おすすめのSDGs教材・SDGs映画をご紹介

おすすめのSDGs教材・SDGs映画をご紹介
LIFESTYLE

昨今話題となっているSDGsを学ぼうと思っても、どのようにすれば良いのか分からないと思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで重要なのが「SDGs教材」や「SDGs映画」です。

授業で習うような堅苦しさのある座学よりも、より気軽に学ぶことができるのが特徴です。

この記事ではSDGs教材・SDGsd映画について詳しく解説します。

SDGsとは

地球儀を持ち上げている

そもそもSDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称であり、2030年までに達成するべき17の目標と169のターゲットが策定されています

環境問題や格差問題といった社会問題を目標に定め、解決するべく国連や国連加盟国含めて多くの国々で目指されています。

関連記事:SDGsについて|概念・取り組みに分けて解説します!

SDGsを学ぶ意義

ノートとペン

それでは、SDGsを学ぶ意義とは何かについて見ていきましょう。

企業・一般の方・子どもの3つに分けて説明するので、それぞれ参考にしてみてください。

企業が学ぶ意義

企業が学ぶ意義としては、企業全体でCSR活動やCSV活動に向けて取り組むにあたって、従業員にもその学びの場を与えることができる点です。

また企業は一般消費者よりも社会的な影響力が強いので、SDGsの目標達成に向けて大きな力を発揮することができます。

さらに、企業が一丸となってSDGsに取り組むことは、企業の良質なブランディングにも役立ちます。

採用面でも「この企業は社会課題にきちんと取り組んでいるんだな」と思ってもらえることができるので、人材が集まりやすくなると考えられるでしょう。

一般の方が学ぶ意義

企業人ではない一般の方もSDGsを学ぶことによってメリットを受けられます。

言わずもがなSDGsの目標達成に向けて貢献できるところや、またSDGs関連のコミュニティに入って交流の場を作ったり、環境問題や食料問題といった課題解決に対して運営されているサービスを利用することで日用品を地球に優しく購入できたりといったことが挙げられます。

子どもが学ぶ意義

将来の社会を担う子どもたちがSDGsを学ぶことは最も重要といえるでしょう。

子どもたちがSDGsに無関心だと、未来の地球社会が存続することができません

SDGs教材や映画、そのほかにも学校の授業などを活用して学んでもらうことによってSDGsの目標達成に貢献できるようになるということです。

SDGsを学ぶ方法

タブレット 本 ノート

SDGsを学ぶ方法としては、以下の方法が最もメジャーです。

  • SDGsに関する書籍を読む
  • YouTubeなどの動画サイトで動画を視聴する
  • ワークショップやコミュニティに参加する
  • SDGsについてのボランティア活動に参加する

特に本を読むことは最も手っ取り早いですが、最近ではFacebookをはじめとしたSNSを活用すればSDGsに関するコミュニティも多くあります。

それらを活用してSDGsを楽しく学んでみるのも良いでしょう。

また、earth-ismの各コラムを読んでみるのもおすすめです。詳しくは下記の記事をご覧ください。

おすすめのearth-ism関連記事:【地方創生とSDGs】地方における「持続可能なまちづくり」の取り組みを紹介

SDGsに関するおすすめの教材

図書館 机に本が積み重なっている

それでは、実際にSDGsを学ぶにはどのような教材が良いのかを紹介します。

こちらも企業向け・一般の方向けの2種類に分けて紹介するので、自分に合ったものを選んでみてください。

企業向け

企業人向けには以下のような書籍がおすすめです。

経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す

経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社"になって地域×業界No.1を目指す

1冊目に紹介するのは『経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す 』です。

SDGsを推進しているのは大企業ばかりと思っている方も多いかもしれませんが、この書籍では中小企業の事例をもとに、中小企業向けにSDGs推進について解説しています。

詳細:経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す

SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界

SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界

『SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界』は、どのような企業規模・業種にかかわらず、全てのビジネスパーソンが読むべき1冊になっています。

主に3つのセクションに分けて解説されています。

  • 1.SDGsに通底する世界観の理解
  • 2.ビジネス実装に役立つ思考法
  • 3.主要テーマの潮流をつかむ

この本を読むことによってSDGsの基礎的な考え方から、またビジネスにおいてどのように思考を転換させれば良いのかが分かるようになっています。

詳細:SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界

こんな会社で働きたい SDGs編3 (企業研究ガイドブック)

こんな会社で働きたい SDGs編3 (企業研究ガイドブック)

サステナビリティ研究の第一人者である慶応義塾大学の蟹江憲史教授によって書かれている「こんな会社で働きたい SDGs編3 (企業研究ガイドブック)」。

サステナブルな社会の実現に向けた企業の取り組みを総力取材し、株式会社メルカリや株式会社ダスキンといった名だたる企業をはじめとした企業事例を紹介しています。

詳細:こんな会社で働きたい SDGs編3 (企業研究ガイドブック)

一般の方向け

次に、一般の方はどのような本で学んだら良いのかを紹介します。

SDGsの目標達成に少しでも関心のある方はぜひ参考にしてみてください。

CLIL 英語で考えるSDGs

CLIL 英語で考えるSDGs

『CLIL 英語で考えるSDGs』は大学などの授業で使用するため、日本語訳や模範解答などはついていないことに注意が必要ですが、これからの社会を考えるきっかけになります。

お互いに意見を交換し合い、また語彙や発音、文法などを教材を通して学ぶことができます。

詳細:CLIL 英語で考えるSDGs

WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs

WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs

ノーベル平和賞を受賞したこともあるムハマド・ユヌス氏が推薦しているのが『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』です。

201カ国から集まった夢のストーリー×SDGsで分かるリアルな世界を紐解いていきます。

ストーリー形式で読むことができるので、小説を読む感覚でスルスルと読書することができるでしょう。

詳細:WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs

世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本

世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本

『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本』は、読者満足度99.9%を誇る評判の高いSDGs教材です。

身近なシーンのSDGs導入マンガが17話入っており、またコラムが充実していることもあり、読みやすい形になっています。

詳細:世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本

SDGsを映画で学ぶメリット

映画館

SDGs教材を紹介しましたが、書籍以外にも映画でSDGsを学ぶという手段もあります。

映画は物語形式・ドキュメンタリー形式といったビジュアル的に見やすい形式で進むので、活字を読むよりもカジュアルにSDGsを学ぶことができるのです。

読書にどうしても抵抗がある、という人にとっては映画を見てみるのもおすすめです。

次の章でおすすめの映画を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

SDGsに関するおすすめの映画

テレビで動画作品を選んでいる女性

SDGsに関するおすすめの映画を紹介します。

どれも評判が高く見やすい仕上がりになっているので、1人で見るのも友人・知人との鑑賞会で活用するのにもおすすめです。

たねと私の旅

「たねと私の旅」は、数々の映画賞を受賞している話題の映画です。

「私たちはいつの間にか遺伝子組み換え食品を食べている」をテーマに、主人公であるオーブが普段食べている食べ物の背景を知り、カメラを持って家庭菜園の外に飛び出す物語です。

詳細:たねと私の旅|たんぽぽフィルムズ

ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇

ドキュメンタリーを見ているということを忘れてしまうほどの没入感、と話題である「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」は、シーフード産業の問題を取り上げた映画です。

現代では「海の奴隷」と呼ばれる人々が存在し、世界有数の水産大国であるタイには、人身売買業者に騙されるなどして漁船で奴隷労働者として働かされている人々がいるといいます。

日本もタイからツナ缶などを輸入しているため無関係とはいえません。

海の奴隷たちの実態を取り上げている希少な映画なので、ぜひご覧ください。

詳細:ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇|ユナイテッドピープル

ゲイビー・ベイビー

「ゲイビー・ベイビー」は、同性カップルに育てられている子ども「ゲイビー」たちの日常生活を追い、子どもの目線から家族の多様性をとらえたドキュメンタリー映画です。

LGBTの人々がどのように生きやすい社会にするかもSDGsの大きな課題です。

数人の子どもたちを主人公にし、それぞれの親が持つ偏見や先入観と戦い、また社会との隔絶に葛藤する姿を見ることができます。

自身もゲイビーであるマヤ・ニューウェル監督によって、ユーモラスにゲイビーたちの日常を描きます。

詳細:ゲイビー・ベイビー|映画.com

まとめ

アッパーアンテロープキャニオン

この記事ではSDGs教材やSDGs映画について紹介しました。

SDGsは堅苦しいものだと思われがちな節がありますが、映画や本を通すことによってよりカジュアルに知識を手にすることが可能です。

ぜひ今回紹介した作品を手に取ってみて、SDGsを学んでみてください。

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