9月22日は国際ビーチクリーンアップデー。海遊びしながらビーチクリーンを体験

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9月22日は国際ビーチクリーンアップデー。海遊びしながらビーチクリーンを体験

9月22日は国際ビーチクリーンアップデーです。アメリカで始まったこの国際的な海洋環境保護活動は、ごみの発生源や種類を科学的に把握し海洋環境保護のためのデータを集めることを目的とし、同時に海洋ごみ問題への意識を高める役割も果たしています。海には大量のごみが存在し、その一部は沿岸に流れ着きます。景観や生態系、環境への影響が懸念されるなか、ビーチクリーン活動は誰もが気軽に参加できる実践的な対策のひとつです。

本記事では国際ビーチクリーンアップデーの由来や海洋ごみの現状、そして実際に体験したビーチクリーンの様子を紹介します。まずはこの活動がどのように始まり、どんな意味を持っているのかを見ていきましょう。

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12.つくる責任つかう責任14.海の豊かさを守ろう

9月22日は国際ビーチクリーンアップデー

9月22日は国際ビーチクリーンアップデー

国際ビーチクリーンアップデーは1986年にアメリカの非営利団体、海洋自然保護センター(Ocean Conservancy)から始まりました。テキサス州の海岸での小さな清掃活動からスタートしたこの取り組みは世界各地で支持され、2023年には118カ国が参加する国際的な環境保護活動へと成長しました。この活動の大きな特徴のひとつは、拾ったごみの種類や量のデータを各国から集め、海洋環境の研究や保護に役立てていることです。

日本では1991年から川や海の環境保全を行っているクリーンアップ全国事務局 (一般社団法人JEAN)が毎年秋にクリーンアップキャンペーンを開催し、その結果を海洋自然保護センターへ提供しています。

漂着する海洋ごみの現状

こうした活動が世界的に広がっている背景には、海洋ごみ問題の深刻化があります。なかでもプラスチックごみは国際的な環境課題であり、国連環境計画(UNEP)によれば世界で年間1,900万~2,300万tのプラスチックが海や川に流出していると考えられています

また環境省が発表した「令和6年度検討結果 日本の海洋プラスチックごみ流出量の推計」では、日本から年間13,000~31,000 tのプラスチックごみが海洋へと流れ出ていると推計されています。これらのごみは海の生き物による誤飲誤食などを引き起こし、さらに細分化したマイクロプラスチックは食物連鎖を通じて人体にも影響を及ぼす懸念があります。

SDGs目標との関係性

海洋ごみは国境を越えて影響を及ぼすため国際的な協力が欠かせません。そのためSDGsとも深く関わっています。特にSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」では、海洋汚染を防ぎ、持続可能な水産資源の利用を推進することが掲げられています。海洋ごみの削減は生態系の保護だけでなく、漁業や観光といった地域経済の負担も軽減します。

また、目標12「つくる責任 つかう責任」にも関係しており、ビーチクリーン活動を通じてごみの実態を知ることは日常生活での消費や商品の選び方を見直すきっかけになります。さらに地域の環境や景観を守ることにもつながり、目標11「住み続けられるまちづくりを」に貢献する取り組みとも言えるでしょう。

ビーチクリーン活動は小さな行動であっても、このようにSDGs目標達成につながる活動です。

ビーチクリーン活動に参加するには

興味を持ったらすぐに始められる気軽さが、ビーチクリーン活動の魅力です。特別な道具や経験は必要ありません。

イベントに参加する

イベントは家族や友人、ボランティア団体や地域の人々と一緒に楽しみながらビーチクリーンに取り組める機会です。イベントはNPOや自治体などが主催しており、多くの場合、誰でも参加可能です。

JEANの公式サイトでは国際ビーチクリーンアップに参加できる全国のイベント情報が掲載されています。またごみ拾いや環境イベントを探せるポータルサイトBLUE SHIPでも全国のイベントを探すことが可能です。

その他にも住んでいる地域の自治体の公式サイトや広報誌、さらにSNSで「ビーチクリーン」や「海岸清掃」などと検索すると、さまざまな募集情報を見つけられます。

個人で活動する

イベントは日時が決まっているためタイミングが合わないこともあるでしょう。その場合は近くの海へ出かけ、ごみを拾ってみるのがおすすめです。個人で行うのも立派なビーチクリーン活動です。周囲の目が気になる場合は、人が少ない早朝がおすすめです。

海遊びしながらビーチクリーンを体験

海遊びしながらビーチクリーンを体験

実際に海を訪れた際にビーチクリーンを行いました。今回ごみを拾ったのは8月中旬、鳥取県内の海水浴場です。日中は暑さが厳しいため朝に活動しました。小さな子どももいたのでメインは遊びで、合間に砂浜のごみを拾ってみるスタイルです。

服装・持ち物

持ち物はゴミ袋、飲み水、タオルのみ。服装は海遊びできるラフな格好でしたが、ちょっとした活動であれば問題ありませんでした。軍手はあったほうが安心です。

10分で何が拾えたか

10分で何が拾えたか

海にいたのは1時間で、実際にごみを拾ったのは10分ほどです。夏の海水浴場を訪れたので、ごみが多いだろうと予想していましたが実際に行ってみるときれいな砂浜でした。地域の方にきくと、夏の間は週に2、3日ほど清掃活動を行っているボランティアの方がいるそうです。

しかし、よくよく見てみると砂浜の端や波打ち際などにごみが落ちていました。拾ったのはたばこの吸い殻、使い捨て割り箸の袋、レシートなどの紙ごみ、漁網の破片、ゴム手袋、子ども用ヘアブラシなど。ヘアブラシは落とし物だったのだろうを思いますが、そのまま放置すればごみになってしまうのだと実感しました。

漁網は海藻に絡まって打ち上げられていて、取るのに少し苦労しました。

遊びながらでもたった10分でもごみは拾える

遊びながらでもたった10分でもごみは拾える

海遊びの合間に10分ごみ拾いをしただけですが、わりと拾えたというのが実践してみた感想です。個人でのビーチクリーン活動は多くの人が集まるイベントに比べて一度に拾えるごみはわずかですが、やらないよりはやったほうがいいし、ごみを気にしながら遊ぶよりは拾ったほうが気分がすっきりしました。

またごみを探しながら波打ち際を歩くと、カニや打ち上げられたクラゲ、エビの赤ちゃんなどを発見し、子どもと一緒に驚いたり観察したりできました。

まとめ|海辺の環境改善に楽しく参加してみよう

ビーチクリーン活動は特別な道具や経験がなくても始められる気軽な環境活動です。日常生活で環境問題を身近に感じることが少ない人も、現状を目にする良い機会になります。たとえ数分でもごみを拾うことは海や生き物を守る一歩につながるので、9月22日の国際ビーチクリーンアップデーを機に清掃活動に参加してみてはいかがでしょうか。

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