プロギングとは?プロギングで得られる3つの効果を解説します
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現在、SDGsを推進している企業や団体が多く存在し、さまざまな取り組みが進められています。
SDGsへの取り組みの中で、「プロギング」というものが注目されてるのはご存じでしょうか。
今回は、プロギングとはどんなスポーツなのか詳しく紹介します。また、実施することで得られる3つの効果も解説します。
プロギングとは?
プロギングとは、ジョギングを行いながら、ゴミを拾う新しいスポーツです。
英語の「ジョギング(jogging)」とスウェーデン語の「拾う(plocka upp)」からできた言葉です。
プロギングは、「走る、拾う、交流」の3つのポイントで成り立っています。参加者は身体を動かしながら、ゴミを拾うことで環境問題に取り組めることが特徴です。
プロギングの始まり
プロギングは2016年、スウェーデン人のアスリートであるエリック・アルストロム氏が作りました。
エリック氏は、ランニングで自己ベストを目指すのではなく、ゴミ拾いに専任したランニングとして取り組みを始めました。その後、世界中に活動が広がり、世界100ヶ国以上で楽しまれています。
人気の理由としては、プロッガー(参加者)の身体や街の美化に繋がることが挙げられます。
日本には元々ゴミを拾うランナーがいたため、2016年よりも前からプロギングは広がっていたといえます。その後、プロギングジャンパンが設立し、現在もプロギングの普及に努めています。
プロギングジャパンのスローガン
「ポジティブな力で足元から世界を変える」というスローガンを掲げているプロギングジャパン。
全ての人にランニングの楽しさを感じてもらい、前向きに環境問題に取り組んでもらうために、活動を続けています。
プロギングの3つの効果
プロギングは多くの人が参加でき、世界中に普及しているSDGsスポーツです。参加者はプロギングをすることで、以下のような効果が期待できます。
- フィットネスに期待できる
- ストレスの解消に繋がる
- 参加者とコミュニケーションを図れる
フィットネスに期待できる
1つ目の効果は、フィットネスに期待できることです。
プロギングはジョギングの動作に加え、ゴミを拾う時にしゃがんだり、止まったりと様々な動きをします。参加者は複数の動作をするため、トレーニングやシェイプアップの効果に期待ができるのです。
運動が苦手な人であっても、気軽に取り組めるスポーツ「プロギング」。ゲーム性と社会貢献が組み合わさることで、楽しく続けやすいのではないでしょうか。
ストレスの解消に繋がる
2つ目の効果は、ストレスの解消に繋がることです。
プロギングでは、ゴミを拾うことにより目に見える成果が得られます。参加者は集めたゴミの量や綺麗にした街を見られるため、満足感や身体のストレス解消に繋がるはずです。一人では、経験できない達成感や気分を味わえるでしょう。
参加者同士でコミュニケーションを図れる
3つ目の効果は、参加者同士がコミュニケーションを図れることです。
参加者は共通の目的を持ちつつ、同じ体感を得られるため、コミュニケーションの促進に繋がります。
初心者同士であってもゴミを拾いながらジョギングしていると、自然と会話が増えるはずです。
プロギングは、企業内でのコミュニケーションを図るためにも有効な方法です。仕事以外の行動が加わることで、通常よりコミュニケーションが取りやすくなります。
また、部署ごとに拾ったゴミの量を競い合えば、団結力が強くなるでしょう。プロギングは個人だけではなく、団体でも効力のあるスポーツです。
プロギングが実施できるイベント
プロギングは、他のイベントと組み合わせるとさらに楽しみを増します。組み合わせができるイベントとして、以下の4つが挙げられます。
- ヨガ
- トレーニング
- 親子
- 観光
プロギングと観光を組み合わせた場合は、観光先の魅力を知れます。
プロギングリーダー(※引率者)と一緒に街を回りながら、ゴミ拾いと観光の両方を実施することが可能です。また、一緒に参加している人との会話も弾みやすく、コミュニケーションを取れるでしょう。
参加者は、通常の観光では体験できないことを味わえるはずです。
まとめ
今回はプロギングについて、実施することで得られる3つの効果を紹介しました。
現在、注目されているプロギングは環境問題を解決に導くスポーツであり、いつでも始められます。また、複数人で取り組むこともできるため、新たな交流の機会が増えるでしょう。
ジョギングが好きな人やジョギングに興味がある人は、SDGsスポーツのプロギングにも挑戦してみてください。