「JAFトレ」で交通事故ゼロを日常に。JAFメディアワークスの取り組み事例を紹介

「JAFトレ」で交通事故ゼロを日常に。JAFメディアワークスの取り組み事例を紹介

この取り組みを行っている企業・団体

株式会社JAFメディアワークス

株式会社JAFメディアワークスは、一般財団法人日本自動車連盟(JAF)の関連企業として主に自動車ユーザーに向けた役立つ情報やイベント情報を発信しています。1,300万部の発行部数を誇る機関紙『JAF Mate』などJAF会員向け制作物の企画・制作・広告事業を展開をはじめ、ドライバーに向けたWEBサイト「JAF Mate Online」「kuru kura(くるくら)」などの制作し自動車ジャーナリズムの一端を担っています。また2022年より交通安全教育事業をスタート。企業・団体向けの交通安全eラーニングとして「JAF交通安全トレーニング」のサービスを開始しました。

「JAFトレ」とは、企業や団体向けに交通安全教育を行うプログラム

 「JAF(ジャフ)トレ」こと、正式名称「JAF交通安全トレーニング」は、JAFが長年培ってきた交通安全のノウハウを教材にして交通安全教育を行うプログラムです。

2022年にスタートした「JAFトレ」は、主に自動車を事業に活用している、もしくは通勤に自動車を使う従業員が多くいる企業や団体向けに提供しています。

eラーニング形式で毎月教材を配信し、受講者はいつでも受講できます。1講座は長い講座でも5分~9分ほど。「スライド講座」「タッチで危険予測」「〇×テスト」「ドラレコ動画」の4種類のバリエーションがあり、毎日学習できるようになっています。

またJAFトレには管理者機能があり、受講者の学習履歴や達成率などを管理者が確認できるシステムが搭載されています。

自動車を5台以上保有する企業や団体の事業所は「安全運転管理者」を設置することが道路交通法で定められているため、 安全運転管理者は、「従業員の交通安全教育」を行う義務があり、「JAFトレ」はその業務のサポートとしても活用されています。

「JAFトレ」事業は、交通事故ゼロへの願望から誕生した

「JAFトレ」事業は、交通事故ゼロへの願望から誕生した

交通事故は年間30万件ほど発生していますが、そのうちの40%が業務中や通勤通学中に起こっているという統計データがあります。この4割の事故を減らすことで全体の事故を減らしていけるのではないか、という思いからこのプログラムはスタートしています。

またJAFは、長年「交通安全の啓発」を行ってきました。

2023年度は「駐車支援機能はどこまで使えるのか?」「電動キックボードの衝突実験」など自動車ユーザーが気になるテーマをJAFと共同で独自に実験・検証するユーザーテストを行い、それを機関紙「JAFメイト」に記事として掲載したり、Youtubeチャンネルで公開したりしています。

こういった知見がたくさん集まっているため、これらを使って高品質な交通安全ということを推進できないか、という思いで進められてきました。

「JAFトレ」を受講した企業からはどんな反響があったか?

「JAFトレ」を受講した企業からはどんな反響があったか?

2022年の9月からスタートして現在3年目に入った「JAFトレ」ですが、現在契約を結んでいる事業者様はもともと安全意識の高いところが多くなっています。そういった背景もあり、受講が社内に浸透しやすい、という状況です。

嬉しい反響として、導入初年度で「昨年までは10件ぐらい事故があったものが0件になりました」という事業者様の声がありました。

また車両管理システムを導入している企業様の場合、急ブレーキ・急反応・急発進といった事故につながる危険な動作が減ったという話もいただいています。

車両管理システムはその車の使い方を管理するシステムで、急ブレーキとか急反応急発進など「急」のつく動作を検知します。JAFトレのシステムだけではできないことですが、社内の既存のシステムと組み合わせて使用することにより、JAFトレ受講の効果が目に見えるのがポイントです。危険が減ったことがよく分かることは、安全教育の意義があると思っています。

また教材の内容に関しても、受講者アンケートによると「わかりやすい」「受講しやすい」といった肯定的な意見が多い現状です。教材の品質に関しては、一定の評価があることが大きな強みでしょう。

「交通事故による死者が1人も出ない日」を日常へすることが、今後の展望

「交通事故による死者が1人も出ない日」を日常へすることが、今後の展望

最終的に「交通事故ゼロの日」が継続できるような状況にするのが、JAFトレの掲げる目標です。

実際に、2021年4月8日には、全国で交通事故による死者が1人もいなかった「交通事故ゼロの日」が達成されたことがあります。これは、1968年以降で初めてのことでした。

「車を運転していれば 事故はつきものだ」と考えてしまいがちですが、この考えは危険です。「交通事故ゼロの日」は達成できるのです。ただ1日だけの奇跡ではなく、ずっと続くような世の中になることが「JAFトレ」の最終目標です。

そのために、現在「JAFトレ」に取り組んでいる安全意識の高い企業様の素晴らしい結果を、社会全般に広く認知させていく必要があります。

教材に関しては、同社としても「ぜひ実際に触れていただきたい」と胸を張って言えるもの。今後はひとりでも多くの方に交通安全トレーニングの必要性を感じていただくことに力を入れていきたい、と考えています。

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株式会社JAFメディアワークスは、一般財団法人日本自動車連盟(JAF)の関連企業として主に自動車ユーザーに向けた役立つ情報やイベント情報を発信しています。1,300万部の発行部数を誇る機関紙『JAF Mate』などJAF会員向け制作物の企画・制作・広告事業を展開をはじめ、ドライバーに向けたWEBサイト「JAF Mate Online」「kuru kura(くるくら)」などの制作し自動車ジャーナリズムの一端を担っています。また2022年より交通安全教育事業をスタート。企業・団体向けの交通安全eラーニングとして「JAF交通安全トレーニング」のサービスを開始しました。

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