代替肉とは?代替肉を食べるメリット、お店をご紹介します
お肉や魚などの動物性の食材を一切食べないライフスタイル、”ヴィーガン”が最近、話題となっています。
SNSなどでヴィーガンについての話題になる中で、代替肉という言葉を目にすることも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ヴィーガンの方、お肉を食べる量を減らしている方に注目されている「代替肉」についてご紹介していきたいと思います。
代替肉とは?代替肉を食べるメリット、お店をご紹介します
代替肉とは?
大抵の人は「代替肉は大豆などを使って作ったニセのお肉」などの認識だと思いますが、実は2種類あります。
- 大豆などを扱った植物からできている植物肉
- 肉の細胞から作られる培養肉
「植物肉」と「培養肉」、この2つを総称して代替肉と呼びます。
現在は植物肉の方が流通量が多いため、一般的には代替肉=植物肉という認識がされています。
では早速、それぞれの特徴についてみていきましょう。
植物肉
植物肉は、大豆やエンドウ豆などの植物性素材を原料にして作られた代替肉のことをいいます。
一般的なのがミンチタイプの形状のお肉で、ソーセージやハンバーガーのパティなどで使用されています。
「大豆ミートのミートボール」など、スーパーなどで目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
植物肉は培養肉に比べて生産工程が楽なため、一般に流通しています。
培養肉
培養肉とは、牛などの動物の細胞を培養することで作り出されたお肉のことをいいます。
この技術を使うことで牛や鳥などを殺すことなくお肉を食べることが可能になるのですが、実用化が難しく、2020年の12月にシンガポールで初めて一般に提供をされました。
そのため、現在の日本ではまだ流通がしていない代替肉です。現在も研究が進められており、これからの開発に期待がされています。
代替肉を食べるメリット
代替肉が社会に広まっている理由の1つとして、環境への配慮が挙げられます。
実は、牛などの家畜を飼育する過程で、地球環境には大きな負荷がかかっています。
2013年の国連食糧農業機関(FAO)の報告によると、世界の温室効果ガスの排出量のうち、畜産業界だけで14%になるとされています。
問題は、温室効果ガスだけではありません。
家畜を飼育する過程で使われる水の量や土地の面積でも畜産業界は問題を抱えています。
植物由来の代替肉を製造するアメリカ企業「ビヨンドミート」のイーサン・ブラウンCEO(最高経営責任者)によると、代替肉は牛肉と比較すると、
- 水の使用量は99%
- 土地の使用面積は93%
- 温室効果ガスの排出量は90%
- エネルギー使用量は50%
それぞれ削減できるとのことです。
SDGsの目標とも深く関わってきますが、牛肉などの代わりに代替肉を食べることで、地球環境の問題に貢献することが出来ます。
代替肉が食べられる、買えるお店
代替肉が地球環境に良い食品であることは伝わったと思いますが、代替肉が一体どんな味なのか気になりますよね。
環境に良くても、美味しくなくては食べることは出来ません。ここからは、身近で代替肉が試せるお店についてご紹介していきたいと思います。
バーガーキング
ハンバーガーチェーン店の「バーガーキング」です。こちらではプラントベースワッパーという商品を扱っています。
プラントベースワッパーでは、動物性のパティ(パンに挟まれたお肉)の代わりに、大豆原料100%の植物性のお肉が使われています。
私たちが普段から口にするハンバーガーで、気軽に代替肉を試すことができるのでオススメです。
ネクストミーツ
植物性代替肉を取り扱っている「ネクストミーツ」です。
ネクストミーツでは、牛丼やハンバーガーなど植物性の代替肉を使用した幅の広い冷凍商品を販売しています。
ネクストミーツの商品はイトーヨーカドーでも取り扱いをしているため、1度試してみたいという方はイトーヨーカドーでチェックしてみてください!
ネクストミーツの公式サイトでも購入が可能です。
まとめ|代替肉とは?代替肉を食べるメリット、お店をご紹介します
今回は代替肉の紹介からメリット、食べられるお店について紹介していきました。
地球環境のためだから…と、無理に”ヴィーガン”にならなくても大丈夫。
週に1度だけお肉を食べない日を作る、レストランに行ったとき代替肉のメニューを選んでみる等、自分のライフスタイルに合った方法で食品を選択していきましょう。
今は普通のスーパーでも「植物肉」を売っているところが多いので、先ずはいつも行っているスーパーでチェックをしてみてください。
これからどんどんと研究が進んでいき、もっと気軽に代替肉が食べられるようになるのが楽しみですね。