【プラスチックストローの代替品】サスティナブルな素材でできたストローをご紹介
プラスチックストローの廃止は、私たちが身近でできるサスティナブルな施策の1つです。
スターバックスコーヒージャパンが紙製ストローの提供を始めたというニュースは、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。2021年9月からは、フラペチーノ用の太いストローも紙製ストローに変更されるとの発表がありました。
このように、企業でも環境のためにプラスチックを削減しようという取り組みが行われています。
先日筆者が行った町の小さなカフェでも、紙製ストローを渡されました。
スターバックスのような大手企業だけではなく、プラスチックフリーの動きは社会全体で広まりつつあります。
カフェなどで使われている紙製ストロー。
もちろんプラスチックよりもサスティナブルなのですが、基本的には使い捨てです。
そこで今回は、お家でも使える紙製以外のサスティナブルな素材で作られたプラスチックの代替ストローをご紹介していきたいと思います。
プラスチックから代替ストローへ変えるべき理由
地球環境を考える上で、真っ先に問題に上がるのは「プラスチック問題」
特にプラスチックストローは、私たちがよく使うプラスチック製品の一つではないでしょうか。
2016年の世界経済フォーラム年次総会の報告によると、問題視されている海洋ごみのうち、0.1%ほどがストローごみとのこと。
プラスチックストローは私たちの生活の中で身近な存在です。
プラスチックストローを使わないようにすることは、プラスチックフリー生活を実現させる一歩としてとても適していると言えます。
代替ストローの素材をご紹介
代替ストローにも様々な素材があります。
ここからは素材ごとにメリット・デメリットをご紹介していきます。
竹
竹のストローは口当たりがなめらかで、凹凸がないためスムーズ。
何度でも使えるため、コスト削減+環境にも良いという優れものです。
しかし、竹のストローは湿気の多いところで放置をするとカビが生えてしまうため注意が必要です。初めて使う時は竹の繊維が出ることもあるので、洗ってから使うようにしましょう。
メリット
- 口当たりがなめらかで飲みやすい
- 乾きが早い
デメリット
- 湿気の多いところではカビが生える
ステンレス
ステンレスは他の素材に比べ、とても丈夫で長持ち。
形も豊富で先が曲がったタイプや飲み口の広いタイプなど、用途に合わせ、自分に合った形のものを選ぶことが出来ます。
金属製のため金属アレルギーのある方は使えません。
また、ストローを口に当てる際に、金属がカチッと歯に触れてしまうため、口当たりを気にする方は抵抗があるかも。
メリット
- 丈夫で長持ち
- 形状が豊富
デメリット
- 金属アレルギーの方は使えない
- 口当たりの好みが分かれる
シリコン
シリコン製のストローは柔らかい素材で出来ているため、噛み癖のある方にオススメ。
折り曲げることでコンパクトになるので、持ち運びに最適です。
しかし、シリコン素材はホコリなどが付きやすい部分が欠点。加えて、強い香りの飲み物の場合、香りがストローに移ることもあります。
メリット
- 丈夫で長持ち
- コンパクトに持ち運べる
デメリット
- ホコリが付着しやすい
- 香りが移りやすい
サトウキビ
サトウキビストローは生分解性に長けており、捨てた後は土に還ります。
生分解性とは。
自然界に存在する微生物の働きにより、最終的に水と二酸化炭素に分解される性質のこと。
口当たりもよく、サトウキビ特有のほのかな甘みが香るのが特徴です。
耐久性に優れているため、しっかりと飲み物を飲むことが出来ます。本来廃棄されるサトウキビの搾りカスから取れるバガス繊維を使用しているためとてもエコ。
ただ、熱い飲み物には使うことができません。
使い捨てなので、来客時にお出しする飲み物には良いかもしれませんね。
メリット
- 生分解性で環境にやさしい
- 耐久性に優れている
デメリット
- 熱に弱い
- 一度きりしか使えない
まとめ
おうち、カフェ、レストラン・・・
今まではどこでもプラスチックストローを使うことが当たり前でした。
サスティナブルが注目されてきている今だからこそ、プラスチックストローから代替ストロー変えてみてはいかがでしょうか。
環境に優しい生活への第一歩となります。まずは身近なことから始めてみましょう。