フェアトレード企業の取り組みについて|日本国内の有名企業5選の活動もあわせて紹介

フェアトレード企業の取り組みについて|日本国内の有名企業5選の活動もあわせて紹介
SOCIETY

現在、世界ではフェアトレードに対する取り組みが積極的に行われています。

もちろん、私たちの身近にある日本国内の企業も、フェアトレードに対する関心を強く持ち、フェアトレード商品の開発などを行っています。

今回は、そんなフェアトレード企業の取り組みをまとめて紹介。ぜひ店舗を訪れる際の参考にしてみてください。

フェアトレードとは│企業の取り組み

フェアトレード

フェアトレードとは、発展途上国で生産された農作物や製品を適正な価格で企業と取引することにより、生産者の労働環境や適正賃金をサポートすることを目的に生まれた貿易の仕組みです。フェアトレードにより、生産者は企業と公正な立場で取引することができます。

フェアトレード商品を扱う企業の中には生産者に交渉や栽培方法に対するサポートを行っている企業もあり、地域全体の経済的自立に大きく貢献しています。企業がフェアトレード商品を扱う理由には社会的責任を果たすことに加えて、自社の商品やブランドの価値をさらに高められます。

このように、フェアトレードに関する支援や商品を開発することで企業側にとってもメリットがあるのです。

フェアトレード企業の取り組み5選 

国際的にも関心が高まっているフェアトレード企業の活動ですが、私たちの周りにある身近な企業もフェアトレードに対する活動を行っている企業が多くあります。

実際に日本国内にある企業のフェアトレードに対する理念や取り組みをまとめて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 スターバックスコーヒー

コーヒー豆

スターバックスコーヒーでは自社に関わるコーヒー豆生産者を支援する「ファーマーサポートセンター」という制度があるのをご存知でしょうか。スターバックスコーヒーのコーヒー研究開発を兼ねつつ、生産者が高品質のコーヒー豆が生産できるよう栽培方法などを定期的にレクチャーしています。

実際に農学者の監修の元、現地のコーヒー生産者が試験区画を作るのを手助けしたり、コーヒーの木の適切な間隔を示したり、土壌侵食の管理や農薬の使用量削減のための助言をしたりと、生産者と企業の手厚い信頼関係を築くことを重視した取り組みを行っています。

その他スターバックスコーヒーではフェアトレードに関するさまざまな取り組みを行なっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

イオングループ

イオングループでは、会社独自の「持続可能な調達原則」に基づいた商品調達を行っています。最近では、プライベートブランドの商品の原材料すべてを調達原則に則ったものに変換するという新たな目標を設定しました。

さらには、生産地ひとつひとつの環境に合わせた調達計画を立てることで、生産者の労働環境解決のサポートを行なっています。

ナチュラルローソン

ナチュラルローソン

ナチュラルローソンはオーガニック商品の他にも「国際フェアトレード認証」を取得した商品をいくつか販売しています。

主にカカオを原材料としたフェアトレード商品を中心に展開し、現地生産者と企業が公正な取引を行う取り組みをさらに継続していく指針を表明しました。

今後も国際フェアトレード認証取得の原料を使用したフェアトレード商品を販売していくようなので、気になる方はぜひ店頭でチェックしてみてはいかがでしょうか。

大日本印刷株式会社

大日本印刷株式会社では毎年5月第2土曜日に定められた「世界フェアトレードデー」に合わせ、社員食堂でフェアトレード認証製品を使ったメニューを提供しています。社員であれば気軽に参加できる社会貢献活動として、フェアトレード認証製品の利用を行っています。

2022年には認証製品の胡麻を取り入れた「鶏の唐揚げ胡麻風味」などのメニューを開発し、合計2487食を社員に提供しました。

その他にも国際フェアトレード認証のコーヒーを社内カフェ・売店等でも販売するなどして、フェアトレード認証製品の広がりを積極的に支援しています。

LUSH 

ボディスクラブ

LUSHはボディスクラブなどのバスグッズ中心に商品を展開しています。創業以来生産者と直接取引を行っており、企業と生産者の公平な関係を築くことを理念としています。

企業に関わる人々の信頼を得るために、材料の調達及び生産をすべて現地で行い、労働者が働く環境や賃金を適正なものにすることに成功しました。

現在でもLUSHでは、ほとんどの原材料に対して、直接取引によるフェアトレードを一貫して行っています。

まとめ

フェアトレード
今回は、日本国内にあるフェアトレード企業の取り組みを紹介しました。

「持続可能な社会」の実現に向けて、日本国内のみならず世界中の組織がフェアトレードに対する意識を持つことで、より良い社会の発展につながります。そのために私たち一人ひとりがフェアトレードに対する関心をもち、商品を選ぶことが大切です。

みなさんの身近なお店でも、フェアトレード商品を扱った商品があればぜひチェックしてみてください。

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