【東京・神奈川】昆虫食が食べられるおすすめの店舗と食品販売サイトを徹底紹介

FOOD

「昆虫食」と聞くと、ちょっとドキッとするかもしれません。しかし最近は、見た目や味に工夫を凝らし、驚くほど食べやすく仕上げた昆虫料理を提供するレストランが増えています。

昆虫食は、実は高たんぱくで栄養たっぷり、しかも地球にやさしい新しい食の選択肢。最初は「話のネタ」に訪れてみても、意外な美味しさに驚くはずです。そこでこの記事では、初心者でも安心して楽しめる昆虫食レストランをご紹介します。

ぜひ、まだ見ぬ昆虫食の世界を覗いて訪れてみましょう。

昆虫食とは

昆虫食とは、食用として昆虫を利用することを指します。国連食糧農業機関(FAO)も推奨する持続可能なタンパク源で、世界ではすでに約20億人が日常的に昆虫を食べています。

日本でも昔からイナゴや蜂の子が食べられてきました。昆虫食は、世界的な人口増加にともなう食糧危機問題の解決法のひとつとして注目されています。近年、さまざまなスーパーマーケットやショップなどにも並ぶようになってきています。

  • コオロギ(クリケット)…タンパク質が豊富で粉末化しやすく、プロテインやお菓子に加工される

  • ミールワーム(ゴミムシダマシの幼虫)…脂質やミネラルが豊富で炒め物やスナックに

  • バッタ・イナゴ…日本の郷土料理にも

  • ハチの子…長野県などで伝統的に食べられてきた高級食材

  • カイコのさなぎ…絹糸生産の副産物として利用

昆虫食には2,000以上もの種類がありますが、上記が代表的なものとして認知されています。食用コオロギについては下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

昆虫食の「食用コオロギ」の問題点とは|味やデメリット、給食利用などの話題を解説
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昆虫食の「食用コオロギ」の問題点とは|味やデメリット、給食利用などの話題を解説

おすすめの昆虫食が試せる実店舗

レストラン

東京都・神奈川にあり、昆虫食がおすすめのレストランを3つ紹介します。

ANTCICADA

antcicada

ANTCICADAは、「地球を愛し、探究するレストラン」として2020年にオープンしました。昆虫に対する苦手意識やネガティブな面を解消してくれる料理が話題です。一般的な人が昆虫食を食べたいと思えないのは、見た目と食感、独特の臭いが主な原因でしょう。

そこで、同店舗ではシェフが腕をかけて、昆虫が材料に使われていることを感じさせない見た目、食感、味に仕上げています。また、全国から注目を集めている若手醸造家が、他ではまねできない食材や調味料を組み合わせて、昆虫食の持つ新たな魅力に気付かせてくれるのです。2種類のコオロギから出汁をとったコオロギラーメン、さまざまな形で昆虫を味わえるコース料理を提供しています。

獣肉酒家 米とサーカス

獣肉酒家 米とサーカス

米とサーカスは、野生の野獣と昆虫をメイン食材としたメニューを提供しており、都内をメインに複数の店舗を展開しています。

いくつかの昆虫食メニューを提供していますが、イナゴ、ハチノコ、カイコなど6種類の昆虫が含まれている6種類の昆虫食べ比べセットが最も人気です。他にも、スズメバチやカイコやサナギの子の甘露煮、オオグソクムシの姿揚げといったメニューを提供しています。

メニューによっては昆虫の形そのものが残っているため、最初は抵抗を感じるかもしれませんが、食べてみると意外と美味しかったという口コミがあります。もし、昆虫の形に抵抗を感じるようであれば、渋谷パルコ店限定で提供しているコオロギを30%配合したBUGバーガーを試してみましょう。他にも、コオロギやワーム、タガメをのせて華やかに仕上げてMUSHIパフェ、MUSHIダンゴといったスイーツメニューもあります。

昆虫食TAKEO

TAKE-NOKO

昆虫食TAKEOは、東京メトロ銀座線「田原町駅」より徒歩3分、お寺に囲まれている風情ある街並みの一画にある「昆虫食の駅」です。道の駅のように昆虫食品や昆虫グッズを販売し、カフェでは昆虫を材料に使った軽食を出しています

こおろぎアイスモナカ、めっちゃタガメサイダーといった店舗限定で販売しているドリンクやスイーツを提供しており、土日祝日には京都こおろぎのペペロンチーノなど、新鮮な昆虫を使った軽食を提供しています。

販売コーナーでは、国産昆虫シリーズなどお店オリジナルの商品をはじめ、多様な昆虫食品やグッズを販売し、手に取ったり試食しながら購入できるのです。古民家を改装した落ち着きのある店内で、ゆったりとした時間を過ごせます。昆虫食に関する知識豊富なスタッフから、おすすめの品や商品、メニューの特徴についてアドバイスをもらえます。

おすすめの昆虫食が試せる通販サイト

料理

自宅や職場の近所に昆虫食を提供しているレストランがないときは、通販サイトから購入するのも手段の一つです。ここでは、昆虫食を販売しているおすすめの通販サイトをご紹介します。

バグズファーム

バグズファームは、コオロギやバッタ、蛾、カメムシなど様々な種類の昆虫を原料にした昆虫食を扱っている通販サイトです。

昆虫の見た目や触覚や足などの食感を苦手とする方でも試しやすいパウダータイプ、姿が確認できないタイプなど、種類を豊富に揃えて多様な昆虫食のニーズに対応しています。また、冷凍食品、オイル、調味料、お酒やコーヒー、お茶などのドリンク、スイーツまで幅広い商品を扱っているため、好みに合うものを選びやすいのが特徴です。

こおろぎアイスや100%ヨーロッパイエコオロギオイルなどは、コオロギの原型が分かりづらいため、昆虫食を苦手とする方でも試しやすいでしょう。

昆虫食のTAKEO

昆虫食のTAKEOにはオンラインストアもあります。昆虫の原型が確認できる商品から、パウダーなどで原型を分からないようにしてある商品まで豊富に揃っています。

例えば、コオロギあられや昆虫食専門店が作ったコオロギクッキーなどは、コオロギの形や食感が分かりにくく昆虫食初心者にもおすすめです。

コオロギクッキーについてはアレルギーの原因となり得るグルテンフリー、通常のクッキーよりもタンパク質の含有量が多いことから、忙しくて食事の時間をとれないときや子供のおやつにも適しています。

不快な臭いを発生させる昆虫としてよく知られているタガメを使ったサイダーは、タガメが持っているフルーティーな香りを再現し、タガメに関する固定観念をいい意味で覆してくれます

昆虫食は安全なの?(飲食店利用の場合) 

「昆虫食って見た目的にお腹痛くなったりしないのかな…?」と心配になっている人もいるのではないでしょうか。

結論から言えば、正規の飲食店で提供される昆虫食は基本的に安全です。食用として認可された養殖昆虫を仕入れ、衛生管理の行き届いた調理環境で加工されるため、野生採取に比べて寄生虫や農薬のリスクは大幅に低くなります。

日本では食品衛生法や自治体の指導に基づき、飲食店は仕入れ先や保存方法を厳しく管理しています。特に昆虫食専門店やイベントでは、事前に加熱処理や乾燥処理が行われ、細菌の繁殖を防いでいます。ただし、昆虫はエビやカニと同じく甲殻類アレルギーを持つ人は反応を起こす可能性があります。初めて食べる際は、店員にアレルギーの有無を相談したり、少量から試すと安心です。

安心して楽しむためには、衛生管理や情報提供がしっかりしている店を選び、メニューや食材情報を確認することがポイントです。

まとめ

パン

ここでは、昆虫食を提供しているレストランや通販サイトを紹介しました。一部の国での人口増加や環境問題などが原因で、今後食糧難が訪れる可能性があります。

そのような状況を乗り切る対策として、貴重なたんぱく源となる昆虫食が注目されています。
臭いや食感、見た目に苦手意識を持っていた方でも、実際に試してみることで昆虫食に対する捉え方が変わるかもしれません

紹介した実店舗や通販サイトを利用して、昆虫食を試してみましょう。

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