エシカル消費とは?環境にも社会にもやさしい商品の選び方をご紹介します

エシカル消費とは?環境にも社会にもやさしい商品の選び方をご紹介します
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SDGsへの取り組みが注目されるようになり、「エシカル消費」という言葉を見聞きすることが増えてきました。

環境に良さそうなイメージはあるものの、具体的にどういうことなのか分からない方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は「エシカル消費」について、分かりやすくご紹介します。

エシカル消費とは?

「エシカル消費」とは、社会や環境に配慮した消費行動のことです。

「エシカル(ethical)」とは倫理的、道徳的といった意味をもつ言葉です。近年では環境保全や社会貢献という意味を含んで使われることが多くなりました。

エシカル消費はSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に関連しています。

購入した商品がどんな場所で、どんな人たちによって作られてきたものなのか。今まで気にしていなかった商品の背景に目を向けて商品を選ぶことで、SDGsへの貢献につながります。

また、私たちが手にする商品をつくるため、豊かな自然が破壊されたり、労働者が安い賃金で働かされたりするケースもあります。

そのためエシカル消費を行うことは、目標10「貧困をなくそう」や、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」の支援にもつながります。

エシカル商品の選び方

エシカルな植物

では、具体的にどんな商品を選んだらいいのか紹介していきます。

地元で生産された商品

地産地消を行うことで輸送エネルギーの消費を抑えられます。

地元で生産された商品は、道の駅や直売所、マルシェなどで購入することができます。外国産ではなく国産の商品を選ぶこともエシカル消費につながります。

地元産の商品は店頭に並ぶまでの時間が短いので、新鮮なうちに商品を手にすることができます。私たち消費者にとってもメリットがあると言えるでしょう。

フェアトレード商品

コーヒー豆やチョコレート、紅茶など発展途上国から輸入される原料や商品は、適正な価格で取引されたものを選ぶことで、貧困や不当な労働を防ぎ生産者を支援することにつながります。

国際フェアトレード認証ラベルのついた商品は国際的なフェアトレードの基準が守られているので、商品を選ぶ際の指標になります。

関連記事:フェアトレードとは?概念や仕組みを簡単に解説します!

エコ商品

毎日のように使う洗剤や日用品は使用頻度が高い分、環境に配慮したものを選びたいですよね。リサイクル素材を利用したものや、環境への負荷が少ないものを選ぶとよいでしょう。

例えばトイレットペーパーなら再生紙を使用したもの、洗剤なら植物由来成分を使用したものなどは環境にやさしいアイテムです。

購入する際には、エコマークやFSC認証がついているかチェックしてみるのもおすすめです。

このほかに、消費者庁では寄付付きの商品、障がいのある人の支援につながる商品、自然災害などの被災地の特産品などもエシカル消費につながると紹介しています。

旅行先でお土産を購入する際には伝統マークのついた商品を選ぶと、品質も保証され、地域の伝統工芸を支援することができます。

デザインにもこだわりたい!エシカルなセレクトショップをご紹介

ローカルのお店

環境や社会に貢献する消費は大切ですが、自分が気に入った商品を見つけて使いたいですよね。

近年、エシカルをテーマにしたセレクトショップが増えているので、まずはどんな商品がエシカル商品なのか実際に見に行ってみるのもおすすめです。

おしゃれで品質の良いものも多いので、お気に入りの商品が見つかるかもしれませんよ。

Ethical&SEA(エシカルシー)

Ethical&SEA アトレ川崎店

引用元:Ethical&SEA

Ethical&SEAはエシカル、サスティナブル、テックをコンセプトに、2021年3月にオープンしたばかりのセレクトショップです。渋谷や横浜に店舗があり、オンラインショップも運営しています。

オーガニックコスメやスキンケア商品、シリコン製のストローやタンブラーなどの日用品を取り扱っていて、どの商品もパッケージデザインがおしゃれです

お部屋に並んでいるのを眺めれば、おうち時間が楽しくなります。

詳細情報:Ethical&SEA|アトレ川崎店

THREE Life

Ethical&SEA アトレ川崎店

引用元:THREE Life

品川区の戸越銀座に店舗を構えるTHREE Lifeは、三世代にわたって安心して使える健康・美容アイテムが揃うショップです。

地球にも家族にも自分にも優しい暮らしを」をテーマに環境へ配慮した商品や、原材料や生産地にこだわった商品が並んでいます。

オンラインショップでは商品の説明に製品のこだわりや特徴が詳細に書かれているので、商品を選ぶ際の参考になります。

詳細情報:THREE Life

style table

style table DAIKANYAMA

引用元:style table

先にご紹介したEthical&SEAを運営する株式会社フラッグは、style tableというブランドも立ち上げています。

style tableは、エシカル、サスティナブル、ヴィーガンをテーマに、体や環境に良いものを気軽に手に取ってほしいと2019年にオープンしたセレクトショップです。

代官山に本店を構え、都内を中心にいくつか店舗を展開しています。20~30代女性の声を参考にしているため、おしゃれなアイテムが揃っています。

詳細情報:style table DAIKANYAMA

また、楽天市場内で展開しているEARTH MALL with RakutenにもSDGsに貢献する商品がラインアップされています。

お出かけしにくい日々が続いているため、オンラインショップを利用するのもおすすめです。

まとめ

ethical

今回はエシカル消費について紹介してきました。

日々の買い物では、価格や手軽さで選ぶことが少なくありませんが、その商品がつくられた背景やストーリーを知ってから選ぶことで、環境や社会に役立つことがあります。

エシカル商品は比較的価格が高い場合が多いですが、体にもやさしく、大切に使うことで長持ちもします。

日用品やコスメなど、身近なものからエシカル消費を始めてみませんか。

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