エコな活動に取り組むアウトドアブランド6選|環境に配慮したものづくり

エコな活動に取り組むアウトドアブランド6選|環境に配慮したものづくり
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夏も本番となり、山登りや川遊び、バーベキューなど外でレジャーを楽しむ人も多いのではないでしょうか。

レジャー時に活躍するアウトドアアイテムですが、なかにはエコやサステイナブルな商品作りを心掛けているブランドがあります。

今回はエコ活動に取り組んでいるアウトドアブランドを紹介します。

自然がフィールドだからこそエコ活動に取り組むアウトドアブランド

キャンプ

日常から離れ、豊かな自然の中で遊ぶからこそ楽しいアウトドア。

実は、海や山は増え続けるゴミで汚れてしまったり、地球温暖化による雪不足でウィンタースポーツが楽しめなくなった場所もあります。

自然をフィールドにしているアウトドアメーカーは、より強く環境破壊に危機感を感じているのではないでしょうか。

そのため、近年では積極的に環境に配慮したものづくりに取り組んでいるブランドが増えてきています。

今回ご紹介するブランドは、生地や素材をより自然に優しいものへ変更する、使い終えたアイテムを回収しリサイクル素材として再利用するなど、さまざまな取り組みを行なっています。

Patagonia(パタゴニア)

 

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環境保全に取り組むアウトドアブランドとして、はずせないのがアメリカ発祥のパタゴニアです。

まだサステイナブルという考え方が浸透していない1973年に創業しましたが、当時から自然環境を守ることを企業理念に掲げています。

パタゴニアでは売上の1%を自然環境の保護・回復のために寄付しているほか、製品に使用している素材の89%が環境に優しい素材です。2025年までに環境に優しい素材100%で製品をつくることを目標にしています。

例えば、ウェアに使用する綿はすべてオーガニックコットンで、ポリエステルは独自開発したペットボトルを再生利用したものを取り入れています。

また、2020年には直営店でのレジ袋の提供を終了し、マイバック持参を呼びかけ、自宅で使われていないバッグを共有する「エコバッグ・シェアリング」なども展開しています。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)

 

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ザ・ノース・フェイスは。アメリカ発祥の登山・アウトドアブランドです。

機能的でおしゃれなザ・ノース・フェイスの製品は、日常使いのファッションアイテムとしても人気があります。

ザ・ノース・フェイスが取り組んでいるのはリサイクル素材を使用した製品づくりです。

他社製品を含めた衣料品の回収を行ない、集められた衣料品からダウン、ナイロン、ポリエステルなどを再資源化して、新たな製品の素材として活用しています。

また、シューズにはリサイクル素材の他に、石油成分をカットした自然顔料を採用しているアイテムもあり、環境に配慮したものづくりを行なっています。

Coleman(コールマン)

コールマンは1900年頃に創業したキャンプ用品の老舗ブランドで、日本には1976年に上陸しました。

キャンプ場などのアウトドアシーンでコールマンのアイテムを見かけたことのある人は多いのではないでしょうか。

コールマンでは自社製品の廃棄削減に取り組んでいます。修理した製品はアウトレットモールで販売し、修理できないものはパーツを取り出してリペア用品として使用しています。

また、近年では廃棄テントを使用したバッグや、モスキートネットなどを製造、販売しています。

Snow peak(スノーピーク)

 

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スノーピークは、新潟に本社を置く日本のアウトドアブランドです。

過酷な自然条件のもとでも耐えられる製品づくりを心掛けているブランドですが、もうひとつ特徴的なのは「永久保証」サービスがあることです。

スノーピークの商品には保証書がついていません。いつ購入した商品でも修理してもらえるということで、品質にこだわっているスノーピークだからこそできるサステイナブルなサービスです。

その他にも直営店で回収した不要な衣料・テントを再利用した服の製造・販売を行なっています。

KEEN(キーン)

 

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キーンはアメリカ発のフットウェアブランドです。

トレッキングシューズからタウンユースのサンダルまで幅広いラインアップで、アウトドアや旅行などさまざまなシーンで利用されています。

キーンでは「Detox the Planet(地球をデトックス)」をコンセプトに、環境に配慮したモノづくりを行なっています。

アウトドア用品に欠かせない機能に、生地を濡れにくくする耐久撥水がありますが、この加工には過フッ素化合物(PFC)が含まれるのが一般的です。

PFCは環境へ悪影響を及ぼす有害物質のため、キーンのシューズにはPFCが含まれていません。また、シューズの防臭剤から殺生物剤を100%排除し、天然微生物で防臭するプロバイオティクス技術を採用しています。

また、シューズの一部にはリサイクルPETを採用しています。

Teva(テバ)

 

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世界で初めてストラップ付きスポーツサンダルを開発したテバのサンダルは、シンプルなデザインで履き心地も良いので、アウトドアやフェスはもちろん、日常使いにも重宝します。

サンダルのストラップにはペットボトルを再利用した素材が使用したことで、約4,000万本のペットボトルが廃棄物になるのを防いだそうです。

また、使えなくなったテバのサンダルを回収し、新しい資源へリサイクルする取り組みも行なっています。

まとめ

今回はアウトドアブランドとそのエコな取り組みについて紹介してきました。

自然や環境破壊を身近に感じているアウトドアブランドのこのような取り組みは、今後も増え、改良されていくのではないでしょうか。

消費者である私たちはより環境によいものを選択していきたいですね。

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