オーガニック紅茶おすすめ5選!|オーガニック紅茶とは?
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あなたは「オーガニックの紅茶」を知っていますか?
安心、安全のイメージが浮かぶオーガニック紅茶は、どんな基準や種類があるのでしょうか。
オーガニックを語ることのできる具体的な基準や、実際のお買い物にも役立つこと間違いなしのおすすめオーガニック紅茶の紹介、また、今オーガニック紅茶を選ぶべき理由やメリットなども交えながら解説します。
日本のオーガニック規格:有機JAS
そもそも、「オーガニック」と言っても国によって基準や厳しさなどはバラバラです。
コスメ、コットンなどオーガニックにはさまざまな分類がある中で、紅茶は有機農産物加工食品の分類となります。
農林水産省が定める有機JAS規格をクリアしたものが、オーガニック紅茶として販売することができるのです。
有機表示について、農林水産省は以下のように定義しています。
有機食品のJASに適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
この「有機JASマーク」がない農産物、畜産物及び加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
オーガニック紅茶を選ぶときは、信頼できる有機JASをチェックしましょう。
オーガニック紅茶のメリット
オーガニック紅茶を選ぶ意義を知ることで、より理解を深めることができます。
オーガニック紅茶のうれしいポイントを2つ紹介します。
農園で働く人々や飲む人の健康に優しい
農薬や化学肥料を大量に使用した茶葉栽培は、多くの問題を引き起こすことが懸念されています。
世界最大の紅茶生産国として知られるインド国内で販売されている茶葉を対象として、国際環境NGOグリーンピースが行った残留農薬の調査では、EUが定めた残留基準値を超える農薬が検出されるなどの結果が報告されているのです。
環境に配慮した農薬や化学肥料の基準をクリアしているオーガニック紅茶を選択することは、わたしたちの健康に優しい他農業従事者の健康被害を防ぐことにもつながります。
生物多様性を守る
商業的な利益を優先してきた従来の大量生産・大量消費型の農業では、農薬や化学肥料によって本来生息していた生態系が破壊されてきました。
オーガニック紅茶を選ぶことで、生き物の生息地を守りながら持続可能な栽培が可能となります。
紅茶の種類
そもそも紅茶とは、チャの木の葉から作られており、製法により緑茶、ほうじ茶などに分類されます。
代表的な紅茶の種類を以下で確認しましょう。
アッサム
代表的な産地はインド北東部のアッサム地方です。
濃厚・芳醇で甘めの香り、コクがありミルクティー向きとされています。
ウバ
代表的な産地はスリランカの南東部に位置するウバ地方。
さわやかな香り・独特の渋み・パワフルな味わいが特徴的で世界三大紅茶のひとつです。
キーモン
代表的な産地は中国の安徽(あんき)省南部です。
世界三大紅茶のひとつで、花香を思わせる華やかさやまろやかな味わいが特徴。ストレートでスモーキーな香りを楽しむことがおすすめです。
ダージリンティー
代表的な産地はインド北東部の標高500~2000mに位置するヒマラヤ山脈。
特に春先に収穫されるものは甘い香りとフレッシュさが楽しめるファーストフラッシュ、初夏から夏にかけて収穫されるものは安定した渋みとコクが特徴的なセカンドフラッシュに分類されます。
ヌワラエリヤ
代表的な産地はスリランカ中央部の中央山岳地帯です。
渋みが緑茶に近いと評され、ストレートでその芳しさを味わっていただきたい茶葉です。
アールグレイティー
フレーバーティーのひとつで、様々な茶葉にベルガモットの香料を添加したものを指します。
柑橘系ならではの爽やかな香りはアイスティーとしても重宝されています。
おすすめオーガニック紅茶5選
English Tea Shop
English Tea Shopはイギリス生まれのオーガニック紅茶メーカーです。
世界55か国に展開しており、日本の販売においては有機JASを取得。
サステナビリティに注力しており、包装にもコンポスト可能な素材を採用、産地スリランカにおけるフェアトレードの取り組みも行っています。
ダージリンティーや有機スパイスをたっぷり配合したチャイブラックティーなどのラインナップが揃います。
HARNEY & SONS
HARNEY & SONSは、NY発のプレミアムティーブランドです。オーガニックティーはアッサムやダージリンなどを取り扱っているほか、公式サイト上では賞味期限が近付いた茶葉をプライスダウンして販売するロスレスの取り組みも行います。
ひしわ
ひしわは、無農薬・有機栽培・国産100%を掲げる日本のメーカーです。
日本で初めて、紅茶などの有機認証を取得したことでも知られています。
マイボトルでも使いやすい水出しアールグレイティーバッグや、寒い時期にうれしい自社製生姜をブレンドした紅茶などが展開されています。
詳細:ひしわ
KUSMI TEA(クスミティー)
KUSMI TEAは、150年以上の歴史を持つパリ生まれのティーブランドです。
エシカルブランドとなるため、自社で扱う原料を数年間かけてオーガニック原料へと転換しました。
WWF(世界自然保護基金)とコラボした寄付付きのオーガニックチャイなどの取り組みを行っています。
詳細:KUSMI TEA(クスミティー)公式オンラインブティック
Highgrove(ハイグローヴ)
Highgroveは、チャールズ皇太子が立ち上げた英国王室オーガニックブランドです。
アパレル、ジュエリーなどのカテゴリーのひとつとして紅茶商品を扱っています。
日本での取り扱いは少ないですが、Amazonで販売されているアールグレイティーとジャムのセットなどは贈り物として重宝しそうです。
詳細:ハイグローヴ
まとめ
オーガニック紅茶の種類から、日本のオーガニック規格である有機JAS、おすすめの紅茶まで取り上げました。
オーガニック紅茶を生産するブランドは、環境に優しいパッケージを採用したり、フェアトレードに取り組んだりするなどオーガニック以外にも社会貢献につながるアクションを採用しているケースも多くあります。
環境や自分に優しいオーガニック紅茶を選択することで、いつものティータイムから心豊かに過ごすきっかけになるかもしれませんね。