夏フェス持ち物リストガイド2025|快適&エシカルに楽しむための準備術


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夏フェスは、音楽だけでなく、空気感も楽しめる一大イベント。野外で聴くお気に入りのアーティスト、照りつける太陽、美味しいフェス飯。そのすべてを楽しむためには、ちょっとした準備が鍵を握ります。特に初心者の方は、「何を持っていけばいいの?」と不安になるかもしれません。
この記事では、そんな不安をまるっと解消するために、定番アイテムから、環境に配慮した“エシカルな選択肢”まで紹介します。もちろん熱中症にならないことを最優先にしつつ、地球にも、となりの誰かにもやさしいフェス時間を過ごせる情報を見ていきましょう。
フェスのマスト持ち物|忘れたら楽しめない基本アイテム
フェスで「あれがない!」と気づいたときには、もう遅いかもしれません。まずは、参加するうえで絶対に欠かせないアイテムたちを確認していきましょう。これさえ押さえておけば、最低限の不安はクリアできます。
入場に必須!チケット&スマホ管理
フェス参加において絶対に忘れてはならないのが言わずもがな「チケット」。最近ではスマホで提示する電子チケットが主流ですが、夜行バスなど移動中に携帯を使いすぎて充電切れ=入場できない!という最悪の事態も考えられます。スマホケースに紙チケットを一緒に入れるのもおすすめです。
また、アプリでのチェックインなどに備え、スクリーンショットを撮っておくと通信不良時にも安心。画面の明るさを上げておくことも忘れずにしておきましょう。
決済手段は複数用意して安心
会場内のキッチンカーや物販ブースでは、キャッシュレス決済に対応しているところも増えています。とはいえ、地方フェスや小規模店舗では現金オンリーのケースもあるので、少額の現金(1000〜3000円)とモバイル決済の併用がおすすめです。
ICカードや交通系電子マネーも使える会場では、あらかじめチャージを済ませておきましょう。財布は小さめ&斜めがけで落としにくい形が望ましいでしょう。
モバイルバッテリーは高容量×軽量タイプで
長時間の屋外イベントでは、スマホの充電が命綱。動画・撮影・SNS投稿・位置共有などで想像以上に電池を消耗します。10000mAh以上の大容量タイプを持っておくと おけば、安心感が違います。
さらに、エシカル視点で選ぶなら「ソーラー充電対応タイプ」もおすすめ。太陽光で充電できるバッテリーは、サステナブルな暮らしの第一歩としても人気です。
暑さ&日差し対策|自分と環境を守る“夏の防御力”
フェスの最大の敵といえば、真夏の太陽。楽しいはずの時間が、暑さや紫外線で体調を崩す原因にならないよう、暑さ対策グッズはしっかりと準備しておきたいところ。ここでは、機能性とエシカル性を兼ね備えた“夏の守り道具”を紹介します。
日焼け止めは海にも人にもやさしいものを
夏フェスで絶対に外せないのが、日焼け止め。長時間の直射日光を浴びるフェス会場では、こまめな塗り直しが肌トラブル防止の鍵です。ただし、成分にも注目を。海に流れ込むことでサンゴ礁に悪影響を与える「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」などを含まない“海にやさしい”日焼け止めを選びましょう。
おすすめは《ALLIE クロノビューティ ジェルUV EX》や《エトヴォス ミネラルUVセラム》など。肌への優しさと環境配慮のどちらも妥協したくない人にぴったりです。さらには最も気になる紫外線カットにも定評があるため、気になる方はチェックしてみてください。
帽子&サングラスで熱中症予防
帽子は直射日光を避けるだけでなく、体感温度を数度下げる効果がある重要アイテム。フェス仕様には、通気性と折りたたみ性の高いバケットハットや、あご紐付きのアウトドアハットが人気です。
さらにUVカット仕様のサングラスをプラスすれば、目からの日焼けや疲労感も軽減されます。再生プラスチック素材を使用した《Zoff EYE AM A HERO》などのアイウェアは、ファッションとエコの両立を叶える優れものです。
雨・風・天候変化への備えもマスト
「今日は晴れ」の予報でも、突然の大雨や強風に見舞われるのが野外フェス。天候の変化をなめてはいけません。快適さを保ちつつ、荷物や身体をしっかり守るための防雨・防風対策を確認しておきましょう。
ポンチョかレインコートか?選び方のポイント
夏フェスの天気は変わりやすく、急なゲリラ豪雨も珍しくありません。雨具は傘よりも動きやすいレインポンチョや軽量レインコートがおすすめです。ポイントは、「防水性+通気性+耐久性」。
《THE NORTH FACEのレインポンチョ》などは、撥水加工でありながら蒸れにくく、長く使える一品。再生ナイロンやPFCフリー素材など、環境に配慮した素材選びを心がけることで、エコな行動にもつながります。
荷物を守る防水バッグ・ポーチのすすめ
バッグの中身が濡れてしまうと、スマホやチケット、着替えなどが台無しに。そこで活躍するのが防水素材のサコッシュやポーチです。濡れて困るものはジップロックや専用の防水インナーバッグに分けて収納すると安心です。
《モンベル》や《アークテリクス》のバッグは、アウトドア用の防水性と軽量性を兼ね備えた秀逸なプロダクト。使い回しが利き、旅行やキャンプにも応用できます。
“あると快適”な便利グッズ|上級者のこだわり装備
忘れても致命傷にはならないけれど、あると断然快適になる。そのような「フェス上級者の秘密兵器」的アイテムたちをピックアップします。
ここでは、エシカル視点も交えて、使い勝手のよさと持続可能性を両立する選び方を見ていきましょう。
タオル・レジャーシートは多機能アイテムを選ぶ
汗を拭く・冷やす・日よけに使う・地面に敷くなど、タオルの使い道は無限大。オーガニックコットン製のものは、肌にも環境にもやさしくておすすめ。吸水性が高く、速乾性にも優れたフェイスタオルが理想です。
レジャーシートも、《キャプテンスタッグ》のような再生素材を使用した製品や、撥水加工済みのものを選ぶと濡れた地面でも安心して休めます。
虫よけ・冷感グッズでストレスを最小限に
夏の野外は虫との戦い。ディートフリーの天然成分虫よけスプレーなら、肌が敏感な方や子ども連れでも安心して使えます。虫よけブレスレットやアロマスプレーも、見た目も香りも楽しめるエシカルな選択肢です。
加えて、首元を冷やす《氷冷タオル》や充電式のネックファンなど、身体を冷やすアイテムは熱中症予防の強い味方。エコ志向の人には、保冷剤を入れて繰り返し使えるタイプがぴったりです。
また、下記の記事ではハッカ油を使用した虫よけスプレーの作り方や効果も解説しています。合わせてご覧ください。


携帯扇風機 or 手持ちファン?快適さの違いとは
近年は「個人用冷却デバイス」として定番になりつつある携帯扇風機。USB充電式+軽量+静音性のあるタイプなら、フェス中でも快適に使えます。風量が強めのネックファンは、両手がふさがらない点でも◎。
一方で、「電気を使わずに済む」うちわや扇子の持参も立派なエコアクション。地元工芸のうちわを選ぶと、ローカルの魅力も取り入れたサステナブルな装備になります。
おすすめの夏フェスコーデ&エシカル小物選び
夏フェスは服装も気にする必要があるポイント。おしゃれに振り切るのも良いですが、毎年の猛暑にはしっかりとした熱中症対策が欠かせません。
サステナブルなブランドやエコな素材を取り入れたフェスコーデ・小物で、ファッションを考えてみましょう。
Tシャツやサコッシュはサステナブルブランドから
SNSにも残したいフェスファッション。どうせなら環境にも配慮されたアイテムでコーデを決めたいものです。オーガニックコットンやリサイクル素材を使った《People Tree》や《Patagonia》のTシャツは、肌触りもよくて映えるデザインが豊富。
また、サコッシュや巾着は、再生ポリエステル製や脱プラ仕様のブランドを選ぶと、身につけるだけで意識の高さが伝わるアイテムに。中でも《KEEN》《Wataruブランド》などは人気です。
マイカトラリー・ストローで“推しメシ”をもっと楽しむ
フードエリアの盛り上がりもフェスの醍醐味。だからこそ、使い捨てではなく自分だけのマイカトラリー&ストローを持ち歩いてみませんか? 竹製、ステンレス製、シリコン素材など、軽量で持ち運びしやすいタイプが多数あります。
《象印のカトラリーセット》や《stojoの折りたたみストロー》など、デザイン性と機能性を兼ね備えたエシカルグッズが揃っている今だからこそ、食べる瞬間にも個性を込めましょう。
SNS映え×再利用できるアイテムとは
写真に写るアイテムも、ちょっとこだわるだけで「いいね」が変わる。たとえば、パッケージまで可愛い再利用マスクケースや、イラスト入りマイボトル、《nalgene》のカラーボトルなどは、撮っても使っても気分が上がる存在です。
当日の持ち物チェックリスト
準備万端のつもりでも、当日の朝に「あれ忘れた!」となるのはフェスあるある。そうならないために、前日や当日に見直せるチェックリストを用意しておくと安心です。プリントアウトやスマホ保存にぴったりなまとめリストをご紹介します。
チェックリストにして見直そう
最後に、前日や出発直前に見直すためのチェックリストを用意しておきましょう。以下のようなカテゴリ分けで、スマホメモや印刷用にしても便利です。
- チケット/身分証明書/現金・電子決済
- モバイルバッテリー/スマホ/防水ポーチ
- 帽子/日焼け止め/サングラス
- タオル/うちわ or 扇風機
- 雨具/レジャーシート/虫よけ
- フェスコーデ/サコッシュ/マイカトラリー
持ち物を整えることは、フェスを“ただ行くだけ”ではなく「自分でつくる体験」に変える第一歩です。
まとめ|夏フェスは「楽しさ」と「やさしさ」の両立を
フェスは、心を解放できる最高の場所。でもその楽しさは、ちょっとした気配りと準備で、もっと自由に、もっと心地よくできるものです。環境への配慮やまわりの人への思いやりも、難しいことではありません。ほんの少し選ぶものを変えるだけで、「エシカルフェス」は誰にでも始められる。
未来の地球にも、今日の自分にも、やさしく。この夏、自分らしいフェススタイルで、最高の一日を迎えましょう!