【徹底解説】フェアトレードのバナナってどういうものだろう?
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栄養価が高く、消化も良い。1年を通していつでも手に入れることができ、世界中で愛されているバナナ。
バナナを売っていないスーパーはないほど、わたしたちの生活に欠かせない存在になっています。
さまざまなフェアトレード商品がある中でもバナナは人気もり、よく購入されている商品のひとつです。
今回は、そんなフェアトレードのバナナについて詳しく解説していきます。
フェアトレードのバナナとは
フェアトレードバナナとは、生産のコストに見合った金額で取引を行うことによって、発展途上国の生産者がよりよく暮らしていけるようにお金の保証がされているバナナのことです。
1997年から販売が始まったフェアトレードのバナナは、フェアトレード商品の中でも順調に売上を伸ばしています。
フェアトレードで生産することのメリット
生産者が安心して生活できるようにするため、自分たちの力で生活の質を向上させるために出来たフェアトレードという制度。
とある会社のフェアトレードバナナでは、適正な価格での取引に加えて、バナナ1袋につき4円を生産者やその家族に還元しています。
還元されたお金は、バナナ農園の生産者の住宅環境改善、生産者の子どもたちが通う学校の建設、下水道や道路の整備など、バナナを生産している地域のためになることに活用されています。
フェアトレードバナナの特徴
バナナと言っても、味、価格、産地、栽培方法がさまざまありますが、味は違うのでしょうか。
味はバナナを育てる場所の標高で変わってきます。
標高が500メートルを超える場所であれば、寒暖差などにより甘く育ちます。標高が低い場所で育てるとさっぱりとした甘さ、標高が高い場所だとコクのある甘さになります。
フェアトレードバナナの産地であるコロンビアのサンタマルタでは、標高は低いものの、昼と夜で寒暖差があります。そのため、他の標高が低い場所よりもバナナが甘く育ち、甘さと酸味がちょうど良い加減になるそうです。
収穫されたバナナは、形や大きさ、香りを確かめられます。洗浄や箱詰めも人の手で行っており、丁寧に作られているのがわかりますね。
バナナの生産における問題点│フェアトレードバナナ
フェアトレードではないバナナの場合、生産過程において環境などに問題点があります。
農薬の大量使用
フェアトレード以外のバナナでは、農薬が大量に使われています。バナナを大量生産するために効率良く育てていかなければならず、病気にかかりやすいバナナに大量の農薬が必要となるからです。
生産者の体に健康被害が及ぶ可能性もあります。また、生産者や生産地付近の人々にも農薬の空中散布によって、地域に農薬の被害がもたらされているところもあります。
生産地付近の地域に住んでいる人たちが食べるものにも、農薬が付着していることも多いです。
不安定な賃金
生産者の貧困も問題になっています。
フェアトレード以外のバナナは、安い値段で買うことができます。スーパーでも1袋あたり100円などで買えることもありますよね?
安い値段のバナナを購入することで、生産者にはどれだけのお金が入っているのでしょうか?
実は、ほとんどのお金が企業側に渡り、生産者は不安定かつ少しの賃金しかもらえない状況にあります。せっかく苦労してバナナを作ったのにも関わらず、賃金が不安定という実態はかなり悲惨です。
私たちにできること│フェアトレードバナナ
私たちにできることは、生産者に優しい、フェアトレードのバナナを買うことです。
フェアトレードのバナナは有機栽培もされているものや、農薬不使用なものもあります。
フェアトレード商品は生産者の労働に見合った値段で販売されており、生産者の経済的自立を支援しています。フェアトレードの認証ラベルがついたバナナが基準を満たしているものです。
また、消費についてもう一度自分の中で考えてみましょう。安く手に入るものは確かに魅力的ですが、「消費とは何か」と根本的に問い直すことも必要です。
バナナの生産者の権利を守るためにも、消費者が適正な価格で取引することが良いことと思えるようにしましょう。
将来のことを考えて、少し自分の見方を変えることで、世界が良い方向に進むはずです。
身近で購入できるフェアトレードバナナ
生活協同組合ユーコープ
ユーコープではペルー産のフェアトレードバナナが購入できます。
ペルーの機構は寒暖差が大きく、甘みの強いバナナが育つのが特徴です。
ユーコープではフェアトレードバナナ(500g)の購入で、約4円が労働者に還元されます。
これまで還元金で行われた取り組みが以下のページで共有されています。
定期的に購入ができるため、バナナをよく食べる方はご検討してみてはいかがでしょうか。
参考サイト:生活協同組合ユーコープ
田辺農園のバナナ
田辺農園のバナナはエクアドル産のバナナです。
レインフォレスト・アライアンス認証を取得しており、労働者、環境保全のことが考えられたバナナになります。
バナナの生産は広島出身の田邊正裕が行っており、ローソンやマルエツなどのコンビニ・スーパーで購入が可能です。
身近なところで購入しやすいので、マルエツやローソンがお近くにある方は探してみてください。
参考サイト:ANAフーズ株式会社
まとめ│フェアトレードバナナ
バナナの問題点、私たちにできることをお話ししてきました。
生産者のことを考えて「物」を購入するという考え方をしたほうが、地球に優しいです。今までの消費の仕方を見直して、フェアトレード商品を意識して購入することが、大事なのではないでしょうか。