正しい水の飲み方と水の種類を解説「毎日水を2L飲みましょう」は本当なのか

正しい水の飲み方と水の種類を解説「毎日水を2L飲みましょう」は本当なのか
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ネットや本屋さんで、「水を2L飲みましょう」と、目にすることが数年前から多くなりました。

その背景として、日本人の死因の2位の心筋梗塞や4位の脳梗塞などの血栓症*が増加したことが挙げられます。

「ドロドロ血液をサラサラにするために、水分をなるべくとるように」との医療指導が始まったことが始まりと言われています。

もともとは医療的な側面で言われ始めましたが、現在は美容やダイエットを紹介する媒体でも水について触れられているようです。

では、本当に2Lの水を飲むべきなのでしょうか?

*血液中に出来た血液の塊が血管内で詰まってしまい、症状を引き起こす病気のこと

正しい水の飲み方

水

結論から言うと、1日に摂取する水の量は、性別と生活スタイルの違いで、かなり違ってくると思います。

ここからは、水分補給のタイミングや量、水の種類を紹介していきます。

身体の中の水「体内水」とは

人間は身体の60%が水でできています。子供では70%、胎児に至っては90%です。

そのため、体重60㎏の人には、36リットルの水が含まれていることになります。

この身体の中の水を「体内水」と言います。

体内水は「血管」や「リンパ管」などの中や、「組織間隙」という言葉の通り、身体の中の隙間を埋めるために存在しています。

後ほど説明しますが、血管やリンパ管から体内水が「組織間隙」に過剰に漏れ出した状態が「むくみ」です。

1日に出入りする水の量

身体から出ていく水といえば尿が代表的ですが、そのほかにも汗や便、呼吸時にも水分は失われていきます。

尿、汗、便や呼吸時に失われる水分を合計すると、およそ2,100〜2,600mlと言われます。

これが「1日2リットル水を飲みましょう」が広がった理由になります。

また、身体から出ていく水分の量は季節がかなり関係しており、汗をかく夏場はさらに多くの水分を失います。

どれぐらい水を飲めばいいの?

身体から出ていく水分と同じ量だけ水分をとらなければいけません。

つまり、1日2,100〜2,600mlが必要です。

2,100〜2,600ミリリットルの内、私たちは食事に含まれる水分が800ml、体内で脂肪などが分解されてできる水分が300mlほどあります。

残りの1,000〜1,500mlを水からとる必要があるということになります。

水分が足りないと、脱水という状態になってしまいます。

水の種類を紹介。水分補給は水道水でよいのか?

水道水

日本の水道水の水質は、「水道法」という法律にのっとり厳しく管理されているため、完ぺきなほどに清潔であると言えます。

では、水道水を飲めばいいのかというと、決してそんなことはありません。

常用の飲料としては、水道水ではなくミネラルウォーターをおすすめします。

硬水のミネラルウォーターがおすすめ

常用に飲む水としておすすめするのは硬水のミネラルウォーターです。

硬水とはカルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルを多く含む水のことです。

日本の水道水や、日本産のミネラルウォーターはほとんどが軟水です。軟水は飲みやすく、料理に使うには最適ですが、ミネラルが含まれていません。

では、なぜ硬水のほうがいいのでしょうか?

硬水にはミネラルの他に、ナトリウムイオンやカルシウムイオンが含まれています。

ナトリウムイオンやカルシウムイオンが腸から血管に吸収されることで、細胞内や血管から「組織間隙」に漏れ出す体内水の量が抑えられます。

さらに、血管に吸収された体内水は栄養を体中に運んだあと、腎臓で濾過され老廃物と共に尿として体外に排出されます。

逆を言えばミネラルを含まない水をたくさん飲みすぎると、「組織間隙」に余分な体内水が貯留してしまいます。これが「むくみ」の原因です。

ミネラルウォーターの種類

実はミネラルウォーターと一言で言っても、製品によって含まれるミネラルの量が違います。

含まれるミネラルによって身体に与える効能が変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。ミネラルウォーターの栄養成分表示を見れば、どのミネラルが多く含まれているのか、確認することが出来ます。

カリウムイオン

 塩分や余分な水分を尿への排出を促進し、むくみの解消や血圧を下げる役割があります。

マグネシウムイオン

心臓の働きに関係しています。免疫を強化したり、痛便を改善する働きがあります。

カルシウムイオン

筋肉の働きに関係しています。イライラや不安の解消などの精神安定にも関与したり、疲れやすいといった症状を解消します。

水を飲むタイミング

喉が乾いたタイミングで一度にたくさん飲むのではなく、喉が渇く前に少しづつ飲むようにしましょう。

たくさん飲んでも胃に負担がかかったり、十分に水を吸収できません。

また、起床後すぐやお風呂上りは汗として体内水を排出しているため、十分に水を飲みましょう。

まとめ

水分補給

「毎日水を2L飲みましょう」は「水の種類を考えて、食事を含めた水分補給を2Lにしましょう」が正解です。

過剰に水を飲むことで、低脹性貧血やむくみなどの悪い影響を身体に与えてしまう場合もあります。

水分量が少ないと脱水症状や高血圧のリスクがあります。何事もバランス良く行うことが健康の秘訣です。

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