保護犬のボランティアに参加してみよう【動物のくらしを守るために出来ること】
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近年、コロナウイルスの影響により、外に出る機会が減りました。家の中での癒しを求めて、犬や猫など様々なペットを飼う人が増えています。
大多数の方が、家族として最後まで共に過ごしている一方で、飼い主の様々な事情からペットを捨ててしまう人や、虐待をする人も増えています。
私の実家で飼っている柴犬も、元は保護犬です。保護主さんが里親を探していたところ、私の父が引き取りました。
この「里親」になるという行為も、悲しい動物を減らすためにできるボランティア活動の1つです。
今回は、保護犬のボランティアにはどのような種類があるのか、ボランティアに参加する際の注意点をご紹介していきたいと思います。
保護犬のボランティアとは
保護犬ボランティアは、殺処分される犬を減らすためのサポートを行います。
捨てられた犬や、虐待を受けた犬は動物愛護センターや保健で保護されます。しかし、保護する施設や人手には限界があります。そのため、里親が決まらなかった場合は、殺処分されてしまいます。
ボランティアの種類
今回ご紹介するのは、下記の5つのボランティアです。
- ミルクボランティア
- シェルターボランティア
- 譲渡ボランティア
- 災害時動物救護ボランティア
- 里親
ミルクボランティア
ミルクボランティアとは、一時的に保護犬を預かるボランティアです。
預かる対象は子犬や子猫など、人に慣れるのに必要な期間、実際に世話を行います。ミルクなどではなく、固形フードを食べられるようになるまでの期間が目安になります。時期にすると大体1〜2ヵ月です。
保健所に犬が帰った後、無事に受け取り手が現れた場合は、新しい飼い主さんへ引き渡されます。
シェルターボランティア
シェルターボランティアは、災害時に現地動物救護本部が設置した動物救護施設で、サポートするのが主な活動です。
運営、健康、飼養の管理を行います。ただ、一般的には健康管理に関しては、獣医の専門になるため、運営、飼養のボランティアを行うのが一般的です。
譲渡ボランティア
保護された犬や猫の新しい飼い主を探すボランティアです。
適正がある新しい飼い主を探したり、見つかれば手続きのサポートをしたり、アドバイスを行ったりします。また、譲渡会を定期的に開催します。
里親希望の方に保護犬と実際に触れあってもらい、相性の良い犬を見つけてもらうサポート役です。
災害時動物救護ボランティア
大規模な地震などが起こった時、多くの飼い主がペットを連れて避難所に避難します。
飼い主やペットにとっても、慣れない場所での生活においてストレス回避に繋がりますが、避難所にいる他の方には、動物アレルギーの方や、動物が苦手な方もいます。そのため、あらかじめ災害時に動物の救護活動を事前に応募している地域もあります。
具体的な支援内容としては、ペットの世話、清掃管理、飼い主へのアドバイス、飼い主が怪我などで飼育困難になった際の保護、支援物資の運搬などがあります。
もちろん災害時に必ずボランティアへ参加する必要はなく、あくまで身の安全や、健康面が問題なければボランティアへ参加する形になります。
里親
犬と里親の出会い方は様々です。
ネット上のWEBサイトから選んだり、譲渡会で実際に保護犬と触れ合い、相性の良い犬を選ぶ方法があります。
元の飼い主さんの事情で飼えなくなった、怪我の後が残っている都合で販売できない犬など、様々理由から保健所に連れてこられます。
引き取り手が現れなかった場合は、そのまま殺処分されてしまう保護犬は沢山います。
譲渡会の開催側としては、「新しい飼い主を見つけること」が最大のミッションです。
実際にボランティアに参加してみよう
ボランティアへの参加する方法は、住んでいる都道府県や市区町村にある募集内容に従い、電話かメールにて連絡します。下記の要件を満たしていれば面談後、登録申請や飼育場所の下見をして、完了すれば活動開始となります。
- 成人しているかどうか
- 過去に法令違反をしていないか
- 保護犬を飼養する場所があるか
ミルクボランティアの場合は、「ペットの飼育が可能な住宅に住んでいること」「終日、保護犬の世話が可能」であることを満たしていれば、書類申請後に活動を開始することが出来ます。
ボランティアに参加する際の注意点
ボランティアは、「ただ動物が好き」「試しにやってみたい」といった軽い気持ちで始めてはいけません。
ボランティア活動は、保護犬を育てたり、救助を行ってもお金を貰えるわけではありません。ミルクボランティアは、2ヶ月程度、保護犬を家族の一員として育て上げなければなりません。
命を扱うので、ルールを必ず守りましょう。
また、問題に直面した際はひとりで抱え込まず、担当の職員やメンバーに必ず相談しましょう。
まとめ
保護犬ボランティアは、真剣に保護犬を大事にしたいと考えている方向けのボランティアです。
ただ犬に癒されたいといった中途半端な気持ちで参加してしまうと、かえって迷惑になってしまいます。
動物を大事にしたいと考えている方は、命を救うボランティア活動に参加してみてください。