【2025最新】サステナビリティ経営とは?力を入れている企業6選!

【2025最新】サステナビリティ経営とは?力を入れている企業6選!
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現在、サステナブルSDGs(持続可能な開発目標)、CSR(企業の社会的責任)に取り組む企業が増えています。サステナブルやSDGsに注力することで、環境、社会、経済の観点から持続可能性を考慮し、長期的な事業運営が可能になります。

この記事では、SDGsを推進している企業を知りたい方、サステナブルな企業に就職したい方、日本企業の貢献度を知りたい方に向けて、サステナビリティ経営に力を入れている上位企業を6社紹介します!

トップサステナブル企業の環境への取り組みを知り、SDGsについてさらに理解を深めましょう。ぜひ最後までお読みください。

サステナビリティ経営とは?

草の上に資料を置いている画像

サステナビリティ経営とは、環境、社会、経済の三つの側面を考慮してビジネスを行う手法です。

この取り組みを行う企業は、持続可能な成長を目指し、資源の効率的な利用や環境への配慮を重視します。

また、従業員の福祉や地域社会への貢献に力を入れることもサステナビリティ経営の1つです。

利益追求だけでなく、社会的責任を果たすことを通じて、ステークホルダーから長期的信頼企業価値築くことが目標です。

こうした取り組みにより、企業の競争力を高め、ブランド価値の向上地域社会との関係強化が期待されています。

サステナビリティ経営とCSRは似たような意味を持ちますが、サステナビリティ経営は長期的な視点を持ち、持続可能な成長を目指すのに対し、CSRは短期的な社会貢献活動が多いです。

また、 サステナビリティ経営は企業全体の戦略に関わるのに対し、CSRは特定の活動やプロジェクトに焦点を当てています。

下記記事は同義語のSDGsとESG、CSRについてさらに詳しくまとめていますので、ぜひご一読ください。

SDGsとESG、CSRの違いってわかりますか?社会に対する企業の取り組み
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また、下記記事にてサステナビリティについてより詳細に説明しています。気になった方はこちらもお読みください。

サステナビリティとは?効果や企業の取り組み事例などを徹底解説
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サステナビリティとは?効果や企業の取り組み事例などを徹底解説

サステナブルランキング上位の企業

では実際に、どのような企業がサステナブル・CSRに力を入れており、世間から高評価を受けているのでしょうか。

毎年行われるサステナブルランキング上位の企業最新版を紹介します。

2025年「世界で最も持続可能な100社」に日本企業3社入選

PCにリサイクルの画像世界で最も持続可能な100社」は、カナダのメディア・投資調査会社である「コーポレート・ナイツ」から発表される世界ランキングです。

2025年1月発表のランキングには、日本企業が3社選ばれています。

詳細:世界で最も持続可能な100社|corporateknights

エーザイ

1941年に設立されたエーザイ株式会社は、医療用医薬品を中心に研究開発、製造、販売などの事業をグローバルに進めている製薬会社です。

エーザイ株式会社は、持続可能な社会のために多くの重要課題を設けていますが、脱炭素社会形成への取り組み」や「DE&Iの推進」などの地球環境に配慮した事業活動、人材価値の最大化といった課題は、「ステークホルダーズの関心が高く、社会のサステナビリティへの貢献につながると考えられる課題」として特に注力しています。

詳細:サステナビリティ目標と実績|エーザイ株式会社

2025年「世界で最も持続可能な100社」では前回ランキングと同様35位を記録し、最終成績はBとの結果になりました。

リコー

1936年に設立された株式会社リコーは、オフィス向けのプリンターやコピー機などの情報機器を中心に、ITサービスやドキュメント管理、デジタルコミュニケーションを提供するメーカー企業です。

株式会社リコーは、持続可能な社会の実現を「Three Ps Balance」(経済、社会、地球環境のバランス)として定義しています。

この目標に向けて、事業を通じた社会課題解決、経営基盤の強化、社会貢献の3つの活動に取り組み、SDGsの達成を目指しています。

詳細:マテリアリティ(重要社会課題)株式会社リコー

2025年「世界で最も持続可能な100社」では前回ランキングより上がり、72位から51位を記録。最終成績はB-との結果になりました。

シスメックス

1968年創業のシスメックス株式会社は、臨床検査機器や試薬を製造・販売し、血液検査や尿検査などの診断ソリューションを提供する臨床検査機器のメーカー企業です。

シスメックス株式会社は、持続可能な社会の実現に向けて優先課題を設定し、アクションプランに展開して取り組みを推進しています。

2023年には、優先課題へのアプローチとして、2033年までの社会や業界動向を分析し、「すべての人に健康と福祉を」をはじめとする5分野14項目のSDGsを特定し、長期経営戦略の詳細を構築しました。

詳細:マテリアリティ |シスメックス株式会社

2025年「世界で最も持続可能な100社」では前回ランキングより上がり、100位から98位を記録。最終成績はD+との結果になりました。

東洋経済のCSR企業ランキング2025年版トップ3

コインが入った電球と木

CSR企業ランキング2025年版」は、株式会社東洋経済新報社から発表されるCSRと財務の両データから「信頼される会社」を見つけるCSR企業ランキングです。

2025年3月発表の当ランキング上位には、有名メーカー企業が選ばれています。

詳細:東洋経済「CSR企業ランキング2025年版(第19回)」の結果  |PRTIMES

富士通株式会社

1935年に創立された富士通株式会社は、情報通信技術(ICT)を提供し、コンピュータシステムやITサービス、クラウドサービスを開発・販売するメーカー企業です。

富士通株式会社は、SDGsへの貢献を目指し、デジタル技術を活用して業種間のエコシステムを形成し、価値創造に取り組んでいます。

また、2020年に刷新した「Fujitsu Way」に基づき、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にする」ことを目的とし、「パーパス」「大切にする価値観」「行動規範」を遵守しながら企業活動を推進しています。

詳細:サステナビリティ|富士通株式会社

当ランキングでは初めて1位を獲得し、部門別でも全部門で前回ランキングより順位を上げました。

日本たばこ産業株式会社(JT)

日本たばこ産業株式会社JT)は、たばこ製品の製造・販売を主な事業とし、食品や医薬品事業にも取り組むメーカー企業です。

1985年創立の日本たばこ産業株式会社は、4Sモデルを経営理念に掲げ、「自然や社会が持続可能であって初めて人の暮らしや企業の活動も持続可能になる」という考えのもと、5つの優先課題を特定しました。

具体的な目標として全25項目からなる「JT Group Sustainability Targets」を策定し、定期的に点検・進化させながら持続可能な社会づくりの貢献に努めています。

詳細:サステナビリティ|日本たばこ産業株式会社

当ランキングでは2年連続2位を獲得し、部門別でも全部門で上位を維持しました。

デンソー

1949年創立の株式会社デンソーは、自動車部品の製造・開発を行い、特に電子機器や環境対応技術、自動運転技術に注力するメーカー企業です。

デンソーは、2006年度にデンソーグループ企業行動宣言を制定して以来、社会動向やステークホルダーの期待を考慮し、都度重要課題の見直しを行っています。

2018年度に設定されたマテリアリティでは、環境、情報セキュリティ、労働安全を重点リスクとして選定しており、グループ全体でリスク管理を強化しています。

詳細:サステナビリティマネジメント|株式会社デンソー

当ランキングでは10年ぶりに3位を獲得し、部門別では、特に環境部門と財務部門が高順位でした。

このサイトで取り上げた企業

当サイトでは、様々な業界から、サステナブルやSDGsに注力する企業を取り上げています。詳しい企業は以下からご覧ください。

企業一覧:COMPANY/ORGANIZATION

このページの記事では、各企業の概要やサステナブルの取り組みについて詳しく紹介しています。持続可能な社会を目指す企業の取り組みを、ぜひチェックしてみてください!

まとめ

地球環境のピースを地球儀に向けている画像

日本では現在、多くの企業がSDGs(持続可能な開発目標)に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献しています。

企業の活動は、個人の取り組みに比べて大きな影響力を持ち、環境問題の解決に向けた大きな力となります。

こうした企業の姿勢は、私たち一人ひとりの意識を高め、持続可能な未来に向けた重要な一歩となるでしょう。

SDGsに関心のある人や、サステナブルな企業で働きたいと考える人にとって、これらの情報は非常に価値のあるものです。

企業の取り組みは大きな影響を与えるものですが、最終的には、私たち一人ひとりの行動が、より良い社会の実現に繋がっていきます。

今回ご紹介した企業に限らず、企業の考えや取り組みを知り、普段の生活からより良い選択をしていきたいですね。

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