ヘアケアからエコな選択を。アップサイクル原料を使用したシャンプー5選

ヘアケアからエコな選択を。アップサイクル原料を使用したシャンプー5選

引用元: kruhi_jp

HEALTH&BEAUTY

シャンプーを買い替える時、どれを選べばいいか悩んだことはありませんか?良い機会なので、買い替えるならば環境に配慮したものを選んでみてはいかがでしょう。環境に優しいシャンプーといえばオーガニックのものを思い浮かべますが、近年ではアップサイクル原料を使用したシャンプーも次々と発売されています。

今回はアップサイクル原料を使用したエコなシャンプーをご紹介します。

アップサイクル原料を使用したエコなシャンプーとは

アップサイクル原料を使用したエコなシャンプーとは

皆さんはアップサイクルという言葉をご存じでしょうか。アップサイクルとは本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新しい価値を加えて新しい製品として生まれ変わらせることです。

SDGs達成や持続可能なものづくりへの手段として注目されており、近年ではアップサイクル製品が次々と開発されています。例えば使用済みのペットボトルから作られた靴や、商品製造の過程で廃棄される野菜や果物の皮を活かしたジャム、リサイクルが難しいと言われている使い捨てビニール傘のパーツを使用したバッグなど、本当にさまざまなアイテムが生まれています。

そんななか、シャンプーでもアップサイクル原料が使われ始めました。シャンプーの場合は製品そのものというよりは原料の一部として活用されています。自分が選ぶシャンプーにどんな風に作られているのか、少し目を向けるだけでエコな選択が可能です。

アップサイクル原料を使用したシャンプーを利用するメリット・デメリット

アップサイクル原料を使用したシャンプーを利用するメリット・デメリット

それではアップサイクル原料を使用したシャンプーのメリット、デメリットがそれぞれ見ていきましょう。

アップサイクル原料を使用したシャンプーのメリット

環境に優しい

シャンプーに含まれるアップサイクル原料のほとんどが自然由来のため、環境への負荷が低いといえます。また、多くのブランドやメーカーがアップサイクル原料以外の原料や容器にも環境に配慮した素材を使用しています

髪や地肌に優しい

化学成分を使用したシャンプーは洗浄力が強い分、肌や地肌を傷める場合があります。一方、アップサイクル原料を使用したシャンプーは化学成分を極力抑え、なるべく自然由来の成分を使用しているものが多いため、髪や地肌にも優しいアイテムです。

アップサイクル原料を使用したシャンプーのデメリット

価格が高い

多くの市販シャンプーには安価で大量生産しやすい、石油原料の合成界面活性剤が含まれています。一方、アップサイクル原料を使用したシャンプーでは、原料に自然由来のものを使用しているため価格が高いものが多いです。

現状では商品数が少ない

アップサイクル原料を使用したシャンプーは近年増えてきていますが、まだ数が多くありません。そのため、選択肢が絞られています。

アップサイクル原料を使用したシャンプーおすすめ5選

それでは、おすすめのアップサイクルを使用したエコなシャンプーを紹介します。

kruhi(クルヒ)

アップサイクル画像

引用元:kruhi_jp

2022年に生まれたヘアケアブランドkruhiの石けんシャンプーは、自然由来成分100%。一般的なシャンプーはアミノ酸系や石油由来の洗浄料を使っていますが、石けんは動物や植物由来の油を使用しています。kruhiのシャンプーはそんな石けんで作られたシャンプーのため、生分解性が高く洗浄力もあります

kruhiでは鹿児島県で採れた農薬不使用のパッションフルーツやタンカンのうち、キズやシワなどにより農業廃棄物として処分されるものをアップサイクルしています。さらに、動物実験フリー、ボトルにはリサイクル効率に優れたアルミニウムを使用するなど、細部まで環境に配慮したシャンプーです。

詳細:kruhi シャンプー(ポンプ付き)

CHRONO CHARME(クロノシャルム)

リノクロノシャルムシャンプー

引用元:Amazon

CHRONO CHARMEは東京・広尾の人気サロンが開発したシャンプーで、ワイン醸造の過程で廃棄される北海道余市産の白ブドウの皮をアップサイクルしています。ブドウの皮から抽出される保湿成分をふんだんに含んだシャンプーで、ベルガモットやイランイランの香りに癒されます。成分の約94%が天然由来成分、容器には再生素材のペットボトルを使用しています。

詳細:【CHRONO CHARME】リノ クロノシャルム シャンプー

ura(うら)

ウラ・シャンプー

引用元:ura

岩手県陸前高田市のワカメ生産者である女性が立ち上げた、ライフスタイルブランドura。uraのシャンプーにはワカメの茎が使用されています。ワカメの根元の茎は廃棄されるため活用方法を模索したところ、ワカメに含まれるアルギン酸やミネラルがシャンプーに合うことがわかり、2022年に商品化が実現されました。成分の90%が天然由来で、ほどよい洗浄力が傷んだ髪や地肌にも優しいシャンプーです。ボトルはサトウキビ由来のバイオマス PETを使用しています。

詳細:ura shampoo

Diane be true(ダイアンビートゥルー)

ダイアンシャンプー

引用元:@cosme

ネイチャーラボが展開するシャンプー・Dianeをご存知の方は多いのではないでしょうか。天然由来の成分を含むノンシリコンシャンプーで、豊富なシリーズ展開で人気を集めています。そんなDianeの中で、アップサイクル原料を使用しているのが「Diane be true」シリーズ。香りにアップサイクルローズを使用し、合成色素や鉱物油フリー、ボトルの96%にはリサイクルプラスチックを採用しています。

詳細:Diane be true シャンプー スムースリペア リラックスベジーの香り

Pelegrims(ペレグリムズ)

Pelegrims Rich Repair Hair & Body Shampoo

引用元:RESTIR

サステナビリティを重要な企業理念として考えているイギリスのスキンケアブランド、Pelegrims。アップサイクルされているのはワイン醸造の過程で廃棄されるブドウの皮や種などです。そのため、天然のポリフェノールやワインには移行しないアンチエイジング効果に優れたオレアノール酸を含み、お肌のアンチエイジング効果が期待できます。シャンプー兼ボディソープとして使用できるアイテムです。

詳細:Pelegrims Rich Repair Hair and Body Shampoo 

まとめ

まとめ

今回はアップサイクル原料を使用したシャンプーを紹介しました。アップサイクル原料を使用しているシャンプーは、それ以外の原料や製造過程、容器などにも環境へ配慮していることが見て取れます。

エコな選択のひとつとして、まずはシャンプーから始めてみませんか。

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