シェアリングエコノミーとは?所有ではなく共有する新しい経済の仕組み

シェアリングエコノミーとは?所有ではなく共有する新しい経済の仕組み
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もう使わない服や家電、1年に数回しか使わない車や自転車など、眠らせてしまっているモノに頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。

今後使わないと分かっているけど、思い出の品や、高いお金を払って購入したものだと、なかなか手離すのが難しいですよね。

単に捨てるとなるとゴミが増えてしまいますが、近年、不用になったモノを捨てるのではなく、シェアして有効活用するサービスが増えています。

そこで今回は、所有しているモノやスキルを共有する新しい経済「シェアリングエコノミー」について紹介します。

シェアリングエコノミーとは?

シェアリングエコノミー1

シェアリングエコノミーは、個人が所有しているモノや場所などの資産をインターネット上のプラットフォームで売買や貸し借りすること、またはそのサービスのことです。「共有経済」とも呼ばれます。

シェアリングエコノミーが世界中に広がったきっかけは、2008年にアメリカでスタートした民泊サービス「Airbnb(エアービーアンドビー)」だと言われています。

Airbnbは2014年に日本でも展開され、その後、国内でもさまざまなシェアリングサービスが生まれてきました。

現在ではモノだけではなく、自分の持っている場所や知識・スキル、時間などといったさまざまな資産をシェアできるサービスが充実しています。

共有することでSDGsにも貢献

シェアリングエコノミーSDGs出典:一般社団法人シェアリングエコノミー協会 「シェアサービスのSDGs貢献MAP」を作成しました

シェアリングエコノミーは、SDGsへの貢献も期待されています。

例えば、シェアリングサービスを利用して中古のモノを購入すれば、ゴミを減らすことができ、さらにゴミ処理するためのCO2の削減も期待できます。(目標12:つくる責任つかう責任、目標13:気候変動に具体的な対策を)

また、子育てや介護などの理由で定期的に働きに出られない女性は、スキルシェアサービスを利用することで、家にいながらすきま時間に収入を得ることも可能です。(目標5:ジェンダー平等を実現しよう、目標8:働きがいも経済成長も)

その他にも家事や引っ越し、ペットのケアなどを気軽に依頼・代行できるサービスもあるので、住みやすい環境をサポートしてくれる可能性もあります。(目標11:住み続けられる街づくりを)

多種多様なシェアリングサービスを利用することで、持続可能な社会を築いていくことができます。

シェアリングエコノミーのメリットと今後の課題

シェアリングエコノミー課題

では、シェアリングエコノミーは利用する人々にとってどんなメリットがあるのでしょうか。

シェアリングエコノミーのメリット

使わなくなったモノ・スキルの有効活用

ライフスタイルの変化によって使わなくなったモノや、年に数回しか使っていないモノ、これまでに得たスキルや知識などを有効活用することができます。

使い捨てで発生するゴミの削減

まだ使えるものを捨てることなく、誰かに提供・シェアすることでゴミの発生を減らすことができます。

維持費や利用料を抑えられる

車やスペースを所有すると維持費が高くなりますが、必要な時にだけ借りることができれば、維持費を抑えられます。

また、シェアリングサービスは個人間での貸し借りがメインのため、企業が提供するサービスを利用するよりも低料金で利用できることが多いのもメリットといえます。

シェアリングエコノミーの今後の課題

多くのメリットがある一方で、いくつかの課題もあります。

個人間トラブルのリスク

個人間で取引を行なうシェアリングサービスは、認識の違いや、ルールを守らない利用者とのトラブルが発生する場合があります。

そのため、トラブル回避策としてプラットフォームが提供しているレビュー評価を参考にして取引するユーザーを選ぶとよいでしょう。

法律の整備

シェアリングエコノミーは新しい概念であるため、既存の法律が適応されるかどうか不明確な部分があります。新しい経済に対応した法整備が、今後の課題として挙げられています。

気軽に利用できるシェアリングサービス5選

現在さまざまなシェアリングサービスが展開されていますが、手軽に利用できるサービスを紹介します。

車をシェアする「Anyca (エニカ)」

Anyca

引用元:Anyca

これまで車を借りる際はレンタカーが一般的でしたが、カーシェアリング利用者も増えています。

Anycaでは多種多様な車が登録されていて、旅行や引っ越し、リッチな気分でのドライブなど、用途に合わせて車種を選ぶことができます。

傘をシェアする「アイカサ」

アイカサ

引用元:アイカサ

突然の雨が降った際にコンビニなどで買ってしまうビニール傘ですが、日本は使い捨て傘の大量消費国であると言われています。

駅などに設置されているアイカサスポットで傘を借りれば、使い捨て傘の消費を減らすことができます。

また、アイカサで使用されている傘は、骨が折れても修理して何度でも使えるような作りになっています。

ランニングコースをシェアする「Runtrip(ラントリップ)」

runtrip

引用元:Runtrip

日々のランニングを記録できるRuntripでは、全国のランナーがシェアしたランニングコースも知ることができます。

自分の住んでいる地域はもちろん、旅先などでも活用できるのが魅力です。

洋服をシェアする「airCloset(エアークローゼット)」

aircloset

引用元:airClost

airClosetは、月額費用でプロのスタイリストがコーディネートした服を借りられるサービスです。

1度だけ、もしくはワンシーズンしか着ない服などを借りることによって、廃棄される衣服を減らすことができます。

不用品をシェアする「メルカリ」

メルカリ

引用元:mercari

自宅にある不用品を個人間で売買できるのがフリマアプリ「メルカリ」です。

出品数が豊富なので洋服や雑貨、日用品など幅広いアイテムが揃っています。個人間でのやりとりに不安がある人も安心できるよう、匿名配送も可能です。

まとめ

今回はシェアリングエコノミーについて紹介しました。

自分にとっては不用品でも、誰かの必要なモノになるかもしれません。使っていないからといって捨てたり、放置したりするのではなく、有効活用していきたいですね。

ゴミの削減やSGDsに貢献できる「シェア」を日常に取り入れて、便利で快適な生活を送ってみませんか。

関連記事:電動キックボードのシェアリングサービスってなに?未来の交通インフラを解説

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