エシカルフラワーとは?エシカルな暮らしのススメ
結婚式や誕生日など、お祝い事でお花を贈ることがあると思います。
日本では年間30億本ものお花が販売されていると知っていますか。
現在この30億本のうち10億本を超えるお花が廃棄されており、フラワーロスが問題とされています。
そこで今回はこのフラワーロスの解決策となる「エシカルフラワー」について紹介していきたいと思います。
エシカルフラワーとは
市販されているお花のほとんどは規格に合ったものが販売される一方、規格外の花や余った花は廃棄されてしまいます。
その廃棄されてしまう花を“ひとりでも多くの人に見てもらえるように持続可能な形に変化させた花”として、ドライフラワーにしたものを「エシカルフラワー」と呼んでいます。
通常のドライフラワーとの違いは、主に乾燥の方法。花が枯れていく過程で起こる色の劣化を防ぎ、生花に近い状態でドライフラワーが仕上がります。
エシカルフラワーのつくり方
通常のドライフラワーは、いわゆる「ハンギング」と言われ吊るして干し、1〜2週間かけて仕上げられます。
それに対しエシカルフラワーは、機械で瞬間的に乾燥させます。
そのため、前述したように生花に近い状態のままをキープできるのです。
エシカルフラワー事業を営む「株式会社ethica」
エシカルフワラーを生み出した株式会社ethicaは2022年2月設立 。
エシカルフラワーを作ることで、年間10億本のロスフラワーの削減と過剰生産の抑制に貢献し、花を通じてエシカルな活動に貢献している会社です。
輸送時や販売時期に傷や痛みが発生し販売できなくなったものや、イベントやお祝いで役目を終えた花など、廃棄される予定の100%ロス対象フラワーが原材料として使用されています。
エシカルフラワーSHOP「ethica lab」
株式会社ethicaが2022年10月蔵前にオープンした「ethica lab(エシカラボ)」。
設立から約8ヶ月間は受注販売やオンライン販売をメインに行なっていましたが、「実際に目で見てエシカルフラワーを選べる」店頭販売を開始しました。
ドライフラワーやスワッグはもちろん、ロスフラワーを使用したフラワーボトルやアクセサリー、サシェなど幅広いアイテムが揃えられています。
まとめ
ちょっとした傷や形のいびつさで、まだ美しいのに破棄されてしまう花を救うエシカルフラワー。
エシカルフラワーを購入することでサスティナブルな活動に貢献することができます。
日常のちょっとした選択をエシカルなものにするだけで、花を救うことができるのは嬉しいですよね。
SDGsが注目されている今、エシカルフラワーやロスフラワーを使ったアイテムはギフトにもぴったりではないでしょうか。