SDGs未来都市とは?2022年最新の取り組み例も交えて紹介します

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2015年国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、世界では様々な取り組みが行われています。

日本においてもSDGsを軸としたサステナブルなまちづくり「地方創生SDGs」が推進されており、その取り組みの一環として「SDGs未来都市」の選定事業が進んでいます。

SDGs未来都市とは 

未来都市

SDGs未来都市とは、地方創生SDGsの達成のため日本国内の自治体を対象に2018年から毎年内閣府が募集を行い認定された都市のことです。

SDGs未来都市選定には、まちづくりとSDGsの要素を掛け合わせることにより、観光客を呼び込む効果や若者の人口流出を食い止めるなど地域活性化及び地域課題の解決などの狙いがあります。

また国内への持続可能な未来へ向けたインパクトだけではなく、優れた取り組み例を国外へ発信していくことも見据えられています。

SDGs未来都市の選定基準

SDGsの選定基準には以下のような項目があります。

  • 地域の課題や目指したい未来を見据えてSDGsのターゲット(SDGs何番目の目標であるか等)を設定すること
  • 3側面(経済、社会、地域)をつなぎ相乗効果が期待できる総合的な取り組みであること
  • QOL(住民生活の質)向上やカーボンニュートラルの実現など2050年の世界を見据えた中長期的な目線が盛り込まれているか
  • 地域に好循環となるサステナブルなプロジェクトであるかどうか

環境モデル都市と環境未来都市構想

内閣府が推進をしている「環境モデル都市」と「環境未来都市」についても合わせて触れていきましょう。

環境モデル都市

環境モデル都市とは、低炭素社会を実現するため国が選定を行う先導的な取り組みを行う都市のことです。

環境モデル都市では、地域資源の活用と官民の垣根を超えたステークホルダー間の協力により低炭素化と持続可能な発展の2点を重視した地域モデル実現を目標とします。

2008年に13都市が選定されたのを皮切りに、東日本大震災後エネルギー問題や低炭素に注目を集める機運が高まり2012年に7都市、翌2013年に3都市が選定されています。

環境未来都市

環境モデル都市の中から選ばれた都市が「環境未来都市」になります。

「環境未来都市」構想の基本コンセプトは、「環境・超高齢化対応等に向けた、人間中心の新たな価値を創造する都市」を実現することです。

環境、社会、経済の3つの価値創造を柱として持続可能な都市を目指すとともに、都市固有の独自性を生かした戦略により、補助金に頼らない都市経済のモデルの確立を目的としています。

引用元:「環境未来都市」構想の目指すもの

2022年最新のSDGs未来都市

SDGs

2022年度にSDGs未来都市に選定された、上位10の自治体を紹介します。

上記で述べた選定基準により、全体計画や自治体SDGsモデル事業の内容を元に審査が行われます。

  1.  宮城県大崎市
  2. 秋田県大仙市
  3. 山口県長井市
  4. 埼玉県戸田市
  5.  埼玉県入間市
  6. 千葉県松戸市
  7. 東京都板橋区
  8. 東京都足立区
  9. 新潟県

自治体SDGsモデル

SDGs未来都市に認定された30の自治体から提出された提案から、10の取り組みが2022年度の自治体SDGsモデルに選出されました。

宮城県大崎市 大崎耕士GIAHSを核とした持続可能な地域社会づくり
千葉県松戸市 Z世代を起爆剤に多様な主体が奏でる常磐平団地エリアのリ・ブランディング
東京都足立区 逆境を「まちの力」で乗り越える足立SDGsモデル構築事業

「やりたくてもできない」から「やりたい!」に。

新潟県新潟市 将来に向けた持続可能な食と農の創出プロジェクト
岐阜県恵那市 恵那発たべるSDGsモデル構築プロジェクト~恵那ふうど=FOOD×風土~
大阪府阪南市 共創による新しい地域価値の創造

カーボンニュートラルの先にあるCo-ベネフィット型未来都市に向けて

和歌山県田辺市 1000年をつなぐ田辺市熊野SDGsプロジェクト
鳥取県 人口最少県 誰もが活躍する「人づくり王国とっとり」戦略

~SDGsチャレンジ人財サポート~

熊本県八代市 Move forward!「SDGsフードマッチングプロジェクト」
熊本県天津市 島々を抱く穏やかな海とともに生き続けるためのプロジェクト

引用元:令和4年度SDGs未来都市 選定都市一覧

熊本県八代市の提案する「SDGs フードマッチングプロジェクト」

10の取り組みの中から、熊本県八代市の提案する「SDGs フードマッチングプロジェクト」を紹介します。

八千代市は九州の中央に位置する人口12万3千人の都市であり、国内では冬春トマト、イグサの生産量1位を誇ります。

農業をはじめとする地域産業を担っていく若者の市外流出に頭を悩ませており、得意分野である農業を生かし地域活性化を狙っています。

具体的なアクションプランは以下3つです。

  1. やつしろSDGs宣言事業(仮称)*
  2. 賞味期限が近い等の理由で通常出荷されず廃棄となっている農産物をデジタルマッチングにより食品ロスを防ぐ
  3. 食による地域社会の再生としてデジタル技術の活用や人とモノを同時に運搬することを通じて過疎地域の買い物弱者を支援する

*やつしろSDGs宣言事業(仮称)の内容

  • SDGsに積極的に取り組む事業者を見える化し、他ステークホルダーとの連携を深める
  • 「SDGs連携・チャレンジ事業」として企業マッチングツアーやクラウドファンディングを行う

まとめ 

未来都市

SDGs未来都市の概要や、実際にどんな取り組みが行われているか紹介しました。

自分の出身地や居住地域でもSDGs達成に向けてどんなアクションが開始されているかこの機会に理解を深めてみてはいかがでしょうか。

きっと今までよりSDGsを身近に感じることができるようになると思います。

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