【2026年最新】フェアトレード商品のおすすめ一覧|チョコや紅茶などの選び方も解説

人権・多様性

フェアトレードの商品はコーヒーやチョコレート、紅茶をはじめ、ファッションや雑貨まで広がり、今や世界でも日本でも私たちの生活に身近な存在となっています。

「人や環境に配慮した商品を選びたい」と考える人が増える一方で、どのような商品が国際フェアトレードの認証を受けているのか、また同時にどのような商品が本当にフェアトレードといえるのか、十分に把握できていない人も多いのではないでしょうか。

フェアトレードは、対象となる商品ジャンルや企業ごとに取り組みはさまざまです。見た目や価格だけでは判断しにくく「結局どれを選べばいいのかわからない」と感じる人も少なくないかもしれません。

そこでこの記事では2026年最新情報をもとに、国際フェアトレード認証を受けた商品の種類や特徴をジャンル別に整理し、おすすめ商品とともにわかりやすく紹介していきます。

フェアトレードとは

フェアトレードカカオ

フェアトレード」とは、開発途上国で生産された原材料や製品を適正な価格で売買し、生産者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みを指します。

この考え方の根底にあるのは、生産者と消費者が対等な立場で関係を築くこと。発展途上国で生産を担う労働者たちの不憫な境遇を改善するために生まれました。フェアトレードは一時的な支援や寄付ではなく、取引のあり方そのものを見直すことにより、持続可能な社会の実現を目指すものです。

また、フェアトレードの商品とは、こうした理念を具体的なルールとして定めた「国際フェアトレード基準」に基づき、公正な取引が行われていると認められた商品を指します。
基準では、適正な価格の支払いに加え、生産者の労働環境や安全への配慮、さらには環境に過度な負荷をかけない生産方法などが求められています。

つまりフェアトレード商品は、品質や価格、デザインといった目に見える価値だけで判断されるものではありません。

「誰が、どのような環境で、どのような条件のもとでつくられたのか」という背景まで含めて評価され、その選択自体が生産地の未来につながる商品だといえるでしょう。

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フェアトレードの認証ラベル

国際フェアトレード基準を満たした商品には、フェアトレードの認証ラベルが貼られています。この認証ラベルは、商品が公正な条件のもとで生産・取引されていることを消費者が一目で判断できるようにするための目印です。

フェアトレードは1960年代から欧米を中心に広がってきた取り組みですが、当初は教会や自然食販売店など、限られた場所でのみ商品が扱われていました。より多くの消費者にフェアトレード商品を届けて一般市場へ広げていくために開発されたのが、国際フェアトレード認証ラベルです。

1988年にオランダで誕生したこの認証ラベルは、ドイツをはじめとする欧米諸国へと広まり、現在では多くの国や地域で採用されています。また、扱う商品や原材料の特性に応じてラベルの種類が分かれており、フェアトレードの考え方をより幅広い分野へ浸透させる役割を担っています。

国際フェアトレード基準では、社会的・経済的・環境的という3つの視点が設けられています。
これらすべての基準を満たした商品だけが、フェアトレード商品として認められ、認証ラベルを表示することができます。

そのため、消費者は認証ラベルが貼られた商品を選ぶことで、フェアトレードの仕組みを支え、生産者の生活改善や持続可能な社会づくりに貢献することができるのです。

フェアトレードが注目されている背景

フェアトレードが注目されている背景には、私たちの生活と深く結びついた商品が深刻な社会・環境問題と関係していることが広く知られるようになった点があります。

コーヒーやカカオ、紅茶、コットン製品など、日常的に消費される多くの製品は発展途上国で生産されています。その生産現場では、低賃金や不安定な労働条件、児童労働、環境破壊といった問題が長年指摘されてきました。

近年、こうした課題がメディアやインターネットを通じて可視化され、「安さ」や「便利さ」だけで商品を選ぶことへの疑問を持つ消費者が増えています。商品を購入する行為そのものが、遠く離れた生産地の人々の暮らしや環境に影響を与えているという認識が広がったことも、フェアトレードへの関心を高める要因のひとつです。

また、人権や環境への配慮を重視するSDGsやエシカル消費の考え方が浸透したことも、背景として挙げられます。

単に「良いものを安く買う」だけでなく、「どのような背景でつくられた商品なのか」を意識して選ぶ動きが広がる中で、取引の公正さを重視するフェアトレードが、ひとつの選択肢として注目されるようになっています。

フェアトレード商品の種類には何がある?

フェアトレード商品は、私たちの生活に身近な農産物や加工食品、衣料品、日用品など、非常に幅広い分野に広がっています。

これらの商品に共通しているのは、発展途上国を中心とした生産現場において価格の不安定さや労働環境、環境負荷といった課題が存在してきた点です。

フェアトレードは、そうした課題を抱える産品ごとに基準を設け、公正な取引と持続可能な生産を後押ししてきました。ここでは、代表的なフェアトレード商品の種類と、それぞれが抱える背景を簡潔に見ていきます。

参考|フェアトレード・ジャパン

コーヒー

コーヒーはフェアトレード商品の中でも代表的な存在で、多くの小規模農家が生産を担っています。国際相場の影響を強く受け、価格が不安定になりやすい点が長年の課題でした。

フェアトレードでは最低価格の保証やプレミアムの支払いを通じて、生産者の安定した生活を支えています。

紅茶

紅茶も主に発展途上国で生産されており、労働環境の改善が重要なテーマとされてきました。フェアトレードでは、安全な労働条件の確保や適正な賃金の支払いが求められています。

これにより、労働者の生活の質向上と持続的な生産が促されています。

果物(※加工品を含む)

バナナやドライフルーツなどの果物も、フェアトレードの対象となっています。農薬使用や労働条件への配慮が課題となる中、環境と人に配慮した生産が求められています。

加工品においても、原料段階からの公正な取引が重視されています。

カカオ

カカオはチョコレートの原料として需要が高い一方、児童労働の問題が国際的に指摘されてきました。フェアトレードは、児童労働を防ぎ、教育や地域開発につながる取引を重視しています。

生産地の将来を見据えた仕組みが特徴です。

蜂蜜

蜂蜜は自然環境と密接に関わる産品で、生態系への影響が問題となることがあります。フェアトレードでは、環境を守りながら持続可能な養蜂を行うことが基準に含まれています。

フェアトレードを通して生産者の収入安定と自然保護の両立を目指している点が特徴です。

ワイン

ワイン用のブドウは、気候変動や価格競争の影響を受けやすい農産物の一つです。フェアトレードは、ブドウ農家に対して適正な価格を保証し、安定した取引関係を築くことを重視しています。

これにより、生産者が長期的な視点で品質向上や環境配慮に取り組めるようになります。

スポーツボール

サッカーボールなどのスポーツボールは、手縫い作業が多く、低賃金労働が問題となってきました。フェアトレードでは、安全な労働環境の確保と適正な賃金の支払いが基準として定められています。

特に、子どもを含む労働搾取を防ぐことが重要な目的の一つです。

切花

切花は国際的に流通する一方で、農薬使用や労働環境の悪化が課題とされてきました。

そこで、フェアトレードの取り組みとして、労働者の健康を守る生産方法や安全な作業環境を重視した、環境と人の両方に配慮した花づくりが進められています。

オイルシード

菜種やごまなどのオイルシードは、食用油の原料として重要な作物です。フェアトレードは、小規模農家が市場で不利にならないよう、公正な取引条件を整えています。これにより、生産の継続と地域経済の安定が支えられています。

ナッツ

ナッツ類は手作業による収穫や加工が多く、労働負担が大きい産品です。フェアトレードは、労働者の権利を守り、安全で公正な労働条件を確保しています。

最低価格を設定し、生産者が安定した収入を得られる仕組みづくりを進めています。

スパイス・ハーブ

スパイスやハーブは、主に小規模農家によって生産されています。価格の不安定さから生産者を守るため、フェアトレードは最低価格やプレミアムを設けています。

伝統的な栽培を守りながら、持続可能な生産が支えられています。

コットン

コットン栽培では、水資源の大量使用や農薬による環境負荷が問題となってきました。この問題に対し、フェアトレードは、環境に配慮した栽培方法と、生産者の労働条件改善を求めています。

衣料品の背景にある生産現場の透明性を高める役割も担っています。

化粧品

フェアトレード化粧品には、シアバターやアルガンオイルなどの原料が使われています。フェアトレードは、原料生産に関わる人々の収入確保と、環境への配慮を重視しています。

美しさと倫理性の両立を目指す取り組みといえるでしょう。

サトウキビ糖

サトウキビ糖は、価格変動の影響を受けやすい農産物です。フェアトレードでは、最低価格の保証によって、生産者の生活の安定を支えています。

地域コミュニティの発展にもつながる点が特徴です。

金の採掘現場では、危険な労働や環境汚染が深刻な問題となってきました。フェアトレードは、小規模鉱山における安全確保と環境保全を基準にしています。責任ある資源採掘を支える仕組みです。

みつろう(クレヨン、キャンドルなど)

みつろうは、養蜂によって得られる自然由来の素材です。フェアトレードは、生態系を守りながら持続可能な養蜂を行うことを重視しています。

日用品を通じて、環境保護に貢献できる商品といえるでしょう。

知っておくべき日本の 国際フェアトレード認証・登録事業者10選

フェアトレードのタグ

日本国内の企業には、国際フェアトレード認証・登録事業者が多く存在します。

以下では、国際フェアトレード認証・登録事業者を10社ほど挙げています。

味の素AGF株式会社 コーヒー
UCC上島珈琲株式会社 コーヒー
伊藤忠商事株式会社 コーヒー、カカオ
森永製菓株式会社 カカオ
エスビー食品株式会社 スパイス、ハーブティー、ハーブ
神戸紅茶株式会社 紅茶
オークラ製菓株式会社 サトウキビ糖
豊田通商株式会社 繊維
豊島株式会社 繊維
ANAフーズ株式会社 生鮮食品

参照元:フェアトレード ジャパン

身近な企業の中にも、国際フェアトレード認証を受けている企業が多く存在しています。私たちの日常生活の中に、フェアトレード商品が多く存在していることがお分かりいただけたと思います。

身近で購入できるおすすめのフェアトレード商品一覧

フェアトレード商品は、専門ショップだけでなく、スーパーやコンビニ、カフェチェーン、オンラインショップなどでも購入できるようになっています。

ここでは、特に身近で購入しやすい代表的な商品を紹介します。カテゴリごとに具体的な商品も挙げているので、実際の購入イメージを持ちながらご覧ください。

チョコレート

フェアトレードチョコレートは、身近なフェアトレード商品の代表例のひとつです。近年はコンビニやスーパーなどでも取り扱いが広がり、日常の買い物の中で選べるようになっています。

また、コンビニやスーパーのほかに、フェアトレード専門ショップで購入することも可能です。フェアトレード商品の中でも特に手軽に取り入れやすい存在のため、フェアトレードに興味のある方はフェアトレードチョコレートから購入を検討してみてください。実際に購入できるおすすめ商品には次のようなものがあります。

People Tree フェアトレード板チョコベジ

People Tree フェアトレード板チョコベジ

引用元:People Tree

動物性原料を使用していないヴィーガン仕様のフェアトレードチョコレートです。カカオ含有量58%以上のビターな味わいで、甘さを抑えた仕上がりになっています。

ビター、ビター・ザクロ、アーモンド&アーモンドなど複数のフレーバーが展開されており、ナチュラルローソンやPeople Tree公式オンラインショップで購入可能です。

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トップバリュ オーガニックフェアトレードカカオ85%ダークチョコレート


引用元:イオン

カカオ含有量85%のハイカカオタイプで、しっかりとした苦みと香ばしさが特徴です。ビターながら後味はすっきりしており、コーヒーとの相性も良い一枚です。イオン系列の店舗やオンラインストアで取り扱いがあり、日常の買い物の中で手に取りやすい商品です。

コーヒー

フェアトレードコーヒーはスターバックスなどのコーヒーチェーン店が取り入れたことで知名度が高いフェアトレード商品です。

スターバックスでは、コーヒーの豆はすべてフェアトレード認証を受けた商品が使用されています。店内で提供されているコーヒーだけでなく、フェアトレードコーヒーを豆の状態で購入することが可能です。

こういったフェアトレードコーヒーを扱っているコーヒー店から直接購入のほかに、インスタント用のコーヒーなどもAmazonなどで購入可能です。

日常的にコーヒーを飲む方はご検討してみてはいかがでしょうか。

スターバックス イタリアン ロースト

スターバックス イタリアン ロースト

引用元:スターバックス

ロースト感の強い深煎りタイプで、カラメルのような甘みと重厚なコクが特徴なフェアトレード商品です。しっかりとした苦味がありながらも後味はなめらかで、ミルクとの相性も良い商品です。全国の店舗や公式オンラインストアで購入できます。

カークランドシグネチャー エスプレッソブレンド コーヒー

カークランドシグネチャー エスプレッソブレンド コーヒー

引用元:コストコ

コストコの自社ブランド「カークランドシグネチャー」で販売されているフェアトレード認証コーヒー豆を使用したエスプレッソブレンドで、生産者に配慮した取引のもとで調達されています。

濃厚なダークローストのコーヒー豆で、自宅用にまとめて購入しやすい大容量パッケージが特徴です。全国のコストコおよびオンラインストアで購入できます。

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バナナ

フェアトレードの果物の中でも多く販売されている身近な商品がバナナです。フェアトレードバナナは農薬の使用や劣悪な労働環境で一時期注目を集めていました。販売は主にコンビニ・スーパー。定期的にバナナを食べる方には、ユーコープなどの生協での購入がおすすめです。

生活協同組合ユーコープ フェアトレードバナナ

ユーコープでは、ペルー産のフェアトレードバナナを取り扱っています。寒暖差のある気候で育てられており、甘みが強いのが特徴です。

500gの購入につき約4円が労働者へ還元される仕組みがあり、これまでの還元金は累計で2,000万円を超えると報告されています。定期的に注文できるため、日常的にバナナを購入する方に適しています。

パルシステム生活協同組合連合会 エコ・バナナ

フィリピンの小規模生産者と消費者をつなぐ「民衆交易」の仕組みで届けられる産直バナナです。化学合成農薬や防腐剤を使用せずに栽培されており、濃厚な甘みとしっかりとした味わいが特徴です。

パルシステムの宅配サービスを通じて購入でき、日常的にバナナを食べる方にも取り入れやすい商品です。

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まとめ|フェアトレード商品を手に取って、エシカルな生活を始めよう

フェアトレードとは、開発途上国の生産者が適正な賃金を受け取り、安心して働ける環境を守るための公平な貿易の仕組みです。私たちが日常的に手にするコーヒーやチョコレート、衣類などの裏側には、厳しい労働環境や貧困に苦しむ人々の存在があることも少なくありません。

フェアトレード商品を選ぶことは、そうした生産者の生活を支え、世界の不平等を少しずつ解消することにつながります。特別なことをしなくても、いつもの買い物でフェアトレード認証のついた商品を手に取るだけで誰かの未来を変える力を持ちます。

エシカルな生活とは完璧を目指すことではありません。「この商品は誰がどこでどのようにつくったのか」を少し意識するだけで、消費のあり方は変わっていきます。フェアトレード商品を生活に取り入れることを、その第一歩にしてみませんか。

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