【体験談】シェアリングサービス「LUUP」の電動キックボードに乗ってきた
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所有しているモノやスキルを共有する新しい経済である「シェアリングエコノミー」。
シェアリングエコノミーとは?所有ではなく共有する新しい経済の仕組みでは、シェアリングエコノミーがSDGsに貢献している理由を解説しました。
そこで今回は、実際にシェアリングサービスの一つである「LUUP」の電動キックボードに乗ってきました!
電動キックボード「LUUP」の乗り方、乗ってみて感じたメリット、デメリットを紹介します。
電動キックボードサービスを展開している「LUUP」
引用元:LUUP
LUUPは「電動・小型・一人乗り」のマイクロモビリティのシェアリング事業を通じて、「街じゅうを『駅前化』するインフラを創る」を目標に掲げるベンチャー企業です。
2020年からアプリ「LUUP」で、小型電動アシスト自転車のシェアサービスを展開しています。
2021年4月からは、実証実験としてヘルメットの着用義務なしの電動キックボードのシェアリングサービスをスタートしました。
現在、利用可能なポート(自転車やキックボードの駐車場)の数は700を超えています。
今回の実証実験は、2022年7月まで続けられる予定です。
ヘルメットの着用義務がない
現在実施されている実証実験の最大の特徴は「ヘルメットの着用義務がない」という点です。
元々は原付扱いだった電動キックボードですが、経済産業省の新事業特例制度に基づいて、電動キックボードを小型特殊車両として扱うことが実現しました。
最高速度は、小型特殊車両の上限である時速15kmに設定されています。
運転するには普通自動車免許が必要です。
原付免許では利用できません。
走行できる場所は車道のみ。車道にある自転車レーンやサイクリングロードも走行可能です。
原付扱いだった従来の電動キックボードとは異なり、自転車とほぼ同じように走ることができます。
あくまで認定された事業者の電動キックボードに限ったもので、全ての電動キックボードに適用されているわけではないのでご注意ください。
電動キックボード「LUUP」の乗り心地は!?
筆者も初めて乗った電動キックボード。
ここからは、電動キックボード「LUUP」の乗り方を写真付きで分かりやすく説明します。
アプリをダウンロード
まずは、「LUUP」公式サイトからアプリをダウンロードします。
利用の準備
LUUPの電動キックボードの利用には、運転免許証の登録と、交通ルール確認テストの全問正解が必要です。
テストは合格するまで何回でも受け直せます。
私も前もって勉強はしていたのですが、一発合格とはなりませんでした…。
免許の登録やテストは少し時間がかかるので、乗る予定日が決まっている方は、前もって済ませておくとよいでしょう。
電動キックボードのあるポートを探す
テストに合格したら、「LUUP」のアプリ画面から利用可能な電動キックボードを探します。
MAP上の緑ピンがポート、赤いマーク付きは利用可能なキックボードです。
いざ乗車
アプリで機体のQRコードを読み取り、ロックを解除。
乗り始めるときに、返却予定のポートを事前に指定する必要があります(後で変更は可能)。
返却ポートを指定することで、ポートがいっぱいで返却できないというトラブルを防ぐ意図があるとのことです。
指定が完了すると、電動キックボードの電源がオンになります。
右手部分の「push&go」と書いてあるツマミがアクセルです。下向きに押すと加速します。ブレーキは両手部分にあり、自転車と使い方は一緒です。
サイドミラー、クラクション、ウインカーもしっかりついていて「車両」感がありました。
詳しい乗り方は下記の動画をご覧ください。
引用元:LUUP
返却方法
目的地として設定したポートに到着したら、枠内に電動キックボードを停め、返却手続きをします。
アプリ内で走行終了ボタンを押して、電動キックボードを停めた写真を送信することで返却完了です。
料金は、最初に登録したクレジットカードから自動に引き落とされます。
電動キックボードに乗ってみて感じたメリット、デメリット
「LUUP」に実際に乗ってみて感じたメリット、デメリットを紹介します。
メリット
自転車よりも楽!
電気の力だけで走行するため、自分の力が必要なく快適な乗り心地でした。
自転車よりも乗り降りがしやすく、降りて押しているときには電源が入っていても歩行者扱いになるので、小回りがきく印象です。
服装を気にせず乗れる
電動キックボードは自転車のようにまたぐ必要がないので、スカートの女性でも乗りやすいのではないでしょうか。
実際に世界的ファッションイベント「パリコレ」では、会場から会場への移動手段として電動キックボードが利用されています。
また、ペダルをこぐ必要がなく汗をかきにくいので、スーツで移動するビジネスマンの方にもおすすめです。
デメリット
速度が遅い
道路を走っていると、自転車にどんどん抜かれていきます。
車道を走っていると車だけでなく、自転車に対しても申し訳ない気持ちになってきてしまいました。
欧米では、時速20~25km/hまで出せるようですが、「LUUP」は小型特殊車両の上限である時速15kmに設定されています。
時速20km/hくらい出すことができれば、スムーズに移動できるのではないかと思います。
通行人に見られる
まだまだ珍しい電動キックボード。
走行していると通行人にかなり見られます。わたしも乗っている最中、少し恥ずかしかったです。
もっと普及していけば、乗っているときに視線を感じることはなくなるでしょう。
まとめ
筆者も初めて乗った電動キックボード!
慣れれば乗り心地は自転車より快適だったので、もっと普及してほしいなと思いました。
ポート数が増え、法律の改正が行われていけばデメリットもかなり解消できるように感じます。
皆さんも移動手段の一つとしてシェアリングサービスの電動キックボードを体験してみてはいかがですか。