子どもたちの足から始まる幸せの連鎖|ミキハウスが取り組むSDGs推進活動
引用元: ミキハウスSDGsサイト
現在、ミキハウスが取り組む「持続可能な社会の実現」に向けた事業をいくつか紹介します。
「お子様連れ世帯向け防災グッズ」の提案
もし被災してしまったとき、子どもを連れてどうすればいいのか。
自然災害の頻度が増えるなか、防災について、親としてどのような行動を取るべきか考えることも増えていると思います。しかし、どこから始めたらいいのか・何が必要なのかが分からないという声もよく聞きます。
各自治体の避難所にはおむつやミルクなどの最低限の備蓄もありますが、子どもに必要なものは年齢や家族の状況によって違ってくるため、避難先で必要なものが手に入らないということは十分に考えられます。
そこで日ごろから子どもと家族の生活に寄り添ってきたミキハウスが具体的な「子どもを連れての災害時対策」の一環として、防災グッズを提案しています。
子どものいる世帯だけではなく、各自治体の防災倉庫や避難所の常備品としても利用できるものになっています。
実際に被災して最低限のものだけを持って避難所に来られたお母さまがミキハウスの授乳用クッションがあるのをみて涙ぐまれたという話もあります。災害時、小さな子どもを抱えている家族の不安を少しでも軽減させられるようなアイテムも、ひとつの防災グッズとして提案しています。
「裁断くずをタオルに」サーキュラーエコノミー推進事業
アパレル業界は、製造から販売の過程で端材や衣類等の大量の廃棄物が発生してしまう構造的な問題を抱えています。1年間で事業所や家庭からゴミとして廃棄される衣料品は約48万トンといわれており、現在、業界全体でこの廃棄問題に取り組んでいます。
そこでミキハウスでは、縫製工程で発生する“裁断くず”を資源として再活用する取り組み「L∞PLUS(ループラス)」を活用しています。
「L∞PLUS(ループラス)」は「もったいないから生まれたもっといい」をコンセプトとし、国内大手の総合繊維メーカー、クラボウが開発した再資源化技術システムです。
これまで廃棄するしかなかった上質な綿素材の裁断くずを繊維状にほぐし、一定の割合でバージンコットン(綿花から採取された新しいコットン)と混ぜて糸に再生、あらたな製品に生まれ変わらせるアップサイクルプロジェクトです。
ミキハウスでは、国内の縫製工場から出る裁断くずを再資源化し今治タオルと提携しギフト用のミニタオルを製造しています。
ミニタオルは明るいグレーからパープルのような雰囲気のある色味になっていますが、よく見るとミキハウスの製品に多く使われている赤や青の生地由来の繊維が使われており、その色が混ざり合って独特の色合いになっていることがわかります。そんなタオルを手に取ることによって「アップサイクル」「リサイクル」「サーキュラーエコノミー」といった概念を目に見える形で実感できるようになっています。
なおこのミニタオルは、ミキハウス主催のイベントなどでプレゼントとして配布される他、持続可能な社会実現のための取り組みを開始した企業・団体のノベルティとしても利用されています。
ネウボラ事業【子育て支援育児パッケージ】 安心・安全なミキハウスのアイテムをご提案
子どもを産み育てやすい社会の実現はミキハウスのSDGsの取り組みのひとつで、その達成のため自治体の子育て支援の取り組みにもかかわっています。
フィンランド語で「相談・アドバイスの場所」を意味する「ネウボラ」。妊娠中から就学前まで子どもがいる家庭を支援する制度として、フィンランドでは生まれました。最近では子育て支援の一環としてネウボラ事業を行う日本の自治体が増えています。
例えば東京都文京区では、2016年より生まれてくる赤ちゃんを歓迎した「育児パッケージ」の配布を行っています。
このパッケージの中身は、短肌着、コンビ肌着、ガーゼハンカチセット、ガーゼバスタオルが含まれます。大切な赤ちゃんのことを考えて、素材や縫製にこだわり、安心・安全を追及したものとしてミキハウスの商品を採用していただいています。
これまでに文京区以外にも東京都渋谷区、清瀬市、調布市、京都府宇治市、福岡県古賀市、埼玉県白岡市など取り組みの実績も広がっています。
足育のためのお子さまの 足の計測すくすくプロジェクト
くつは子どもの足の成長をサポートしてくれます。
ミキハウスでは、子どもたちの健やかな足の発育のためにシューズアドバイザーが、子育て中のママやパパに寄り添い、足の計測を行う「足育のためのお子さまの足の計測会」を実施しています。
実は昨今、日本の子どもたちの「走る力」の低下が顕著になっていることをご存知でしょうか。その原因は、コロナ禍の影響やインターネットやゲームの普及などにより外出の機会が減ったためといわれています。実際に昔に比べて1日あたりの子どもの歩行数もかなり減っているようです。
そこでミキハウスが提案しているのが、「足育のためのお子さまの足の計測会」。
足は、体を支える大切な土台。幼い子どもたちの足はまだまだ未発達のため足の健やかな成長を促すために「足育」を意識することはとても大切です。健やかな足の発育のために正しいサイズの靴を選ぶこと、靴を履いて沢山歩くことへの意識を高めることが「足育」につながります。
各自治体の子育て世帯向けのイベントや、児童館、子育て広場、または健診時に計測会を行うことができます。