【SDGs】昆虫食が環境問題に貢献するって本当?食べられる昆虫を紹介
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昆虫にみなさんはどんなイメージがありますか?
「気持ち悪い」「グロイ」などネガティブな言葉が出がちですが、近年、昆虫はSDGsの面で注目されてきています。
この記事では、なぜ昆虫が注目されてきているのか、また、どんな昆虫が食べられるのかについて紹介していこうと思います。
【SDGs】昆虫食が環境問題に貢献するって本当?食べられる昆虫も紹介
昆虫食について
昆虫は昔から様々な民族によって食べられていて、日本でも昔は昆虫が食べられていました。しかし、現代の日本では昆虫を食する文化は廃れてしまい、昆虫を食べる機会は失われていきました。
ではなぜ、今昆虫食が注目されているのか。それはSDGsが関係していきます。
SDGsとは、簡単に言うと地球の問題を地球全体で解決していこうという取り組みのこと
今までの家畜産業だと飼料がたくさん必要で、それに伴い温室効果ガスの排出が多くなっていました。
しかし、昆虫は今までの家畜と比較して温室効果ガスの排出、飼料の量が圧倒的に少なく優れています。
家畜と昆虫の比較
1kgあたりの温室効果ガスの排出量は・・・
- 牛は2,850g
- 豚は1,130g
- 鶏肉は300g
では、昆虫はというとなんとたったの1gです。他の家畜と比べ物にならないほど温室効果ガスの排出を防いでいます。
また、可食部を1kg生産するのに必要な飼料の量は、なんと牛の約1/5、育てるのに必要な農地の広さは牛の約1/13まで抑えることができます。
飼料の消費も防いでくれるため食糧問題や陸の保全の問題の解決に貢献します。
しかも、昆虫は、食材としての質も高いのです。
100gあたりのタンパク質量は・・・
- 昆虫は69g
- 牛は19.4g
- 豚は17g
- 鶏は19.5g
これまた桁違いの数字です。
温室効果ガス、飼料の問題、タンパク質量
これら3つの主な要因から、昆虫食は次世代フードとして注目されて、SDGsの解決に貢献すると考えられています。
食べられる昆虫を紹介します
では、実際に食べられる昆虫はどんなものがあるのでしょうか。見ていきましょう。
コオロギ
1つ目に紹介するのはコオロギです。コオロギの味は小エビに近いとされています。非常にたんぱくな味わいでおすすめの調理方法は揚げ焼きです。
片栗粉を軽くまぶし、フライパンに炒めるよりは多い油を敷いて火を通すとスナック感覚で行ける料理になります。早速、酒のつまみとしていかがでしょうか。
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蚕
次は蚕です。蚕は繭を作り、その意図がシルクとして活用されてきました。しかし、蚕はシルクとしてだけでなく食用としてもすぐれています。
蚕は幼虫の状態またはさなぎの状態で食べることが可能です。蚕は生で食べると豆乳のような味わいです。さなぎは中華料理でも使われています。お好きなほうをお試しください。
サソリ
次は危ないイメージのあるサソリです。サソリも食べられるの!?と疑問に思いますが味に問題ありません。毒の心配もなく、素揚げにするととパリパリとして触感がとても楽しめます。
最初の口に入れるまでのステップで怖がらなければ味を楽しめそうです。しかし、サソリを食べるのはほかの昆虫とは違った勇気が必要になりそうです。
セミ
最後にセミをご紹介して終わりにします。セミの味はエビに近いです。また海老かよと思われると思いますが、エビも昆虫も同じ甲殻類です。味が似ているのは必然なのかもしれません。
セミは素揚げにして食べるとスナック感覚で食べられます。中身が思ったよりも空洞があり、サクサクといい触感が楽しめます。
まとめ|【SDGs】昆虫食が環境問題に貢献するって本当?食べられる昆虫も紹介
いかがだったでしょうか。
昆虫食はそれぞれ適した調理方法があります。
生で食べるのが危険な昆虫もいるのでお気を付けください。自分で調理するのが怖い場合は、昆虫食を扱ったお店に行くのもおすすめです。
これから来る昆虫食の時代の前に、一度試してみてはいかがでしょうか。