移住で家がもらえる?制度を利用してお得に移住しよう!

【地方移住のススメ】地方の魅力とお得に移住する方法を紹介します
LIFESTYLE

最近、若年層の人気が高まっている「地方移住」

ライフステージの変化や自分の理想とする生き方を理由に、都会から地方に引っ越す人が増えています。

若者の地方移住が増えている背景には、コロナ禍によってリモートワークが普及し、職場の近くに住まなくてもよくなったことがあります。

都会の喧騒に疲れ、 自然豊かな場所でのびのびと暮らしてみたいなと思っているけど、どこがいいのか、どんな注意点があるのか、具体的に分かっていないという方も多いのではないでしょうか。

また、東京や大都市圏への一極集中が問題視される中、都心に住む人々の地方への移住を促す取り組みが、国や地方自治体が一丸となり進められており、なかには家がもらえる自治体もあります。

そこで今回は、お得に移住する方法と地方移住の魅力を紹介していきます。

移住で家がもらえる?制度を利用してお得に移住しよう!

移住お得

地方移住をする際、国や地方自治体が実施している制度を利用することでお得に移住することができます。

移住にあたり最も大きな支出が「住居費」ですよね。

家賃や引越し代を補助してくれたり、家そのものを無料で提供してくれる自治体を紹介します。

家を借りる場合

島根県飯南町には「定住促進賃貸住宅」という制度があります。

この制度は、飯南町に移住し、家賃4万円の賃貸に20年間住んだ後に、所有権が譲渡されるというものです。

一般的な賃貸の家賃と比べて割安な上に、いずれ自分のものになる住宅は非常にお得ではないでしょうか。

賃貸住居支援例

・宮城県七ヶ宿町
40歳未満で中学生以下のお子様がいる世帯を対象に、20年間住んだ場合に土地、住宅を無償で譲渡。

・兵庫県洲本市
特定公共賃貸住宅の入居者で3カ月以上居住した方を対象に、収入に応じて家賃助成金として最大36,000円/月を助成。

・大分県豊後高田市
移住希望者に賃貸優先権があり、最大48,000円/月の家賃補助。

・新潟県小千谷市
民間賃貸住居移住者を対象に20,000円/月の家賃補助。

・福岡県添田町
新築一戸建てを35,000円/月で提供。

家を購入する場合

北海道標津町では市内で家を購入する際、新築なら300万円、中古なら100万円までの支援を受けることができます。

憧れのマイホームを地方移住によって叶えてみてはいかがでしょうか。

購入住居支援例

・北海道網走市
市内で住宅を取得し、自ら居住する場合、市のリフォーム融資資金500万円までを利用可能。

・鹿児島県薩摩川内市
定住のための家購入で250万円までの補助。

0円空き家バンク

東京都奥多摩市のHPに掲載されている「0円空き家バンク」

空き家バンクの0円物件に住むと、住居費無料で移住することができます。

契約や登記にかかる費用は自己負担になることもあるので、ご注意ください。

空き家支援制度

・山形県遊佐町
空き家バンク登録物件を町が借上げ、リフォーム後に移住者に。一棟につき貸出、最大350万円で物件を修繕。

・佐賀県鹿島市
市外に3年以上居住していた転入者が、重要伝統的建造物群保存地区内の空き町家に5年以上居住又は営業する場合、建物の住居・店舗部分等の改装費の2/3を補助。最大200万円。

・鳥取県岩美町
住宅修繕費用最大200万円補助。

都心からの移住者を誘致している自治体には制度がたくさん

移住家族

現在、数多くの自治体が都心からの移住者を求めているため、各自治体で子育て、通勤、就業などに対して独自の支援制度を設けています。

下記以外にも、様々な支援制度が用意されています。

一般社団法人 移住・交流推進機構では、全国の支援制度の詳細を検索することができるのでチェックしてみてください。

 

支援金制度

移住制度

引用元:内閣府地方創生推進事務局 第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」について

東京への一極集中を避けるため、国は地方創生「移住支援金」「起業支援金」を支給しています。

東京23区に在住、または通勤する方が地方に移住し、就業や起業する場合に適用されます。

移住支援金

東京23区に在住または通勤する方が、東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉※条件不利地域を除く)外へ移住し、起業や就業等を行う場合に受け取れる支援金です。

最大100万円もらえます。(単身者は最大60万円)

2021年度からは、テレワークで東京の仕事を続けながらでも支給されることになりました。

大阪や沖縄の一部地域など対象にならない地域があるため、自分が移住したい自治体が支援金を実施しているかは地方創生移住支援事業でご確認ください。

起業支援金

地域の課題解決が期待できる社会的事業を新たに起業する方を対象に、起業のための支援と事業費への助成を目的として支援金をもらえる制度です。

効果的な起業を促進し、地域課題の解決を通じて地方創生を実現することが目指されています。

事業分野としては、子育て支援や地域産品を活用する飲食店、買い物弱者支援、まちづくり推進など地域の課題に応じた幅広いものが想定されます。

最大で200万円もらえます。(起業等に必要な経費の2分の1まで)

また、都道府県が選定した執行団体が事業の立ち上げに向けた伴奏支援も行ってくれます。

子育て支援

・北海道 厚岸町
婚姻届を提出した人が町内で結婚披露宴等を行う場合、20%を助成(上限30万、地元の業者を使った場合)

・山口県 萩市
世界大学ランキング50位以内の大学(国内だと東京大学・京都大学が該当)へ進学する人に奨学金を給付(最高550万円、20歳以下を対象)

・岩手県
県内の認定企業に就職し8年間就業および居住見込みである人の奨学金を返済(返済金額の2分の1 最大250万円)

・熊本県 南阿蘇村
小学校入学時にランドセル支給

通勤支援

・鳥取県 日野町
町外への通勤費補助(上限月2万円)

・山梨県 都留市
移住後、遠距離(75キロ以上)の通勤をする場合、通勤費補助(月1万円)

・新潟県 糸魚川市
都内の大学などに通う学生に向け、北陸新幹線の通学定期券の費用を1/2補助(卒業後も市内にとどまり、地元就職を目指す人を対象)

就業支援

・熊本県 上天草市
新卒者及び新たな転入者が地元海運事業者に就職し、海技免許を有した場合、就職祝金10万円を交付

・三重県 津市
市内の企業等に就職が決定し、市内へ転入した人に対し、就職祝金5万円を交付

・島根県 奥出雲町
町内の保育施設に就職する人に奨励金を交付(Iターン者50万円 Uターン者25万円)

地方移住の魅力って何?

移住の魅力

下記が多くの人が感じている地方移住の魅力です。

  • 自然が豊か
  • 快適な環境
  • 子育てがしやすい
  • 趣味中心の生活ができる
  • 食べ物がおいしい
  • 地域コミュニティが温かい

それぞれ詳しく紹介していきます。

自然が豊か

海や山といった豊かな自然に囲まれた暮らしを送れます。

美味しい空気や目の前に広がる景色、満点の星空のもと、新しい生活がはじめられます。

快適な環境

「今よりも安く、広い家に住みたい」「今よりも快適な空間で暮らしたい」という願いを叶えることができます。

家賃や初期費用の補助や、引っ越し費用の補助などサポートがある地域もあります。

子育てしやすい

豊かな自然の中で、のびのびと子育てができます。

子育て世代への支援に力を入れている地域も多く、自然に囲まれながら都会とは違う環境で子育てができます。

趣味中心の生活ができる

スポーツ、アウトドア、アートなど、趣味を中心とした生活を送ることも、地方での暮らしの楽しみ方の一つです。

様々な趣味の世界が広がる生活もワクワクするでしょう。

食べ物がおいしい

地方暮らしの魅力でかかせないのが「食」です。

その土地ならではの鮮度の高い海の幸、山の幸を楽しむことができます。

都会ではなかなか流通しない幻の食品と出会えるかもしれません。

地域コミュニティが温かい

移住先の町で仕事やボランティアを通じて地域に貢献していくことで、地域住民とのつながりが生まれます。

地元に戻り、同世代の仲間と地域を盛り上げるケースも多くあります。

地方ならではの温かさを感じてください。

移住に失敗しないために出来ること

ここまで移住の魅力やお得情報を紹介してきましたが、それでも知らない土地に移住するのは不安という方もいるのではないでしょうか。

そんな方には「お試し移住」と「移住体験ツアー」がおすすめです。

おためし移住

「おためし移住」とは、自治体が提供するおためし移住用の住居に無料〜格安で宿泊でき、その土地の魅力を感じてもらえる制度です。

「周辺で買い物できる場所はあるか」「子供の学校はどこに通わせるか」など実際に住んでみないと分からないことを知れるため、移住後のミスマッチを防ぐことができます。

移住体験ツアー

「移住体験ツアー」とは、おためし移住に、地域の主要施設案内、先輩移住者や住民との交流、就労体験などの体験プログラムがセットになっているツアーです。

住民や先輩移住者と直接交流できるため、周辺地域の特色や、周辺施設の評判などを聞くことができます。

都会から地方へ移住すると周囲の人との関わりの密度が変わるものですが、地域住民と交流することで、地域の特色、自分に合った地域などを把握することができます。

移住先人気ランキング

移住に興味が沸いていただいたところで、NPO法人ふるさと回帰支援センターが発表している移住希望地ランキングの上位3つを紹介します!

第3位 山梨県

引用元:山梨県移住・定住総合ポータルサイト

富士山を中心とした自然豊かな環境が魅力です。

また、フルーツ王国としても有名な山梨県では、季節を通しておいしいフルーツを味わうことができます。

交通の利便性も高く、東京都と隣接しているため首都圏まで高速を利用して約1時間で行くことができます。

第2位 福岡県

福岡移住

引用元:福岡県移住・定住ポータルサイト

福岡県は空港やハブ駅が生活圏から近く、買い物も居住も通勤もしやすいコンパクトシティーになっています。

住みやすさからイギリスのグローバル情報誌『MONOCLE』の特集「世界で最も住みやすい都市25」において2008年からランクインし続けています。

さらに、福岡県には豚骨ラーメンやもつ鍋、あまおうなど、ご当地グルメが満載で何を食べてもおいしいです。

屋台や飲食街も充実していて、グルメ好きの方には持ってこいの移住先となっています。

第1位 静岡県

引用元:ゆとりすと静岡

山梨県と同じく富士山を望める静岡県。

夏は都市部よりも涼しく、冬は暖かく過ごしやすい気候です。

山だけではなく、太平洋に面しているためマリンスポーツを楽しめたり、新鮮な海産物も魅力的です。

伊豆や浜松、熱海といった人気観光地を有していて、毎年多くの観光客も訪れる人気の県です。

東京圏や名古屋、関西圏と複数の都市部へのアクセスが良好なところも人気の理由となっています。

そのため、コロナ禍でリモートワークが主流になり出社が週1・2回程度になった方からも人気のスポットです。

まとめ

今回は地方移住の魅力とお得に移住する方法を紹介してきました。

コロナ禍で生活環境が変化した今、自らのライフスタイルを見直すいい機会です。

その中の選択肢の一つとして地方移住もオススメです。興味がある方はおためし移住から体験してみてください。

この記事をシェアする

TAGS

この記事書いた人

Check more...

サステナビリティのために年賀状を出さないべきか?環境に配慮した新しい選択肢とは
LIFESTYLE

サステナビリティのために年賀状を出さないべきか?環境に配慮した新しい選択肢とは

12日間でできるクリスマスへの小さな寄付習慣|アドベントカレンダー式寄付ライフ
LIFESTYLE

12日間でできるクリスマスへの小さな寄付習慣|アドベントカレンダー式寄付ライフ

グリーンクリスマスとは?環境に優しいクリスマスの楽しみ方
LIFESTYLE

グリーンクリスマスとは?環境に優しいクリスマスの楽しみ方

シリアスゲームとは?教育・医療・社会問題解決におけるゲームの力を解説
LIFESTYLE

シリアスゲームとは?教育・医療・社会問題解決におけるゲームの力を解説