環境保全とは|取り組み事例や企業とともに紹介します

環境保全とは|取り組み事例や企業とともに紹介します
SOCIETY

環境保全とはどのようなものなのでしょうか。

最近環境問題に関心を持った方にとっては気になるポイントだと思います。地球温暖化やフードロス、不法投棄物の蔓延など、日本だけではなく世界中で環境保全に対しての意識は高まっています

そこで、本記事では環境保全とは何か、基礎知識から取り組む意義、またメリットや事例などを詳しく紹介します。

環境保全とは

街並み

環境保全とは、環境省によると

「経済活動の影響で、環境保全上の支障となる原因になりそうな環境負荷を低減させる取り組み」

引用元:3.環境保全の定義

と定義されています。具体的に挙げられている取り組みとしては以下のとおりです。

{1}事業者等の事業活動による地球全体の温暖化又はオゾン層破壊の進行、海洋の汚染、野生生物種の減少その他の地球の全体又はその広範な部分の環境に影響を及ぼす事態に係る環境の保全のための取組

{2}公害などの環境保全上の支障のうち、事業者等の事業活動に伴って生じる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下及び悪臭によって人の健康又は生活環境に係る被害が生ずる公害の防止のための取組

{3}天然資源の使用削減、再利用、リサイクル等(水を含む)のための取組

{4}その他、事業者等の事業活動により環境に加えられる影響であって、環境保全上の支障の原因となるおそれのある環境負荷の低減のための取組

引用元:3.環境保全の定義

つまり、海洋や森林などに対する環境負荷を軽減し、持続可能な社会を作るための積極的な取り組みと言い換えることができるでしょう。

個人が環境保全に取り組む意義

人が土ののった手を差し出す

とはいえ、環境保全と一口にいっても、「たった一人が真面目に取り組んだところで意味がないのでは」と無力感を抱く人も多いのではないでしょうか。確かに規模は小さいかもしれませんが、一人ひとりが積極的に取り組み、さらに周囲にその姿を見せていくことによって、周りの人にも同じ意識が芽生える可能性も充分にあります。

「自分がやっていることは無駄なんだ」と思うのではなく、環境保全に取り組んでいる仲間をSNSなどで見つけ、一緒に楽しむような感覚で行うのが良いのではないでしょうか。

企業が環境保全に取り組むメリット

複数人で資料見る

企業が環境保全に取り組むメリットとしては2つあります。

まず1つ目は影響力の強さです。個人と企業では経済力やブランド力、信用力が違う以上、企業が率先して取り組むことによって社会に良い影響を与えやすいといえます。

2つ目はCSRの一環として扱えることです。企業の義務としてCSRが課されていることは周知の事実。そこで環境保全をCSRの活動として入れることによって、就活生からのイメージ向上など、採用力・ブランド力といった部分についてへのメリットが生まれます。

海洋環境保全

うみがめ

まずは海洋環境保全に対して、個人と企業に分けて取り組みと事例を紹介します。

個人の取り組み

個人でも取り組める海洋環境保全への取り組みとしては、海洋の環境に配慮された商品を購入することがメインとして挙げられます。また、プラスチックゴミを出さないように気を付けることで魚の誤飲も防げるため有益です。

企業の事例|アクアクララ

アクアクララは、「おいしい水から健康、ライフスタイル、環境をよりよいものに。」をモットーに、繰り返し利用できるリターナブルボトルを採用しています。また、使い終わったウォーターボトル・ボトルキャップを再資源化することも行っています。

また従業員の紙コップ・ペットボトル飲料利用の自粛を行い、マイボトル利用を推奨するなど、企業内での意識の徹底にも力を入れているようです。

詳細:アクアクララ SDGsへの取り組み

森林環境保全

上からの森

続いて、森林環境保全の取り組みと事例について紹介します。海洋環境保全と似ている点も多いですが、日常生活での参考にしてみてください。

個人の取り組み

個人での取り組みには、海洋のパートでも述べたように無駄な資源を出さないこと、また商品の原料がどこから来ているかを意識することなどが挙げられます。製品表示をよく見てみるのもいいかもしれません。また、WWFなど環境保全に取り組む団体に貢献するという考え方もあります。

企業の事例|ポッカサッポロ

「ポッカサッポロ」は、森林の保全、育成に欠かせない間伐材を含む国産材を30%以上使用した紙製飲料容器のカートカンを採用しています。国産の木材を使うことで国内の林業の発展にも寄与しているうえ、地球温暖化の防止にも繋がっています。

詳細:ポッカサッポロ 紙製飲料容器「カートカン®」

大気環境保全

空

オゾン層の破壊などは一般的な認知度は高いですが、具体的な大気環境保全への取り組みを知らない方は多いでしょう。順番に紹介します。

個人の取り組み

個人の取り組みでは、排気ガスをできるだけ減らすことが挙げられます。自動車に乗らず公共交通機関を使うようにしたり、また自動車に乗るにしてもエコカーを使うようにしたりといった工夫が考えられるでしょう。

企業の事例|住友化学

住友化学によると、「固定発生源対策の強化を通じて、ボイラー、ガスタービンなどからのばい煙排出、冷凍機からのフロン漏洩、産業廃棄物焼却による水銀排出、製造プラントからの化学物質、VOC排出、さらには建築物解体時のアスベスト飛散など各種環境負荷低減」に努めているといいます。

生産する中で発生するあらゆる化学物質に対して細かく定量的に規定を設け、従業員への浸透を徹底させることによって、大気環境保全を目指しています。

詳細:住友化学 大気環境保全

土壌環境保全

芽が出た土

最後に土壌環境保全に関してご紹介します。

個人の取り組み

個人の取り組みにおいては、直接的に出来ることは多くありません。しかし、土壌環境保全に積極的な企業を支援することによって間接的に貢献することはできます。日頃から、商品を購入する際にはどのような企業が販売しているのか、またその企業は環境保全に対してどのような取り組みをしているのかを考えると良いかもしれません。

企業の事例

明治ゴム化成では環境に配慮したゴム・樹脂製品づくりを推進し、樹脂製品のリサイクル 技術を活かした取り組みを行っています。

トップから社員まで全従業員が参加する形で行っているのが特徴で、全社的に意識の高いことも強みです。

詳細:明治ゴム化成 環境方針

まとめ

宇宙から見た土

この記事では個人と企業に分け、各種環境保全について紹介しました。

「環境保全」と聞くと、大きな団体や企業が取り組むもののように感じますが、個人でもできることはたくさんあります。

私たちにできることが小さくとも、まずは始めの一歩を踏み出してみることが肝心です。

 

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