フェムテックの商品・サービスをご紹介|“生きづらさ”の解決策となる新たなジャンル
Contents
Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた言葉、Femtech(フェムテック)
月経・妊活・不妊・婦人科系疾患・更年期症状などの女性の身体を持つ人特有の悩みを、テクノロジーで解決する商品やサービスのことを指します。
今まで、こうした身体の悩みはタブー視され、社会から見過ごされてきました。
しかし、女性の社会進出が進んだこと、SDGsの17の目標で「ジェンダー平等を実現しよう」が含まれていることから、解決策の一つとして、日本でも「フェムテック」が注目を集めています。
今回は、フェムテックの商品・サービス例をご紹介していきます。
フェムテックの商品・サービスをご紹介|“生きづらさ”の解決策
フェムテックという言葉の定義は曖昧ですが、女性の身体を持つ人特有の悩みを解決するための商品やサービスであればフェムテックに含まれると考えられています。
フェムテックのカテゴリーは幅広く、月経からメンタルヘルスケアまで多岐に渡ります。
今回は、悩みの声が特に多い「月経」「妊活・不妊」「妊娠」「更年期症状」にまつわるフェムテックの商品・サービスの一部をご紹介していきます。
月経周期管理アプリ
フェムテックの中でも1番メジャーなカテゴリーなので、使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
具体的には下記のようなアプリがあります。
- ルナルナ
- Clue(クルー)
- ケアミー
月経は1ヵ月に1回くらいでおこりますが、サイクルの日数は人によって異なります。また、サイクルは自分自身の体調によっても変わるため、毎月必ず同じサイクルとは限りません。
お出かけのスケジュールを決めるとき、婦人科を受診するときに、月経周期管理アプリで管理をしていると便利で安心です。
生理ショーツ・月経カップ
生理ショーツはショーツそのものに特殊な生地が付いており、水分を吸水する構造になっています。ナプキンによる擦れ、かぶれ、かゆみ、臭いを軽減してくれるアイテムです。
月経カップはシリコンやゴムなどの柔らかい素材で作られたカップ型の生理用品。膣内に最大12時間、挿入しておくことができ、カップに経血を溜めて使います。
多くの人が使っているナプキンやタンポンと違い、生理ショーツや月経カップは、洗って何度も繰り返し使えることから環境面や経済面でもメリットがあるのが特徴です。
経血量が多い時はナプキンやタンポン、経血量が少ない時は生理ショーツ、1日家にいる時は月経カップなど、ご自身の体調と合わせて使い分けるのがオススメです。
デリケートゾーン用ケア製品
お風呂で身体を洗うとき、ボディソープで全身を洗っていませんか?
粘膜に近いデリケートゾーンは、体や顔の皮膚とはpHが異なります。市販のボディソープはアルカリ性に偏っているものが多く、炎症やかゆみなどのトラブルの原因になることも…
そこで、使ってほしいのがデリケートゾーン専用のソープです。
デリケートゾーン専用ソープは、pHバランスを崩さない弱酸性で出来ています。デリケートゾーン専用の保湿製品と一緒に、日々のボディケアルーティンとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
妊孕力検査キット
妊孕力(にんようりょく)とは、妊娠する力のこと。
不妊に悩む人、将来子どもを望む人が自分の妊孕力を知る方法として「妊孕力検査キット」というものがあります。
妊孕力検査キットは、自宅で簡単に卵巣年齢をチェックできるサービスです。ウェブサイトから申し込み、自宅で採血・郵送すると、ウェブ上のマイページで検査結果が確認が出来ます。
自宅で手軽に妊孕力検査を受けることで、婦人科への早期受診や不妊治療に繋がります。
結婚・出産など将来のライフプランを考える上で、自分の妊孕力を知ることは非常に大切であると言えます。
骨盤底筋トレーニンググッズ
産後に膣の筋力が戻らない人、更年期に多い「尿漏れ」に悩む人にオススメのグッズです。
骨盤底筋は子宮や膀胱などの臓器を支える役割をしていますが、出産や加齢により骨盤底筋が衰えると尿漏れや頻尿などの症状がおこります。
膣内に入れたデバイスとアプリが連動してトレーニングを補助してくれるグッズもあります。自分の骨盤底筋の状態を感知することでトレーニングが正しく行えているか、アプリでチェックが出来ます。
骨盤底筋は、普段から歩き方・姿勢を意識することで鍛えることも出来ますが、専用のトレーニンググッズも役に立ちます。
まとめ|フェムテックの商品・サービスをご紹介
日本医療政策機構が行った「働く女性の健康増進調査2018」によると、PMS・(月経前症候群)や月経随伴症状といった月経周期に伴う心身の変化、更年期症状や更年期障害によって仕事のパフォーマンスが元気な時と比べて半分以下になると、約半数の人が回答をしています。
日本は2021年の各国における男女格差を測るジェンダーギャップ指数で156カ国中120位でした。
「月経」「妊活・不妊」「妊娠」「更年期症状」など…。女性の身体を持つ人特有の健康課題に対して、解決策が必要となっています。
フェムテックは、今まで我慢するのが当たり前であった身体の悩みを解決する手段、誰もが生きやすい社会を作る手段の一つです。
身体の悩みは性別、年齢関係なく全ての人にあると思います。
全ての人にとって生きやすい社会を作るため、自分らしく生きるためのツールとして「フェムテック」は今後も進化していくはずです。
≫Amazonで「月経カップ」を購入する
≫Amazonで「吸水ショーツ」を購入する