ることで、添加物の少ない健康的な選択肢となるだけでなく、パッケージごみも大幅に削減できます。例えば「かぼちゃのエナジーボール」。

栄養価が高く、自然な甘さが特徴のこのエナジーボールは、冷蔵保存で約1週間持ちます。ハロウィンパーティーのおやつや、トリック・オア・トリートのお返しにも最適です。また、材料をアレンジすることで、様々なバリエーションを楽しむことができます。

フェアトレード製品の選択

チョコレートや紅茶など、フェアトレード認証を受けた製品を選ぶことで、生産者の支援にもつながります。これは、環境保護だけでなく、社会的公正の観点からも重要な選択となります。

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地元産食材の活用

地元の菓子店で購入したり、地元産の野菜や果物を使用したスイーツを作ったりすることで、輸送に伴う環境負荷を減らすことができます。同時に、地域経済の活性化にも貢献できる点で一石二鳥です。

サステナブルな仮装をしてみる

毎年新しい衣装を購入することは、環境負荷が高いだけでなく、経済的にも負担となります。今年は持続可能な方法で仮装を楽しみましょう。

クローゼットショッピング

新しい衣装を購入する前に、まずは自分の持ち物を見直してみましょう。既存の服やアクセサリーを組み合わせることで、意外な仮装が生まれるかもしれません。例えば、黒いワンピースに猫耳を付ければ簡単に黒猫に変身できます。

古着店の活用

地元の古着店やヴィンテージショップを訪れてみましょう。独特の雰囲気を持つアイテムが見つかる可能性があります。また、使い終わった仮装を寄付することで、3Rにも貢献できます。

ヴィーガンコスメの活用

特殊メイクに挑戦する際には、普段着でも十分にハロウィンの雰囲気を出すことができます。YouTubeなどをはじめとした動画サイトには、環境に優しい素材(例:ヴィーガンコスメ)を使ったメイクアップチュートリアルも多数あります。

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「地味ハロウィン」に参加するのもサステナブルな楽しみのひとつ

2014年から始まり、X(Twitter)をはじめとしたSNSで毎年話題になる「地味ハロウィン」。地味ハロウィンとは「身近にいそうな人に仮装する」取り組みのことであり、毎年さまざまな人々が独創的なアイデアで仮装を楽しんでいます。

2023年には渋谷区のイベント会場でおよそ140人が仮装を披露し話題となりました。地味ハロウィンでは「身近にいそうな人」が題材になるため、自分の手持ちの服や小物で仮装をすることが可能です。このことから、無駄にコスプレ衣装を購入することなく、発想力だけで楽しむサステナブルな楽しみ方が実現できます。

仮想空間で世界とつながる!「デジタル仮装パーティー」

VRCHATのスクリーンショット

今年のハロウィンは、オンラインで仮装パーティーを開いてみませんか?

例えば、VRChatなどといったメタバース空間をはじめとして、アバターを作ってバーチャル空間で交流すれば、遠くに住む友達や、海外の人とも一緒に楽しめます。移動がないため二酸化炭素の排出はゼロになり、かつ文化の多様性も味わうことができるため、まさに地球に優しいハロウィンになるといえます。

専用のアプリやウェブサービスを利用して、オンライン上で記念写真を撮影するなどを行ってみましょう。フレームやスタンプを使って、ハロウィン仕様にアレンジすることも可能です。また、メタバース空間内で実施されるハロウィンパーティーなどに参加することによっても、充分にハロウィン気分を味わえるでしょう。

SDGsを意識したハロウィンイベントの企画

ハロウィンを楽しみながら、持続可能な開発目標(SDGs)について考える機会を設けることも可能です。友人や職場の仲間と一緒に、社会貢献型のイベントを企画してみてはいかがでしょうか。

フードロス削減パーティー

規格外野菜や、消費期限が近い食材を使ったハロウィン料理を楽しむパーティーを開催します。これは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に直接関連しています。

例えば、可能であれば地元の農家や食品店と提携し、規格外野菜や余剰食材を入手してみましょう。参加者全員で創意工夫を凝らしたハロウィン料理を作成すれば、コミュニティの活性化にもつながります。

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エコ雑貨作りワークショップ

古布や廃材を利用して、ハロウィン関連の小物や装飾品を作るワークショップを開催します。これは、目標12に加えて、目標4「質の高い教育をみんなに」にも貢献します。

  • 古いTシャツを利用したトートバッグ作り
  • 空き缶やガラス瓶を使ったキャンドルホルダー作り
  • 古新聞や雑誌を使ったハロウィンリース作り
  • 不要になった傘の生地を利用したハロウィン風ペナント作り

子どもが多い家庭や学校、あるいは塾などといった施設では、上記のようなイベントを実施してみるのも有効ではないでしょうか。

まとめ

かぼちゃと箒の飾り

サステナブルなハロウィンは、ちょっとした工夫と意識の変革で実現可能です。環境に配慮しながら新しい楽しみ方を見出すことで、より深い満足感と達成感を得ることができます。

  • デジタル技術を活用し、環境負荷の少ないパーティーを企画する
  • お菓子選びや提供方法を工夫し、ゴミの削減と健康的な選択を心がける
  • 創造性を活かした持続可能な仮装を楽しむ
  • SDGsの理念に基づいたイベントを通じて、社会貢献の機会を創出する

単にハロウィンを楽しむだけでなく、上記を試してみることによって、日常生活における環境意識の向上にもつながります。一人ひとりの小さな行動が、より大きな変化を生み出す原動力となるでしょう。

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