食べられるスプーン・食べられるストロー|食べられる○○とSDGs
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カフェやファストフード店で使われるスプーンやストロー。
近年エコに配慮してプラスチックではなく紙スプーンや紙ストローを提供するお店も増えてきました。さらに今、それに替わる「食べられるカトラリー」が注目を集めているのはご存知でしょうか。
今回は、食べられるカトラリーについて詳しく紹介していきます。
プラスチック廃棄の現状
近年、SDGsの意識が高まり、レジ袋の有料化や紙ストローの採用などあらゆる企業も積極的に脱プラ活動に取り組んでいます。
しかし、それでも日本国内で廃棄されるプラスチックの量は2022年時点で年間約800万トンと言われています。その量は、世界で見てもその廃棄量は2位となっており、さらなる改善と意識の向上が求められています。
食べられるカトラリーとSDGs|脱プラスチック
食品を用いてつくられた「食べられるカトラリー」は、まだあまり見かけませんが普及の兆しを見せています。プラスチック製のカトラリーから紙製のものへシフトすることで脱プラに貢献できますが、どうしてもごみの削減にまで至らないのが課題でした。
一方「食べられるカトラリー」であればカトラリーの使用後は食品として食べることができるため、そもそものごみ削減にもつながります。紙のカトラリーよりもさらに環境に優しいアイテムと言えるでしょう。
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食べられるスプーンとは
食品を原料につくられたスプーンであれば、食事後にそのまま食品として消費することが可能。
食べられるスプーンを提供するお店を選んだり、自宅でも使用したりすることでごみの削減に貢献できるのです。
ミニストップ
ミニストップでソフトクリームを購入すると、プラスチックスプーンの代わりにアイスクリームのコーンを使用した食べるスプーンが提供されます。
コーンなのでどのフレーバーのソフトクリームにマッチし、消費者側も違和感なく受け入れることができるスプーンです。
詳細:ミニストップ、ソフトクリームは食べるスプーンで提供します!
PACOON(パクーン)
お店だけでなく、自宅でも食べられるスプーンを使用したい方へおすすめなのがPACOONの食べられるスプーンです。
おからやかぼちゃなどの野菜を原料につくられているカラフルなスプーンで、大人のエコ意識を高めるだけでなく、子どもの野菜へ興味・関心を育てられます。家庭だけでなく、キッチンカーやマルシェなどのイベントで使用できるのでどんな人にもマッチします。
食べられるストローとは
スプーンと同様、ストローも食べられる素材でつくられたものが注目を集めています。
コロネクッキー|ブルボン
コロネクッキーは、中が空洞になっているブルボンの「チュエル」というお菓子をヒントに開発されたクッキーでできたストローです。シェイクやスムージーといったコールドドリンクに刺して通常のストロー同様に使用できます。
耐水時間はおおよそ10分から30分。ドリンクを飲み終えたら、一般的なクッキーと同様美味しく楽しむことができます。
現在は業務用のみの販売とのことですが、一般販売に向けた検討も進んでいるようです。
詳細:ブルボンコロネクッキー
米ストロー
SDGsに貢献するため完全植物由来のストローとして開発された米ストロー。
食べられるストローはドリンクを飲んでいる最中に形が崩れるなどの不安を抱くかと思いますが、こちらは2時間水に浸していても曲がりにくいほど耐久性も優れています。
食べることを目的とはしていない商品ですが万が一食べてしまっても問題はなく、使用後は肥料などとして再利用が可能です。
詳細:米ストロー
食べられる○○番外編
カトラリー以外にもプラスチックや紙に替わり「食べられる」アイテムが増えています。
食べられるカップ
R・J CAFÉ
大阪天満橋にあるR・J CAFEでは食べられる素材でつくられたカップで提供される「エコプレッソ」を飲むことができます。
カップはまるごと食べられるクッキーでできており、エスプレッソとも相性抜群。ウェブショップでも購入が可能です。
もぐカップ|アサヒユウアス
国産じゃがいものでんぷんが原料の食べられるカップは、使い捨て容器削減のためにつくられたお菓子でできた食品カップ。
プレーン、えびせん、チョコ味と3種の味から選べ、サイズが豊富でどんなシーンにもマッチします。飲み物だけでなくお皿としても使用可能です。
食べられるお皿
e-tray|丸繁製菓
町おこし企画やB-1グランプリなどの各種イベントでも利用されることが増えている「e-tray」。
おにぎりやお団子、焼きそばなどの屋台料理を乗せるのにぴったりで、イベント時のごみの削減に貢献できます。
Biotrem
100%小麦ブランでつくらえた「バイオトレム」。使い捨ての容器ですが、生分解性で土に還すことができるサスティナブルなアイテム。もちろん食べても安心な素材です。
10枚入りで1,380円〜と手の届きやすい価格で、キャンプやピクニック、ホームパーティーにも最適です。
まとめ
脱プラやごみの削減などSDGsに貢献できる食べられるカトラリーは、今後ますます私たちの身近なものとなっていくでしょう。そのためには私たちが意識して選び取ることが第一歩です。使い捨て容器の代わりに、食べられるカトラリーやカップを取り入れてみてはいかがでしょうか。