ReMateri® ― サステナブル素材で地球を救う

ReMateri

ReMateri®(リマテリ)とは

ReMateri®は、株式会社島精機製作所の社内ベンチャープロジェクトから生まれたサステナブルな素材ブランドです。

循環社会の3つのR、すなわちリデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)を意識して、素材(Material)を研究/開発しています。

時には他社とコラボレーションし、幅広く持続可能な取り組みを推進します。

取り組みをはじめたきっかけ

新聞紙
ReMateri®の取り組みは、 あるとき担当者の方が街中を走るゴミ収集車や古紙回収車を見てふと考えたことがきっかけでした。

「回収した古紙はどこへ行っているのだろう?」

興味を持って詳しく調査したところ、国内で回収した紙が行き場をなくしていることを知りました。

アパレル業界は、従来から多くの廃棄ロスを生む業界です。

もしこの行き場を失った古紙から糸をつくり、その糸から服をつくれば、古紙再利用とファッション業界の廃棄ロス改善の一石二鳥になるのでは?

このような経緯で、ReMateri®の取り組みはスタートしました。

最初に生まれた素材 REPAC®(リパク)

repacロゴ
まずは古紙から糸をつくらなくてはなりません。

ReMateri®から最初に生まれた素材がREPAC®(リパク)です。

”Recycled PACk”を呼びやすく略して「REPAC®」と命名されました。

リサイクル紙を原料とする紙の糸で、主に牛乳パックをリサイクル原料として利用しています。

吸水性が高く、防臭性も持ち合わせた、再生素材だとは思えない気持ちのいい素材となっています。

REPAC®の製造方法

シュレッダー

REPAC®の製造方法は、まず再生紙を細くシュレッダーをかけるように数ミリ単位にカットします。
テープ状になった紙をこよりをかけるように撚っていきます。

撚りをかけることで強度が出て、生地や製品に使える糸になります。

REPAC®の持つここちよさ

浴衣
REPAC®は、近年、人気が急上昇している和紙糸のような高い吸水性防臭性を持ち合わせています。

独特のシャリシャリとした手触りで、心地よい使用感があります。

紙を原料としているため、軽くて毛玉ができにくい特徴もあります。

製造時に「撚る」ことによって糸の強度が増し、家庭用洗濯機での洗濯も可能です。

REPAC®のエコ指数(CO2排出量の削減)

REPAC®は、1kgあたり300g程度のリサイクル紙が使われています。

300gの牛乳パックを焼却せずにREPAC®の原料としてリサイクルすることによって、約233gのCO2排出量の削減につながります。

これは、大型車を1km走らせた際の排出されるCO2排出量と同量です。

ReMateri®の製品

製品イメージ
古紙をリサイクルしてつくるREPAC®から編み出されたReMateri®の製品は、”環境に良い”だけでなく、使い心地が良く機能的です。

靴下やタオル、ニット帽、トートバックなど、REPAC®の機能性を活かした製品は、オンラインショップで販売されています。

ReMateri®の取り組みはまだ始まったばかり。これからも新しい環境配慮型の素材や製品を生み出していく予定です。

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