2023年「ヴィーガンおせち」が買えるお店まとめ
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年末まで残すところ2ヶ月。
さまざまな商品の値上げや物価上昇が続く中、お正月のおせちくらいは贅沢なものを用意したいと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
早いところでは、9月に入っておせちの予約販売がスタートしており、中にはすでに完売している商品もあるようです。和・洋・中に限らず、毎年いろいろな新作おせちが登場し話題になりますが、ここ数年は健康志向の方に向けたおせちも大注目されています。
「ヴィーガンおせち」も、そのひとつ。
動物性食材を一切使用しない、地球にも体にもやさしい「ヴィーガンおせち」。使われる食材や料理はどんなものなのか、「ヴィーガンおせち」はどこで購入できるのかも合わせてお伝えします。
ヴィーガンおせちとは
近年新たに登場した「ヴィーガンおせち」
ヴィーガンは、畜産にまつわる環境破壊や温室効果ガスの問題をはじめ、サスティナブルな社会の実現に貢献する食の選択であるとして、世界中で注目されています。完全プラントベースで構成される「ヴィーガンおせち」は、食品アレルギーを持つ方だけでなく、環境配慮や健康意識の高い方などに選ばれています。
そもそも、おせちとは?
お正月を祝う「おせち料理(御節料理)」。
農林水産省によると、昔は3月3日、5月5日のような節句料理を「おせち」と呼んでいたそうです。現代のおせち料理は、地域のしきたりやお重の段数もさまざま。しかし、縁起物であるおせち料理を重箱に詰めることで「福が重なる」という願いや、お正月の三が日は縁起をかついで炊事をしないために保存のきく料理を用意すること、詰める基本の料理などは、さほど変わりません。
ちなみに、現在では一般的に重箱というと三段重が多く使われますが、五段の重箱に詰めるのが基本。上から「一の重」「二の重」「三の重」「与の重」「五の重」と数え、四段目は「四=死」をイメージさせるため「与の重」としています。
ヴィーガンおせちの特徴
伝統的なおせち料理は、かつお出汁や数の子などの動物性食材がメイン。製造過程から調味料にいたるまで動物性由来のものを排除するヴィーガン対応のおせちって、一体どんなものなのでしょうか。
通常よりも一層手間がかかり、使える食材にも制約があるヴィーガン料理は、作り手の創意工夫なしでは成立しないのがわかります。
伊達巻
江戸っ子の気だてを表す伊達(だて)の意味と、巻物があわさった「伊達巻」。タマゴはんぺんの代わりに、豆腐+カボチャなどを使って作られます。
田作り
今年もいいお米がとれますようにという願いをこめて、小魚で作る「田作り」。たっぷりのくるみ+ごぼうで作られます。
お煮しめ
色々な野菜を鍋に入れていっしょに煮しめ、家族がなかよくいっしょに結ばれるという意味を持つ「お煮しめ」。鶏肉の代わりに高野豆腐、出汁は昆布や椎茸でとります。
黒豆/なます
家族みんなが今年も1年まめで元気に過ごせますようにという願いを込めた「黒豆」や、真っ白な大根を使って清らかな生活を願う「なます」。白砂糖を使わずに、みりんやアガペーシロップなどで甘味をつけます。
2023年一般おせちの傾向とヴィーガンおせち
今年の一般おせちは、和・洋・中の定番タイプや食事券つきのハイブリッドタイプ、有名店と宅配野菜のコラボタイプなどが話題です。
ヴィーガンおせちはどうでしょう。
昨年の人気おせちは、野菜と大豆ミートの創作料理を専門とする有名ヴィーガンレストラン「T’sレストラン」、高円寺のヴィーガンカフェ「メウノータ」、ヴィーガン対応メニューのある中華店「好記園」、健康食品店「こだわりや」「かるなあ」など。
価格帯は7,000円~22,000円前後で、配送規模も小さく、販売数も少ないのが特徴でした。
今回は、編集部が注目する今年のヴィーガンおせち、内容や購入方法を以下にまとめました。
オーガニックレストラン「みどりえ」
「みどりえ」は、創業23年の老舗オーガニックレストラン。なんといっても、お店そのままの味や手作り感が楽しめるのがレストランおせちの魅力。「オーガニックレストラン「みどりえ」の無添加・オーガニック自然派ヴィーガンおせち」は、「生おせち」とあるように冷蔵便で届きます。
できるだけおいしいものを届けたいというお店の自信が溢れていますね。料理の説明もホームページで一部紹介されているので、検討しやすいでしょう。早割りがお得!
マクロビレストラン「たかの」
「健康的とはいえないおせちに飽きたお客様」や「家族や自らが食べたいおせち」をテーマに、こだわり抜いた精進タイプのおせちを販売する石川県金沢市のマクロビ専門レストラン「たかの」。作り手の高野保之さんが、料理に込めた思いをホームページで細かく伝えています。
「手作り 無添加 自然食おせち」は、人気が高まり他県への発送も可能になりました。10月より予約受付。
こだわりや
「こだわりや」は、作り手の想い、原材料や伝統製法を大切に、「やさしい」「おいしい」「からだ喜ぶ」商品を提案します。身体と環境にやさしい、吟味した素材を丁寧に調理した、合成添加物不使用のおせち料理です。
2023年のヴィーガンおせちは、2段になってリニューアル。オーガニック、または極力農薬を使用せずに栽培された野菜をふんだんに使用した、彩り豊かで、見た目も楽しめるお重です。
11月30日(水)までのご予約でオンラインショップ限定5%OFFクーポンプレゼントとお得!
台湾中華料理 好記園
ヴィーガンメニューのある、横浜中華街に店舗を持つ「好記園」のおせちは、10月24日から予約をスタートしています。
>好記園
KITCHEN 楽
高島屋限定販売、お1人様用のヴィーガンおせち。カタログ掲載はなく、9月28日(水)午前10時から予約開始。
そのほか注目のヴィーガンおせちと購入方法
ヴィーガンおせち販売の有無や内容の発表は、10月中旬頃からSNSを中心に告知するお店が多いです。発売後にすぐに売り切れる場合もあるので、興味のある方は直接お店に問い合わせるか、SNSをこまめにチェックしてくださいね。
vege&grain cafe meu nota メウノータ
10月中旬~下旬に、SNSにておせち販売の有無や詳細を告知予定。
T’sレストラン
販売決定、10月以降にSNSにて詳細を発表。
まとめ
ひと昔前は、食の制限がある方や特別な方向けだった「ヴィーガンおせち」も、今や誰もがみんなで食べられる、選ばれるおせちに進化しています。
ヴィーガンは世界的なトレンド、環境や健康に配慮したサステイナブルでエシカルな消費の波が、いよいよおせちにも!
こだわりの詰まった貴重な「ヴィーガンおせち」は、ホームページやSNSなどで販売期間や購入方法が発表される場合が多く、販売数も少ないので早い者勝ちです。興味のある方は、店舗の情報をしっかりウォッチしてくださいね。
今年はいつもとは違う「ヴィーガンおせち」でヘルシーに新しい年を迎えてみてはいかがでしょうか。