クリスマスマーケットとは?起源・楽しみ方・日本の人気スポットまで徹底解説


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年末の一大イベントといえば、クリスマス。その華やかな雰囲気を一層盛り上げてくれるのが「クリスマスマーケット」です。
近年では、日本各地でも冬の人気イベントとして開催されています。この記事では、クリスマスマーケットをさらに満喫できるよう、起源や楽しみ方、また国内の人気イベントまでご紹介します。
クリスマスマーケットとは?起源・楽しみ方・日本の人気スポットまで徹底解説
クリスマスマーケットとは?|意味と起源をわかりやすく解説


まずは、クリスマスマーケットの意味やルーツについて見ていきましょう。
クリスマスマーケットの定義とは?
クリスマスマーケットとは、11月下旬からクリスマスまでの数週間にわたってヨーロッパ各地、主にドイツ語圏を中心に開かれる伝統的な市場のことです。この時期になると、街はイルミネーションで輝き、広場には多種多様な屋台がずらりと並びます。
屋台では、フードやオーナメントなどのクリスマスグッズが販売されます。
発祥はドイツ・オーストリア圏の伝統文化
クリスマスマーケットの起源はドイツだとされています。最古のクリスマスマーケットについては諸説ありますが、そのうちの1つが1393年にフランクフルトで開かれたものです。
しかし、当時のクリスマスマーケットは現代のような華やかなイベントではなく、冬支度のために生活に必要な日用品を購入する場だったそう。長い年月をかけ、現在のようなクリスマスマーケットになったのは19世紀になってからのことでした。
今では、ドイツの主要都市だけでも2,500以上のマーケットが開催されています。特に「ニュルンベルク」「シュトゥットガルト」「ドレスデン」は「ドイツ3大クリスマスマーケット」として有名です。
ヨーロッパ各地で親しまれる「冬の風物詩」
クリスマスマーケットは、今や冬のヨーロッパを彩る風物詩となっています。本場ドイツのほかにも、オーストリアやフランス、スイス、ベルギーなどヨーロッパ各地でクリスマスマーケットが親しまれています。
例えば、オーストリア・ウィーンの市庁舎前広場で行われるマーケットではメリーゴーランドやスケートリンクなどが登場。大人だけでなく子どもも夢中になれるイベントとなっています。
クリスマスマーケットの魅力って?|5つの楽しみ方


ここでは、クリスマスマーケットを満喫するための5つの楽しみ方について見ていきましょう。
1. 本場のグルメやホットワインを楽しむ
クリスマスマーケットの醍醐味の1つが現地の料理を味わうことです。焼きソーセージやシュトーレン、プレッツェルなど、その土地の伝統グルメを楽しめます。
なかでもおすすめなのが、定番のホットワイン(グリューワイン)。赤ワインにオレンジピールやシナモンなどのスパイスを加えて温めた飲み物で、寒空のなかでも体をほっと癒してくれます。
2. ハンドメイド雑貨やオーナメントを探す
ツリーに飾るオーナメント探しも、クリスマスマーケットならではの楽しみ方の1つです。キャンドルやガラス細工、木製のおもちゃなどクリスマスムードを高めてくれるインテリア雑貨が多く並んでいます。
ハンドメイド雑貨は心が温まり、見て回るだけでも楽しいもの。ぜひ、お気に入りのアイテムを見つけてみてくださいね。
3. イルミネーションや音楽で非日常を味わう
クリスマスマーケット内はキラキラと輝くイルミネーションの光に包まれていて、つい日常を忘れてしまいます。
生演奏の音楽イベントが催されることもあり、来場者の気分をより一層盛り上げてくれます。マーケットを歩くだけでも、幻想的な雰囲気を味わえる特別な時間となることでしょう。
4. SNS映え間違いなしのフォトスポット
せっかくクリスマスマーケットを訪れたのなら、思い出の写真を残したいもの。会場内は、飾り付けられたツリーや可愛らしい屋台などSNS映え間違いなしのフォトスポットがたくさんあります。
昼間の風景も素敵ですが、夜になると会場がライトアップされロマンチックな雰囲気に。この季節にしか見られない光景を、ぜひ写真に収めてください。
5. 大切な人との“冬の思い出”づくり
大切な人と一緒にクリスマスマーケットに出かければ、心に残る素敵な「冬の思い出」になること間違いなしでしょう。寒空の下、グルメを楽しんだり屋台でクリスマスグッズを選んだりする時間は、心温まるひとときとなります。
日常を離れて、大切な人と特別な時間を共有するのにぴったりのスポットです。
どこで開催されている?日本の人気クリスマスマーケット


近年では、日本各地でクリスマスマーケットが開催されています。国内の人気クリスマスマーケットを2つ見ていきましょう。
東京クリスマスマーケット
東京クリスマスマーケットは、日本最大級のクリスマスマーケットで2015年の初開催以来、毎年規模を拡大しています。2025年は、神宮外苑と芝公園の2会場で開催される予定です。
イベントのシンボルは、ドイツから直輸入された高さ約14mの巨大クリスマスピラミッド。これは両会場に設置されますが、同一の都市に2基が同時に並ぶのは世界初とのことです。
また、各会場で異なるコンセプトが設定されているのも必見。神宮外苑ではグリム童話などをモチーフにした世界観が広がり、まるで物語のなかにいるような気分を味わえます。
一方の芝公園では、ドイツ各地の工芸品が並び歴史ある本場のマーケットを体感できます。
クリスマスマーケットin横浜赤レンガ倉庫
2010年に初開催された赤レンガ倉庫でのクリスマスマーケットは、冬の横浜の人気イベントです。2025年は、過去最大となる約12mのクリスマスツリーが見どころです。
会場内には、クリスマスマーケットの象徴であるヒュッテ(木の小屋)が並び、ドイツの伝統グルメや雑貨が販売されます。
また、毎年デザインが変わるオリジナルマグカップも大人気。SDGsの一環として、全店舗でエコ素材の食器や梱包材を使用し、脱プラスチックに取り組む点も注目ポイントです。
まとめ|寒い冬こそ、心温まるクリスマスマーケットへ出かけよう


長い歴史を誇るクリスマスマーケット。現在では日本にいながらも、本格的なクリスマスマーケットを体感できるようになりました。
グルメや雑貨など、楽しみ方はさまざま。寒くて凍えそうな冬でも、キラキラと輝く会場の雰囲気が心を温めてくれます。
この冬はぜひ、大切な人と一緒にクリスマスマーケットに足を運び、1年の締めくくりにふさわしい素敵な思い出を作ってくださいね。











