IKEAの「プラントベースフード」を食べてみたら、社会問題に少し向き合えた話
IKEAといえば世界最大の家具量販店ですが、食品も充実しているのはご存じですか?
実はIKEAでしか食べられない美味しい料理がたくさんあるんです。家具も買わずに、ご飯だけ食べに行くなんてこともあります。
IKEA新宿では他の店舗にはない、日本初の量り売りデリが楽しめる「Swedish Bite(スウェーデンバイツ)」があります。ここでは定番のミートボールに加え、ヴィーガンでも食べられるプラントベース料理があるとのこと。
先日、IKEA新宿で実際にプラントベースフードを食べてきたので感想を書いていきます。
IKEA新宿の「プラントベースフード」を食べてみた
今回わたしが食べた料理は以下の3つです。
- ベジボール
- プラントボール
- プラントベースラザニア
この中で、「ベジボール」は完全に動物性のものが使われていません。まさに厳格なヴィーガン向けの料理です。
※「プラントボール」には、グレービーソースなど一部に動物性の素材を使っているそうです。
ベジボール
「ベジボール」は野菜で作られたミートボール。
ベジタリアンの方にもおすすめで、野菜の旨味をしっかりと感じられます。
上にはベジタリアンラグーソースがかけられていて、ベジボールをより食べやすくしてくれます。グリーンピースやにんじんの甘みを感じられて、すごく優しい味付けでした。
また、ソースはトマトの酸味が感じられて、野菜の甘味とすごくマッチしています。子供からお年寄りまで楽しめる味ではないでしょうか。
プラントボール
次に、「プラントボール」です。
植物由来の原料で肉の風味を再現した、環境に優しいミートボール。食べた料理の中で、1番驚きがあった料理です。
なぜなら、食感と味はほぼお肉のミートボール!
お肉のジューシー感が味わえる不思議なミートボールでした。すべてのIKEAで売られている「普通のミートボール」は以前食べたことがあるのですが、見た目、味共に見分けがつかないレベルでした。
また、付属のリンゴンベリージャムとの相性も抜群です。甘酸っぱさとプラントボールのしょっぱさが綺麗に調和していました。
※プラントボールには一部、動物性の素材を使用しているため、ヴィーガンの方はご注意下さい。
普段はお肉が大好きなわたし。たまにはヘルシーで環境に優しいプラントボールを食べてみるのも良いなと思いました。
食べ応えは十分あるので、肉食系の方にも満足できるミートボールだと思います。
プラントベースラザニア
最後は、「プラントベースラザニア」です。
ラザニアはイタリアのパスタ料理。普通のラザニアはミートソースにひき肉が入っていますが、IKEAのラザニアは植物性由来です。
モチモチしたパスタ生地、そしてトマトの旨味を強く感じられる濃厚な植物性由来のミートソースがミルフィーユ状に重ねられていることで、食べ進めても全く飽きませんでした。植物性ミートソースがたっぷりかけられているのが凄く嬉しかったです。
持ち帰りもできるので、家に帰ってからオーブンで焼くとより美味しく頂けると思います。
IKEAが取り入れているヴィーガンライフスタイル
ヴィーガンとは、肉、魚、乳製品などの動物性由来の素材を一切食べない食生活のことです。
実は、動物性食品を製造するため使われる資源が原因で環境破壊が起こっています。
牛のゲップから排出される「メタン」が地球温暖化を進めている、という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
また、資源の問題だけではなく、畜産における動物の殺処分なども「アニマルライツ(動物の権利)」の観点から問題視されています。
「地球環境」「動物愛護」に配慮することができる食生活が「ヴィーガン」なんです。
最近ではニュースなどでも取り上げられることが多いので、知っている人も多いのではないでしょうか。日本でも、続々と手軽にヴィーガン料理を楽しむことができる店が登場しているようです。
思い返してみると、有名なチェーン店でも、ヴィーガン料理が販売されているのを見かけたことがあります。
IKEA以外でも環境や身体に配慮したヴィーガン料理を提供しているお店が増えてきているようです。
まとめ
IKEAで食べた料理はすべて植物性由来ですが、ボリューム満点でした。
IKEAのプラントベース料理に共通して言えることは、肉料理と比較して「違和感が無い」ということです。
週に1度、月に1度などの自分ペースで良いので、環境にも身体にも優しい料理を食べることはものすごく有意義だと思いました。
他のお店で社会問題に配慮された料理を見つけた時は、積極的に食べたいです。