大学で出た廃棄紙から再生紙ブックマーカーをつくる ~大学生が仕掛けるプロジェクト「Seek For」
大学からでる廃棄紙の再利用|2種類の再生紙ブックマーカー作成
北海道札幌市厚別区にある北星学園大学の学部生 4 名により 2023 年 6 月に発足されたプロジェクトチーム「Seek For」は、10 月 27 日に山陽製紙(株)のオフィス古紙再生循環サービス「PELP!(ペルプ)」により生まれた紙から山陽製紙(株)とキンコーズ・ジャパン(株)との協働で再生紙ブックマーカーを作成し、11 月 10 日より同大学の図書館にて無料配布を開始しました。
学生プロジェクトチーム「Seek For」は、山陽製紙(株)が提供する古紙回収サービス「PELP!」に加入し、同大学の研究支援課、国際教育課、就職支援課、情報システム課、財務課の各課に古紙回収 BOX を設置。北星学園大学内で発生する廃棄紙の回収を行い、古紙から2 種類の再生紙ブックマーカーをつくりました。
中規模私立大学では年間約 5,000kg の不要紙が廃棄されていますが、Seek Forは 2023 年 7 月上旬から 10 月下旬の約3カ月間で、北星学園大学内で発生した廃棄紙の約 150kg 分(一般的な文庫本に置き換えると約 1000 冊分に相当する古紙)を回収。
回収した古紙は「PELP! BAG」に封入され、2 度に分けて山陽製紙(株)に輸送され、晴れて再生紙ブックマーカーとして生まれ変わりました。
再生紙ブックマーカーの特徴
- 紙の資源化を促す文言が共通で印刷されており、背面には「環境にやさしい」をテーマにしたデザインが印刷
- 縦 14cm×横 5cm のサイズで、通常のブックマーカーと変わらない機能性
- 再生紙ならではの肌触りと色合い
- 使用後はアップサイクルの資源になる
- ブックマーカー自体の循環的使用を実現するために同大学の図書館に設置され、使用したら戻すことを学生に呼びかけている
「PELP!」とは
「PELP!」とは、不要になったコピー用紙をアップサイクルするサービスです。アップサイクルとは、通常であれば廃棄されるものを別のものに作り替えることを意味します。
出典:山陽製紙株式会社